クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『鬼滅』で話題の雲取山に登る①

『鬼滅の刃』で話題の雲取山に行ってきた。 と言っても全く読んだことはないし、どういうストーリーなのかも知らない。相方にあらすじを聞きつつ登ることとした。 登山口の鴨沢でバスを降りると鬼滅の雰囲気を意識した幟が立っている。 『鬼滅』は雲取山から…

ビジネス文書の文体を探る

ここのところ日々、文章を考える仕事をしている。 そう書くと編集者か文筆家みたいだが、そういうわけではない。ただの業務用ビジネス文なので、無味無臭、乾燥冷凍のような文を作っては消しをしている。 面倒なところは語彙に制限があって、少々の難読用語…

週休3日の社会になったら

今週は日曜に出勤したので1週間が長い。ここのところキッチリ週末を休んでいたので、稼働日が1日増えると調子を崩してしまう。木曜にはもう週末間近の気分になっている。 考えてみれば昔は月曜日から金曜日までフルタイム、土曜日だけ半ドンだった。 かつ…

軽量焚き火台を探す

焚火がしたい。 唐突になんだと思われるかもしれない。ただ、なんとなく火を眺めつつ本でも読みたいなあと思ったりしている。 ところが昨今は焚き火台を使用した場合のみ焚火可というキャンプ場が多い。わが家のようなマイカーなし家庭には1kgを超えるような…

あなたは何世代?

最近「Z世代」という言葉をよく目にする。正直な感想を言うと「カッコよくていいなぁ」である。 生年は明かさないけど、私にははっきりと属する「〇〇世代」という言葉はない。学校週休2日制も経験していないので「ゆとり世代」にも該当しないし、「就職氷…

再びの下山後トラブル~奥穂高岳・ジャンダルム・西穂高岳縦走⑤

先週の記事の続き。 そんなわけで奥穂高岳から西穂高岳まで無事到着できましたとさ。めでたしめでたし。 そんな気分でいた私だったが、案外そうでもなかった。今回はそのことについて書きたい。 西穂高岳から西穂山荘までも結構急な坂が続いている。それはそ…

ジャンダルムから西穂高岳へ~奥穂高岳・ジャンダルム・西穂高岳縦走④

ジャンダルムに登った。 しかし、奥穂高岳から行くとこれはまだ全体の4分の1にも満たない。ここからさらに岩岩岩の連続なのだ。 ジャンダルムからの下りは険しいスラブ状の岩だ。 スラブとは滑り台のような傾斜を指す。特に穂高岳周辺は脆く、瓦のような形…

奥穂高岳からジャンダルムへ~奥穂高岳・ジャンダルム・西穂高岳縦走③

それでは、いよいよ今回の真打、奥穂高岳・ジャンダルムへと行こう。 2日目は4時起床。なんやかんやして5時過ぎに穂高岳山荘を出発した。空気が乾燥していたからか、テントに結露が見られなかった。奇跡。 穂高岳山荘から岩場、はしごを直登する。 気温が…

穂高岳山荘のテント泊~奥穂高岳・ジャンダルム・西穂高岳縦走②

「早く奥穂高から西穂高先へ行け」という声が聞こえてきそうだ。ただ、実際に行っても、ブログに書いてもあっという間なので、少しずつ引っ張るのである。 涸沢からザイテングラードを上がって穂高岳山荘に着いたのは1時過ぎ。もう汗だく。こんなに暑いとは…

涸沢の紅葉~奥穂高岳・ジャンダルム・西穂高岳縦走①

木曜日夜10時25分発の上高地行きのバスに乗り込んだ。なぜ金曜に有休を取るかと言えば、バスの予約の問題である。金曜の夜発はかなり前から確保しなくてはならない。 それはともかくバスは定刻に動き出し、談合坂・諏訪湖でトイレ休憩を取って5時過ぎ、薄暗…

奥穂高岳・ジャンダルム・西穂高岳縦走⓪

「登山の原点能力は体力」とか偉そーなことを書いておいて最近はめっきり体力に自信がなくなっている。そんなんじゃダメなので発作的に有休を取って上高地行きの高速バスを予約した。 今年の週末は天気になかなか恵まれない。10月なんかは三連休が2回もあっ…

登山の原点能力とは

ここのところ比較的軽い登山しかしていなかった。 夏の雲ノ平山行は本来3日で通り抜けられるところを6日もかけたし、先月の岩手山登山も縦走には失敗。厳しいことは全くしていない。 では、厳しい登山にも耐えられる原点能力とは何だろう? 「原点能力」と…

ビジネスにおけるリーダーシップと登山

この間、上司から「どんな管理職を目指す?」と訊かれて思わず返事に窮してしまった。窮してはいけないのだろうが、どう答えていいかわからなかった。 今まで私は理想のリーダーに会ったことがない気がするのだ。 どうも日本の管理職という人を見ていると、…

奥多摩トレーニング登山~奥多摩駅から武蔵五日市駅まで

来年またマラソン大会に出るためトレイルランニングのモノマネをしてきた。 奥多摩駅から鋸山〜大岳山〜御岳山〜日の出山と縦走し、武蔵五日市駅に下りる。もはや定番となっていて、今回は5回目くらいになると思う。 一応ルートの説明をすると、奥多摩駅か…

拾い喰い生活のススメ

お金の話もそろそろクドくなってきたので、他の話に行きましょう。 わが家のブームは「拾い喰い」となっている。これは何かというと木の実や何やを拾い集めて食うということで、いわば採集生活である。 先日の岩手山登山から下山したところで、ドングリと栃…

お金を産む方法~お金とは何だろう?⑤

前回、「錬金術」と銘打ってそのことに触れていなかった気がする。 金融機関は数字をいじることでお金を生み出すことができる。しかし、もっと大本をたどれば国はお金を発行できるのだ。実際、通貨を大量に発行した例は歴史上枚挙にいとまがないし、今でも輪…

現代の錬金術とは~お金とは何だろう?④

数年前にジョン・グリシャムの"The Firm"(邦題『法律事務所』)という本を読んだ。主人公のミッチという弁護士が好待遇の法律事務所に就職する。しかし、そこはマフィアの運営する事務所で、次々と同僚たちが事件に巻き込まれていく。 その中で印象的だった…

あなたのお仕事の報酬は?~お金とは何だろう?③

この10月からいろいろな物が値上がりした。いつも行くスーパーでもわずかに価格が上がったのがわかる。 少し前まで「デフレ不況」と騒いでいたのに、今は物価高騰、すなわちインフレで騒いでいる。収入が上がって、結果的に物価も上がれば理想ということにな…

愛はお金で買えるか~お金とは何だろう?②

スピッツの「運命の人」という歌にこんな歌詞がある。 愛はコンビニでも買えるけれどもう少し探そうよ 不思議な言葉だと思う。草野さんの透明感のある声でさらっと聞き流してしまうが、何を言わんとしているか考えてしまう。 一方でThe Beatlesには"Can't Bu…