クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

旅行

旅の特急列車を比較してみる

先日、関西へ帰省した時に近鉄特急ひのとりに乗った。 電車オタクではないので、高速バスでもよかったのだが、母の友人が「ひのとり、ええよ。ひのとり、ええよ」とひのとり信者になっているようでぜひとも乗って帰れという。 そこまで言うのならということ…

年末に法隆寺と中宮寺へ行ってきた

年末は実家への帰省かたがた法隆寺に行ってきた。 いつもは山・旅がセットになっている中で今回は車で行ってぶらぶら。のんびり観光なのである。 法隆寺の伽藍 法隆寺は飛鳥時代、聖徳太子の建立とされる。 今までなんとも思わなかったが、当時の政治の中心…

そういや忘れていた海鮮丼~大分、温泉と登山の旅⑤

旅と言えば食。 そういえば、大分、温泉と登山の旅②に「海鮮丼」と謳ったのに海鮮丼に触れるのをすっかり忘れていた。ついでなので大分での食について追記しておきたい。 1日目、別府に着いた時は昼飯時で、とりあえずGoogle先生に尋ねてみた。検索の結果、…

杵築城と城下町~大分、温泉と登山の旅④

新年を迎えたのにまだクリスマス頃の話が終わらない。ただ、せっかくなので大分旅行の最後に行った杵築のことを書きたい。 旅の目標だった由布岳を下り、竹瓦温泉に浸かり、「まあ今回はこんなもんか」と私は思っていた。しかし、相方は最終日に国東半島に行…

由布岳の雪~大分、温泉と登山の旅③

なかなか 登山の話にいけない。 そもそも当初の目的は九重山に登り、坊ガツルでテント泊と山の温泉に入るのが目的だった。 ところがタイミングよくというか悪くとんでもない寒波が来るらしい。そこで妥協案として持ち出したのが別府温泉に浸かり、由布岳に登…

別府と海鮮と海地獄と~大分、温泉と登山の旅②

今回はのんびり観光がメインのつもりなので、ぼちぼち、のんびり書いていきたい。 私の別府に対する印象は、幼稚な話になるが、「ゴジラ vs スペースゴジラ」くらい。作中に別府が出てきた。どうも城があった気がしたので調べてみたら、同映画では鹿児島から…

湯の極楽と地獄めぐり〜大分、温泉と登山の旅①

大分へ行って来た。人生初の大分である。 羽田空港8時発、10時に大分空港へ。 大分空港は大分市や別府市の北、国東市にある。空港は鉄道駅と違って少ない。大分県内だから大分空港と命名されているが、地図を見ると国東半島の付け根くらいに所在しており、…

行ったことない県、行ったはずの県

暇つぶしに、日本全国を白地図でプリントアウトして、行ったことのある都道府県を塗りつぶすということをやったことがある。これが複数人でやると結構面白い。 私が行ったことがないのは、島根県、大分県、沖縄県。 行ったかどうか怪しいのは秋田県、新潟県…

大分の歴史・温泉旅を画策中

今年の振り返りをしつつも、今年はまだ終わっていない。年末年始の休み前に旅行をしようと思っている。 さて、どこに行こうか。 これから東北以北に行くのは難しい。公共交通機関がグンと減るのだ。ほぼペーパードライバーな上に凍結の恐れもある。 そんなわ…

旅と登山と酒と~2021年を振り返る

今年も12月となってしまった。 子どもの頃、大人が「早いなあ、早いなあ」と呟いていて不思議に思ったものだったが、今はそう言ってしまう立場になっている。原因は時間に対する「体感」もあるだろう。しかし、それ以上に記憶が弱っているような気もする。 …

富士山を巡る自転車旅⑤~朝霧高原の鹿肉ソーセージと三島の海鮮

富士山の周囲を巡る2泊3日の自転車旅は山梨県の大月から静岡県の三島で終結した。適当に行ったつもりだが、結構お勧めである。 自転車旅は登山と比べて、飯が美味い、暖かい、移動距離が長いところがいい。買い物が自由なので酒も調達できる。 そんな自由…

富士山を巡る自転車旅③〜本栖湖から三島へ

本栖湖を出た時には8時になっていた。 朝寝坊できるところが登山と違う。暗闇を走るのは危険だということを言い訳にのんびり支度ができる。 本栖湖から国道を富士宮方面に向かう。天気は曇り。 ここから海に面する富士宮まではほとんど下りだ。気持ちよく快…

富士山を巡る自転車旅②〜本栖湖キャンプ場

自転車旅はキャンプに限る。問題は荷物が増えることと、登山の時に比べて軽量化に対して杜撰になること。自転車旅で行けるキャンプ場は必然的にオートキャンパーと重なるので、ちょっと豪華にしたくなるのだ。 最低限のハズだったキャンプ装備 夕暮れまでに…

富士山を巡る自転車旅①〜大月から本栖湖キャンプ

相方が自転車を買ったので自転車旅行をしようとなった。 行くのは沖縄!としたかったが、時間的に間に合わないので近場にした。B-PALで石田ゆうすけさんが紹介していた記事を参考に富士山の周囲を巡るコースを設定した。大月駅から河口湖に出て静岡側に出る…

ちいさい秋を見つけに行こう

井の頭公園の池に童謡「ちいさい秋みつけた」の石碑がある。まだ一部しか染まってないが、確実に秋は近づいている。 山の紅葉は終わってしまったので、麓の紅葉。京都に行こうか、山梨周辺がいいか迷っている。 こちらは多摩湖の紅葉 紅葉狩りの歴史は奈良、…

