日曜は朝からジョギングをして、図書館で本を借り、あとはボーっとしていた。
1日無駄にしたようで罪悪感を感じるところだ。ただ少々体調が良くない。ジョギングするくらいだから、明確に不調があるわけではないのだが、どうもよろしくない。
調子がおかしいので、図書館から帰って昼食を取ってから昼寝をした。
先週は2日休んだので、祝日ということを考慮しなければ普通だ。これで体調がおかしいというのでは、週に5日間働く段階で働きすぎなんではないかと思えてくる。
浪人時代、朝8時くらいから勉強を始めて夕方5時くらいになると集中力がほぼなくなっていた。18歳当時でそれだから、年を取って8時間も集中し続けるのは絶対に無理。つまり、8時間の勤務時間のうち何割かは確実にサボっていることになる。
一時、シエスタ制度を導入するという会社が出たというので驚いたことがある。会社公認の昼寝タイム。8時間働いているフリをして、そのうち何割かサボられるくらいなら最初から織り込んでしまえということのようだ。
なるほど、昼寝で少し頭を休めた方がその後の効率が良い。
実に合理的な制度のようにも思えるのだが、その後普及したとは聞かない。勤勉を旨とする国において昼寝は怠惰の象徴なのだろう。「徹夜自慢」は聞いても「昼寝自慢」は聞かない。
椎名誠『岳物語』に登場する岳少年は、寝るとなると徹底的に寝て、遊びに行くとなるとシャキッと起きる。自分の価値を置くことに最大限のエネルギーを投入するというわかりやすい価値観を持っている。
そういう生き方をしたいところだが、なかなか難しいのである。
そうこうしていたら、日曜は昼寝したのに、月曜からバタバタして今は眠い。
今の率直な気分は「昼寝がしたい」なのだ。