日帰りで奥多摩・川苔山に行ってきた。これはなかなか面白いコースだったのでまた記事を書きたい。
ここ数週間、朝は7時前から夜は9時くらいまで働く日々が続いていて、心底疲れていた。この疲れというのが曲者で、座り仕事なので身体は全く疲れていない。そのくせ頭はぐったりとしていて、身体を動かすのも億劫になっている。
眠る時間を多少伸ばせば楽にはなるが、疲れが取れたという感じはしない。常にココロに薄膜がかかっているかのようなのだ。
久しぶりに山に行くと、身体がどっと疲れた。
川苔山はわずか1368mで低山と言って差し支えないくらいなのだが、身体の方が山慣れしていないらしい。
ただ、稜線で鳥の囀りを聞き、濃い緑の匂いを吸うと心の方が蘇る気がした。
将棋の先崎学九段は『うつ病九段』の中で、「うつ」になった際、精神科医である兄から「とにかく歩け。散歩しろ」と言われたらしい。
新緑の中を歩いているとそれがよくわかった。