都道府県魅力度ランキングの下位の魅力を探る②

45位 埼玉県 二子山 池袋演芸場で三遊亭円丈の「悲しみは埼玉に向けて」を聞いたことがある。田舎出身者からすれば埼玉だって十分都会なのだが、東京に憧れながら都内に住めないという哀愁が埼玉なのだそうだ。 そうは言っても埼玉には魅力的なところがいっ…

都道府県魅力度ランキングの下位の魅力を探る①

今年も都道府県魅力度ランキングが出ていた。ネットニュースで最下位の茨城県知事が反論とか出ていたので改めて覗いてみる。 上位は、北海道、京都、沖縄。下位は下から茨城、佐賀、埼玉。 こうして見ると上位は旅行先である。楽しい旅行なのだから魅力度が…

死ぬまでに行きたい日本の絶景ポイント三選

そろそろ紅葉のシーズンになる。ついこの間キャンプに行ったばかりだろうと言われそうだが、どこかに行きたい。 キャンプへ一緒に行った友人夫婦は毎週どこかの山やら沢へと繰り出し、今度は釣りをしたいという。何だか生き急いでいるようでもある。しかし、…

福島の蕎麦 vs ラーメン対決

先日の小野川湖キャンプに行く際、車を持たないわれわれは午前7時に最寄駅から数駅のところでピックアップしてもらった。キャンプ場のある猪苗代湖までは5時間ほどで、高速のインターを下りるとすでに正午前。 福島まで行って何を食べるか。それが問題だっ…

死ぬまでに行くべき日本の絶景三選③

秘境というところがあれば行ってみたい。 日本国内なら北アルプス・雲ノ平なんかはそう言われる。確かに薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳に囲まれた中に湖沼の浮かぶ大地は秘境感たっぷりである。 秘境・雲ノ平 大杉谷を絶景として取り上げたが、黒部峡谷…

死ぬまでに行くべき日本の絶景三選②

昔から三選というのが多い気がする。 平安時代の三筆、三蹟、寛政の三奇人、オリンピックのメダルも3つまで。なぜ3つとなるかはわからないけど、おそらく覚えるのに都合がいいからだろう。これが権力がらみの話となると、ローマの五賢帝、京都・鎌倉の五山…

死ぬまでに行くべき日本の絶景三選①

コロナ禍と言われて週末を家で過ごす人が増えたそうだ。週末は嵐とかでもなければほぼ出かける私には信じられない話で、家に籠って何をするのか想像もつかない。 コロナが怖くても行きたいところがあれば行っておいた方がいいというのが持論である。感染を広…

小淵沢に行った帰りは「元気甲斐」

八ヶ岳・権現岳からの帰りは再び小淵沢駅に下りてきた。 小淵沢駅は小梅線の始発駅にあたり、かつては賑わったそうだが、今その面影はない。ただ、最近リニューアルされたらしく、改札は2階になり1階には小綺麗になった土産物屋があった。 さて、小淵沢駅…

北海道で安い宿を探す方法

昨年、今年と北海道を長期間旅行した。実に11日あまり。では今回かかった費用はどのくらいかというと1人12万円くらいである。 内訳は飛行機代5万円、電車代1万円、バス・タクシー代2万円、ホテル代1万5000円、食事代1万5000円、土産物1万円。ほとんどが移動…

駅弁は北海道に限る

今年の北海道の乗物はこんな具合だった。旭川空港から旭岳ロープウェーをタクシー、層雲峡から上川をバス、上川から北見を電車、北見から網走を電車、網走からウトロをバス、ウトロかたカムイワッカをバス、羅臼から釧路をバスと目まぐるしく移動した。 移動…

北海道土産には鮭児より「時しらず」

昨年も北海道を利尻・礼文・小樽と回ったが、大した土産を買わなかった。せいぜい自宅用に風鈴を買ったくらいだ。 小樽では駅からほど近い三角市場でいろいろ眺めたものの、丼を食べるにとどまっている。どうも旅先のものを持ち帰りたいという執着がわれわれ…

北海道で手に入るオリジナル・ナルゲンボトル

昨年、買おうか迷ったものがある。それは利尻限定のナルゲンボトルで確か2000円くらい。相方に訊いたらそんなにしないと言い張っていたが、ネットで見たら税込2200円なので間違いなかった。結局相方が利尻のゆ~にキャンプ場で即買いしていた。 利尻山を幾何…

北海道の回転寿司の実力~北海道を巡る食旅⑥

北海道の実力で未だ試せてないものがある。「寿司」である。 寿司、まあ標準的にイメージするのは江戸前寿司で、酢飯に生の刺身を載せたもの。もともとは気の短い江戸っ子がそのままネタを載せただけのものを食べてしまったのが始まりで、本来の寿司は発酵食…

ニシンとハッカクの味~北海道を巡る食旅⑤

北海道には鰊御殿というものがあるらしい。もともとは積丹の方にあり、現在は小樽に移築されているそうだ。明治、大正とニシンの豊漁によって財を成し、それによって北海道に立派な家を建てた人々は多いという。ニシンは食うだけでなく肥料にしたという。 知…

網走監獄の味〜北海道を巡る食旅③

ウトロの知床丼について書いたけど、一つ遡って網走の話。 網走と言えば何か。相方に言わせれば寅さんなんだそうだが、私にとっては網走監獄である。最北の寂しげな景色、冬の凍える寒さ。過酷な環境で次々倒れる囚人たちという画が思い浮かぶ。 実際はどう…