クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

料理

登山家たちの山メシは?~山メシ研究③

山メシ研究。 最後は有名な登山家が何を食べたか。実際にインタビューしたわけではないのでほとんど読書による知識の紹介。 ①加藤文太郎~甘納豆 「山には煮干しを持って行きます」という人に会ったことがある。新田次郎『孤高の人』にそんな下りが出てくる…

リゾッタシリーズとアルファ米~山メシ研究②

週末見たYouTubeで、さるクライマーの方がモンベルのリゾッタシリーズを絶賛していた。 相方曰くモンベルストアの店員でも人気で、山へは必ず持って行くという人も。ただ、お値段400円超と少々高い。 果たして究極の山メシと言えるのだろうか。 webshop.mont…

あなたは米派、麺派?~山メシ研究①

最近、登山のYouTube動画を見ることがある。中にはやたらと長いのがあって辟易するが、自分ならこうするかなと思いを巡らせるのは、それはそれで楽しい。 そんな中で注目してしまうのがやはり食事である。 肉を焼いたり、大鍋をつつくようなゴージャスな食事…

旅先では肉派?魚派?

会社の後輩が出雲へ旅行に行くという。 最初は「サンライズ出雲」に乗るつもりが、予約に失敗して飛行機となったらしい。1ヶ月前の10時に窓口で予約する、いわゆる「十字打ち」までしたのに取れなかったという。 それにしても、マイルを使って飛行機で行く…

旅先の夕食に必要なものは?

ここのところ旅に出て自炊することが多い。 安く上がるというのもあるけれど、コロナ禍で飲み歩くというのに気が引けるのもある。それと地元の人との交流もできないようなら、食べてすぐ寝られる方がいいというのが大きい。 そんなわけで、ここのところ旅先…

宮古島で食べたソーキを自作してみる

宮古島へ行った翌週末、自宅でソーキを自作したみた。 宮古島で食べたソーキそばについては少し前に書いた通り。あのフワフワに煮込んだ味をぜひとも再現したかったのだ。 yachanman.hatenablog.com 以前から豚の角煮などを作っていたものの、なかなか納得で…

行動食にサーターアンダギーと紫芋まんじゅう~宮古島のグルメ⑤

そろそろ違う話を書こうかと思うけど、宮古島話を最後に一つ。 登山や徒歩・自転車の旅で重要なものがある。 そんなに気張って言うほどのことではない。腹が減ると動けないのだ。 したがって、旅に出るときは万が一の非常食を持って常に歩いている。最近はナ…

ハンバーガーの伝来とA&Wの不思議~宮古島のグルメ④

宮古島に行く前に相方が面白い話を披露してくれた。 ハンバーグはモンゴル帝国によって生まれたのだという。モンゴル人がヨーロッパ遠征を行った際に馬肉を生食する「タルタルステーキ」が伝わった。それが「生食はちょっと...」ということでドイツでミン…

悶絶!ソーキそば~宮古島のグルメ③

沖縄は長寿の県として知られる。厳密には男女で差があるものの、概ね長寿として知られる。『英国一家日本を食べる』シリーズのマイケル・ブースも書くくらいだから世界に知られているのだろう。 なぜ沖縄県人が長寿か。その要因は豚食にあるとい聞いたことが…

宮古島に行ったら沖縄天ぷら?〜宮古島のグルメ①

旅行に行ったら土地のものを食べたい。 日本は土地土地で異なる食物が溢れていて、それだけで旅に彩りが加わる。昨年末に行った大分では関アジや関サバを食べたっけ。 では沖縄と言えば何だろう? 今回食べたものをちょっと自慢(?)してみたい。 ①日本蕎麦…

鉄フライパンで、いきなりステーキ

鉄製フライパンを買った。 遠藤商事という新潟県燕三条発のメーカーで、よくわからんが、洋食のプロも使うらしい。 洋食のプロも使うなら、何を料理すべきか。ステーキに決まっている。 焚火だ、焚火だ!ステーキだ! 今回は休日のステーキ実況中継を書いて…

焚火フライパンがほしい

初めて買ったアウトドア用品はIWATNI PRIMUSのガスストーブとオピネルのナイフだった。 ここでバックパックや登山靴としないところが私で、アウトドアから思考は食に直行している。食うことこそ生きることと言えばカッコいいが、要は食いしん坊なのだ。 そん…

高知で飲む日本酒は?

現実逃避の旅行話の続き。 ここのところの旅行ではご当地の日本酒を飲むことが多い。先日の大分では「西の関」という萱島酒造の日本酒を頂戴した。 日本酒のいいところは、おちょこで飲むと飲み過ぎない(私の場合)土地土地で味が違う、などがあり、旅の一…

高知に行ったら何食べよ?

