クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

雑文

思い描いた大人になった?

たまにはお題に乗ってみよう。 先日、金曜日に同期入社で飲み会をした。最近は休日出勤当たり前。半死半生で仕事に埋没しているので、珍しく明るい時間に会社を出ることとなった。 集まったのは男3人、女1人。みんなアラフォーになっている。 「Mちゃん、…

輝ける経歴とは

ここのところ他人の経歴をポチポチ打つことが多い。困るのがその肩書が「スゲー」のか「大したことない」のかさっぱりわからないことだ。 会社に入った頃、専務と常務はどっちが偉いのかよくわからなかった。ついでに次長と課長もどっちがどっちかわからなか…

最近の新卒社会人のライフプラン

会社からの帰りの電車で隣の2人の女性の声が耳に入って来た。いわゆる女子トークというやつである。 聞くつもりはないのだが、声が大きいのでどうしても耳に入って来る。 「やっぱり働くなら東京だよね。仕事も一度辞めてもいろいろあるし」 その通りだ。な…

憧れる人を見つけるということ

会社の後輩が4月で退職した。 いわゆる円満退職というやつで、きっちりと最後まで仕事をし、転職先も決めての退職だった。キャリアアップのための転職ということらしい。 キャリアアップのための転職というのは憧れる。なんだか、どこででも生きてゆけそう…

学校では何を教えるべきか

相方はここ10年ほど教育業界で働いている。 とはいえ、最初からこの業界に入りたいと思っていたわけでもなく、教育大学を出たわけでもない。ある突然「今日から教わる〇〇先生です」と勝手に子どもに紹介されてしまったのが始まりというから凄い。 「ひょん…

仕事のできるクズか、人柄の良い無能か

過激なタイトルを付けてしまった。内容はマイルドにしようと思うので、ご安心を。 相方の友人がよく 「私は、一緒に仕事をするなら、性格はクズでも仕事さえやってくれたらいい」 と言っている。要は仕事上の付き合いだけなら、仕事だけできればいいわけで、…

ディズニーランドとディズニーワールドの違い

ディズニーランド40周年という記事を見て「うひゃー!」と思ってしまった。 自分がそれくらい年を取ったことを知ったからで、ディズニーランドにそれほど思い入れはない。ただ、アメリカ滞在時に行ったフロリダのディズニーワールドはよく覚えている。 フロ…

方言と感情の表現

相方が新任の挨拶でいきなり「方言で挨拶を」と振られたという。 職業柄、挨拶は慣れているようだが、いきなりは困ったようで、「クイズでもいいですか?」と訊き返したという。 そして 「『机ツってくださぁい』さてどういう意味でしょう?」 と出題したと…

憂鬱の春か、陽気の春か

ここのところ春は新しい季節の始まりというより、前の期の終わりという意味合いが強い。これは決算やらの業務に携わること8年くらいになるからだ。 花が咲いて、花粉も次第に収まって、気温も高くなると、気分が本来華やぐところだが、なかなか出かけられな…

文系の意味、文学部の意味

週末は休日出勤をして文章を考えていた。もちろん仕事用の文章であり、お気楽に書いている本ブログやはたまた文学的なものではない。 自慢じゃないが私は文学部出身だ。 文学部というのは困った学部で、社会人になってわかるのが、何もできない学問だという…

情報化社会と森内九段の慧眼

将棋の名人戦が始まった。 今回はもちろん藤井竜王が七冠を達成するかに注目が集まっている。というか藤井竜王は番勝負で1度も負けていない。 どうやら初日はゆっくりとしたペースで進行した模様。先例のあるところではパタパタと進む最近の傾向とは違うよ…

5月病になる前に

4月になって電車が急に混むようになった。 昔から謎なのだが、これが5月になると収まってくる。4月は張り切って出勤、通学していて、5月病になって行かなくなる人が増えるからだという説明を聞く。 そんなものなのだろうか。少々釈然としない。 4月にな…

年齢の壁が起きる時

家のドアポストに入っていた市の広報誌に「職員募集」というのがあってしげしげと見てしまった。 募集要項に「昭和58年4月1日~平成19年3月31日生まれの方」とある。和暦なのでわかりにくいが、39歳までということになる。 いくつになっても自分の能力を諦め…

野武士集団と仲良し集団

今週のニュースを総括するとWBCの話題に終始することになりそうだ。 私はというと1試合もまともに見ていないので何とも言い難いのだが、快挙達成後の報道を見るのは面白い。もちろんネガティブな要素はほとんどいなく、選手への称賛が主となっている。 サッ…

万能選手と器用貧乏

久しぶりに休日出勤をした。 出勤したのはもちろん平日では業務が間に合わないからだ。なぜ間に合わないかというと私の処理能力と業務量のバランスということになるだろう。 それでは、なぜ処理能力を上回る業務量になるかというと、当事者たる私としても一…

