前にフィル・ナイト『SHOE DOG』を読んだ。言わずと知れたNIKEの創業者だが、日本とこれほど縁深い人物とは知らなかった。
フィル・ナイトの創業物語はオニツカタイガーの販売から始まり、同社との反目と日商岩井の支援など、日本人との関係が全てのキーになっている。この本には書かれていないけど、大前研一さんが後に社外取締役となっており、タイガー・ウッズとの大型契約には取締役のほとんどが反対したと語っている。

それはともかく。
今ランニング界を一世を風靡しているのはNIKEの生み出したVapor Flyという厚底シューズによるところが大きい。
これは底が厚いだけでなく、カーボンプレートで走りを推進するらしく、そこそこの走力がないといけないらしい。ここで問題になるのは「そこそこの走力」というもので、フルマラソンを2時間台で走る人なら問題ない。3時間前後でもかなりのものだ。
いろいろ見るとサブ3.5の走力ならカーボンプレート入りの厚底でもいいらしい。

しかし、私の走力は3時間半クラス。速い方ではあるものの「そこそこ」に該当するのか微妙なラインである。
何より問題なのが、私の場合、前半は1時間30分くらいで入ってしまい、後半は2時間弱かかるという点。前半の1時間半は自分で言うのもナンだが、飛ぶように走っている。それが、後半に入るとヨレて止まらないことで精一杯という状況。
前半はカーボンプレート入りの推進力を存分に活かせる。ただ、後半はよりぎこちない走りを助長しそう。場合によっては故障の原因となるかも。
だったら平均化して走ればいいだろうという声もあるのだが、前半は体力があるうちに距離を稼ぎたくなるという焦り、というか学習能力のなさがシューズ選びの中での一番の悩みの種なのである。