来月マラソン大会に出る予定なのに全然練習ができていない。日曜にようやく2時間半ほど走ったら、シャリばてになってしまい、本番への不安が高まるばかり。 そんなわけで、とりあえずマラソンへの不安には蓋をして、大会の舞台となる高知で何を食べるか考え…

なんとなく全国寿司コレクション

どうも忙しくて困っている。来月はマラソン大会もあるし、痛めた足も治らないし、雪山も行きたいし、それでいて帰宅時刻は遅いしでどうしようという感じだ。 こういう時は旅行の計画を立てるか過去の旅行を振り返るのが最近のストレス解消法になっている。 …

そういや忘れていた海鮮丼~大分、温泉と登山の旅⑤

旅と言えば食。 そういえば、大分、温泉と登山の旅②に「海鮮丼」と謳ったのに海鮮丼に触れるのをすっかり忘れていた。ついでなので大分での食について追記しておきたい。 1日目、別府に着いた時は昼飯時で、とりあえずGoogle先生に尋ねてみた。検索の結果、…

山の名を冠した日本酒の味

忘年会シーズンである。 まあ去年から忘年会がなくてホッとしているのは私だけではないだろう。「〇〇部長にお酌をせねば!」とビール瓶を持ってソソっとすり寄ったり、「△△専務の飲み物が残り少ない!」と注文に走ったり。 日本の宴会というのは「年忘れの…

富士山を巡る自転車旅⑤~朝霧高原の鹿肉ソーセージと三島の海鮮

富士山の周囲を巡る2泊3日の自転車旅は山梨県の大月から静岡県の三島で終結した。適当に行ったつもりだが、結構お勧めである。 自転車旅は登山と比べて、飯が美味い、暖かい、移動距離が長いところがいい。買い物が自由なので酒も調達できる。 そんな自由…

ペットボトルでピザを作ってみた

登山の話は一旦中断して日常の話。 週末に相方がペットボトル・ピザをしようと言った。聞けばペットボトルでピザ生地を捏ねて作るらしい。 どういうことだろう? 簡単に説明すると、オリーブオイル、強力粉、イースト菌、塩、砂糖にお湯。これらをペットボト…

福島の蕎麦 vs ラーメン対決

先日の小野川湖キャンプに行く際、車を持たないわれわれは午前7時に最寄駅から数駅のところでピックアップしてもらった。キャンプ場のある猪苗代湖までは5時間ほどで、高速のインターを下りるとすでに正午前。 福島まで行って何を食べるか。それが問題だっ…

ニトリ・スキレットの実力は?

晴れた日曜日、秋キャンプの準備にアウトドアショップに向かった。今回のキャンプは友人夫婦に車を出してもらう。いつもの質素倹約キャンプを脱してラグジュアリーを決め込むには2、3必要なものがあったのだ。 大目的はマット。今年、EXPEDのエアマットが…

小淵沢に行った帰りは「元気甲斐」

八ヶ岳・権現岳からの帰りは再び小淵沢駅に下りてきた。 小淵沢駅は小梅線の始発駅にあたり、かつては賑わったそうだが、今その面影はない。ただ、最近リニューアルされたらしく、改札は2階になり1階には小綺麗になった土産物屋があった。 さて、小淵沢駅…

駅弁は北海道に限る

今年の北海道の乗物はこんな具合だった。旭川空港から旭岳ロープウェーをタクシー、層雲峡から上川をバス、上川から北見を電車、北見から網走を電車、網走からウトロをバス、ウトロかたカムイワッカをバス、羅臼から釧路をバスと目まぐるしく移動した。 移動…

北海道土産には鮭児より「時しらず」

昨年も北海道を利尻・礼文・小樽と回ったが、大した土産を買わなかった。せいぜい自宅用に風鈴を買ったくらいだ。 小樽では駅からほど近い三角市場でいろいろ眺めたものの、丼を食べるにとどまっている。どうも旅先のものを持ち帰りたいという執着がわれわれ…

北海道の回転寿司の実力~北海道を巡る食旅⑥

北海道の実力で未だ試せてないものがある。「寿司」である。 寿司、まあ標準的にイメージするのは江戸前寿司で、酢飯に生の刺身を載せたもの。もともとは気の短い江戸っ子がそのままネタを載せただけのものを食べてしまったのが始まりで、本来の寿司は発酵食…

ニシンとハッカクの味~北海道を巡る食旅⑤

北海道には鰊御殿というものがあるらしい。もともとは積丹の方にあり、現在は小樽に移築されているそうだ。明治、大正とニシンの豊漁によって財を成し、それによって北海道に立派な家を建てた人々は多いという。ニシンは食うだけでなく肥料にしたという。 知…

網走監獄の味〜北海道を巡る食旅③

ウトロの知床丼について書いたけど、一つ遡って網走の話。 網走と言えば何か。相方に言わせれば寅さんなんだそうだが、私にとっては網走監獄である。最北の寂しげな景色、冬の凍える寒さ。過酷な環境で次々倒れる囚人たちという画が思い浮かぶ。 実際はどう…

北見は焼肉の街〜北海道を巡る食旅①

休み明けに出社すると 「ずいぶん長い休みだったけど、どこか行ってきたの?」 と訊かれる。今年はコロナでどこも行っていないという人がどうも多いようでなんとも返事に困るのだが、嘘を言っても仕方がないので「北海道に」とだけ簡単に答えている。すると…

家庭菜園の行く先は・・・

今、我が家にはプランターが4つもある。これは私ではなく相方の仕業で、我が家のわずかな屋外であるベランダの隅に置かれている。あまりマイホームとか、定住生活に興味のない我々だが、野菜を取って食べるのには興味がある。私は食べられない花とかには興…

ビールのおいしいシチュエーションについて

緊急事態宣言、蔓延防止措置。去年はひたすらに自粛ムードだったのが、1年を経て耐えられなくなったのだろう。今日も電車は満員だった。 今年のコロナ対策はひたすら飲酒に向かった感がある。コロナに対する人々の恐怖心が薄れ、官の言うことを聞かなくなっ…