毎日お寒うございます。
毎年言っているようで今年は特に寒い。窓が開いているからである。正確にはオフィスビルの通気口が常時開いていて、冷たい外気が足元をくぐり、身体を芯から冷やしてくれている。
コロナ対策のため、らしい。
人気のないオフィスでも開け放っているのだから意味がわかりかねるが、とにかく「対策」なので仕方がない。「対策」を怠ると、後からどんな批判を受けるかわからない。
「寒い寒い」と家に帰って騒いでいたら相方がユニクロでヒートテックを買ってきてくれた。
ヒートテックを着るのはかなり久々だ。
当初は雪山で使っていた。綿と化繊の混紡なので、汗をかくと死ぬほど寒かった。ただ、それしか知らなかったので我慢をして着ていた。1000mくらいの日帰りならなんとかなる。綿は濡れると乾きにくい。これは今や登山者の常識なのだが、ヒートテックを着ると改めて実感できる。
おまけにヒートテックの売りは身体から出る水分を熱に変えること。汗をかくのは暑いからなのに、余計に暑くしてくれる。そしてそのまま放置すると汗冷えする。
薦めているのかけなしているのかわからない文になっているが、山では薦めないということだ。
いよいよ2000mくらいの雪山に登るようになってから、下着の改善を始め、買ったのがこれ。
モンベルのメリノウールシャツ。
チクチクしない肌触りのよいウールシャツで、なかなかよろしい。金額はヒートテックの5倍以上するけど、山では命にかかわるので仕方ない。
写真のシャツもかなりヨレてしまった。ヨレた山道具を駆使してこの冬を乗り切ろうかと思っていたのだが、山の冬用ウェアはどれも色が濃いという問題が。
寒い室内や電車内でヒートテックはちょうどよい。
運動するわけではないので、汗をかくこともない。身体から発する適度な水蒸気で暖かくなる。おまけに登山用品メーカーより格段に安い。
今年は在宅勤務で部屋着としてユニクロが売れたらしい。
この冬も寒いオフィスや電車対策でヒートテックがバカ売れする(というかもうしている)と予想している。