箸より重いものを持つ生活

このところ夜は公園で懸垂や腹筋運動をしている。 先月まではマラソンに備えてひたすら走っていたので、上半身が弱り気味だ。特に腕力がない。 考えてみると日常生活で重い物を持つことが限りなく減っている。先週末に10kgの米を買って帰ったくらいだ。 文字…

年を取ったと言われないために

後輩から痔になったと告げられた。彼は183cmの偉丈夫。当然私から見れば若いので、最近老化話を複雑な気持ちで聞いている。 少し前はぎっくり腰になったと言っていた。痛いのは他人事であるものの、老化は他人事ではない。 「いずれは私も...」と考えると…

父へのプレゼントと日本の贈り物文化

今年、父が仕事を辞めるという。これまで53年ほど働いてきたのだから、何かプレゼントをと思っている。ただ、困ったことに私は他人にプレゼントを贈るのが苦手なのだ。 その点、プレゼントを選ぶのが好きという人がいる。特に女性に多い。 「こんなものは喜…

英語独学のススメ

春になるしそろそろ新しいことをしようかなと考えている。 まずは勉強。日々の仕事も勉強みたいなものだけど、それでは面白くない。 最近、何かと調べ物をすると、英語サイトの方が充実していることが多い。これをもっとスラスラ読めたらいいのに、というこ…

「若者の〇〇離れ」と少子化の進行

「若者の恋愛離れ」という言葉には気を付けろというネット記事があった。 要旨は「若者の恋愛離れということ自体は30年も前にマスコミが記事にしており、特に実態が変わっていると思えない。問題はそれを理由にして少子化対策を怠っていたことをごまかしてい…

都会の雪と子ども心

東京は今年初の雪になりそうだ。 子どもの頃は、冬なんだから雪くらい降ってほしいと思っていたが、大人になり、都会に来ると大雪は面倒だ。 まず電車の本数が減ったりする。すると1台あたりに乗る人が増えて大混雑が起き、電車が遅れてさらに大混雑という…

老後の趣味はいくつ必要?

正月に実家へ帰ったら、父親が今年で仕事を辞めるという。 もう立派な高齢者だし、引退と言ってもバチはあたらないだろう。しかし、ここ何十年も仕事人間をやっていただけに次は何をするのだろうか? 相方の父親は一足先に引退して、今は大学生だ。元々は弁…

読む力と書く力を付けるには

最近、いやここ数年他人の分の校正ばかりしている。 別に編集者ではないのだけど、「オイオイ!」と言いたくなるのを見つける度に修正する必要が出てしまうのだ。こういう時に文学部出身などとあげつらわれるので困る。 子どもの読解力低下という話が何年も…

人生最後はどこに住みたい?

東京一極集中が進んでいるらしい。 私は関西の大都市から少し離れた地方都市出身。社会科の教科書には東京の過密をさんざん書いていた。それを見ながら「東京なんかに住みたくないもんだ」と思っていたら、25年近く経ってから自分が住むことになって正直驚い…

お受験と大学の実力

正月、初詣に行った実家近くの神社に絵馬が飾ってあった。 個人情報云々とうるさい中で、絵馬は数少ないプライベートな願いが公表されている媒体である。正月に行くと多いのはやはり合格祈願。「東大一直線」と漫画のタイトル通りのものや「京大合格」という…

年齢と将棋のスタイルと生き方

最近めっきりやらなくなったが、登山やランニングの他に将棋が好きだったりする。ただ、周囲に話をする相手もいないので、ブログにでも書いてみようと思う。 現在、王将戦で藤井聡太王将に羽生善治九段が挑戦している。20歳の王将に52歳の挑戦者ということで…

自分ファーストの生き方

日曜は相方の友人が来た。 40代、女性、独身という人だが、年齢不詳な雰囲気で30代前半くらいに見える。何より話しっぷりがちゃきちゃきしていて、非常に気持ちのいい人だ。 彼女曰く「別に結婚できないんじゃなくて、あえて結婚してない」のだという。独り…

大雪で休みになったなら

来週、大きな寒波が来るらしい。 思い返すに小学生くらいの頃は寒いのが嬉しかった。寒いと雪が降ることがあり、大雪になれば休校なのだ。台風と違って休校の可能性は低いとはいえ、雪の休校は嬉しい。台風と違って外出もできるし、雪合戦も雪だるまもできる…

誕生日とクリスマスに何もらう?

もうすぐクリスマスだ。だからといってそんなにココロオドルわけではない。 先日、「誕生日プレゼント」というわけで相方から白樺のカップをもらった。「クリスマスプレゼント何がいい?」と訊かれたものの、誕生日プレゼントをもらったばかりで物欲がそんな…

もしも「偉く」なったら

数年前に辛坊治郎のラジオ番組に安倍晋三総理大臣(当時)が生出演したのを聞いたことがある。 辛坊治郎が 「偉い人というのは肩書がころころ変わるので、私は”さん”付けで呼ぶことにしているんです。今から”安部さん”とお呼びしていいですか?」 と冒頭に話…