クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

台風の前に岩手山に登る③

岩手山2日目。 結論を言うともう下山しただけなので書かなくてもいいくらいだが、コースとしては面白かったのでご紹介。 平笠不動避難小屋に泊まったわれわれは再びお花畑に戻り、七滝コースを下山した。このコースは砂の稜線を下り、大地獄谷という硫化水…

台風の前に岩手山に登る②

さて、今回の計画だが、岩手山から八幡平に至る裏岩手縦走路を歩くつもりだった。距離はそこそこあり、2泊3日で行くケースが多い。 休みは3日しかないので、できれば短縮して1泊2日。下山して盛岡でのんびりして帰れればベストと考えていた。 初日は6…

台風の前に岩手山に登る①

どうやら今年は台風の当たり年らしい。 台風が多いと「海水温が高いのは地球温暖化のせいか」と騒ぎ、台風が来ないと渇水となって「温暖化で水不足が…」と嘆き、と何でもかんでも温暖化とCO2に結び付けられる。どっちやねんという気もする。 嘆き節はともか…

「不惑」について考える

先週末、ふと「不惑が近づいとるなあ」と思った。 朝起きて「絶好調!」という日は少なくなり、身体か頭のどちらかか、両方が重い。身体を動かし始めるとそうでもないが、疲れは抜けにくくなっている。 これが不惑というものだろうか。 最近読み直した服部文…

避難小屋に泊まりたい

ここのところ旅行に行くにしても登山に行くにしても計画が雑になる傾向にある。 「まっ、なんとかなるだろう」ということで、宿泊場所とかを決めずに行ってしまう。結果、現地で「予約は?」と訊かれて𠮟られたのが、今夏の北アルプス縦走だった。最近、計画…

IQと頭のいい子と将来の夢

週末、相方とネットで『将棋の渡辺くん』という漫画を見て思わず笑ってしまった。 渡辺くんとは将棋の渡辺明名人で、作者は妻の伊奈めぐみさん。渡辺名人14歳でプロとなり、初の永世竜王資格者となる。タイトル通算31期は歴代4位となる。 この大棋士と言っ…

年に何泊キャンプする?

今は9月の連休、どこに行こうかで頭がいっぱいになっている。 ここ最近は遠出するとなると1泊はキャンプで、もう泊は宿。2泊とも宿ということはあまりない。 旅先でのキャンプがデフォルトになりつつある。 ここ最近年に何泊しているか数えてみた。 2020…

中秋の名月を観る

土曜日は中秋の名月ということでお月見をした。 道理で金曜日にマクドナルドで行列ができていたわけだ。月見バーガーに並んでいたらしい。 ベランダにアウトドア用の椅子、ヘリノックスのチェアワンを出し、窓際にちゃぶ台。そしてちゃぶ台の上に月見団子を…

お葬式について考える

ニュースを見ると「国葬」議論で盛り上がっている。 そう書いてみたものの特に政治的なお話を書こうというわけではなく、「お葬式」というものについて思ったことを書いてみたい。 お葬式と言って思い出すのは、30年くらい前に祖父が亡くなった時はずいぶん…

なんとなく鎌倉切通し散策

ここのところ週末の天気が安定しない。暑かったり、急に雨が降ったり。仕方がないので少し遠出から遠のいている。 先々週はなんとなく鎌倉散策をした。鎌倉は横浜に住んでいた時代によくジョギングをしたが、観光はあまりしていない。まあ、ぶらぶらしていて…

味噌を作るということ

昨年の12月、ちょうどクリスマスの時期に大分へ行った。 目的は九重連山に行くことだったが、結局天候も悪く由布岳に登るのにとどまった。おまけに由布岳も霧と雪に覆われてわりとさんざんな目に遭ってしまった。 下山して温泉で温まり、翌日は城下町・杵築…

台風を待ち望んでしまう

ことしもいよいよ台風シーズンとなった。 このところ7月、8月にも続々といらっしゃるようになったので、台風シーズンといつかわかりにくくなった。それでも9月の上陸数がやはり一番多いようだ。 子どもの頃、台風は1つのイベントだった気がする。「台風…

夏の騒音問題

夏に出かけている最中、住んでいるアパートの管理会社から連絡があった。初めてのことなので、慌てて折り返しの電話をかけると、「折り返しのお電話ありがとうございます」と丁寧な言葉遣いながら、「風鈴がうるさいという苦情がありまして」と言われた。 風…

なんとなく押しの押し寿司を推してみる

先日も書いたのだけど、相方は岐阜育ち、私は奈良育ちで海なし県にずっといた。 海なし県出身者の悲しいところは、海に行くとなると過剰に興奮することと、魚が不味いこと。今は随分美味しいのも出回っているが、かつては美味しかった記憶がない。給食ではパ…

憧れの鰻に会うために

旅の楽しみは食の楽しみだったりする。 このところ旅行は登山と食がテーマとなっていて、腹を減らせて美味いものを食べるということが多い。最近は宿代はできるだけ安いところにすることが多く、その分を食に充てている。 今夏は6日にもわたるレトルト食品…

名古屋は田舎の都会か?

夏休みの翌週は名古屋で法事があった。このところ名古屋に行くことが多い。 現在、名古屋に住む相方の祖父がこんなことを言っていた。 「もう名古屋に住みだして20年になるがいいところだよ。しかし名古屋は田舎の都会だな」 「野暮ったい紳士」みたいな形容…

哀愁のベッドタウン県~岐阜県、奈良県

今夏の旅では行きも帰りも岐阜県を縦断することとなった。 帰りは富山から新幹線に乗らず、高山本線に乗って岐阜市へ。高山を観光してみた。高山はしみじみとよかった。明治時代、高山は今の岐阜県ではなく高山県として独立していたらしい。それもあって、北…

高山本線の鉄道オタク

以前、発達障害に関する教育動画を見たとき、思わず笑ってしまったことがある。 自閉傾向にある人はこだわりが強く、ルーティーンを崩されるのを嫌がる。さらに鉄道などの好きが多いらしい。まさにそれに合致する人が職場におり、実例を前にして「な~るほど…

飛騨牛の朴葉味噌焼きの実力

今夏の山旅はとりあえず富山で区切りが付いた。 ここから関東にむけてどう帰るかだが、どうせなら寄り道しようと飛騨高山に寄ることにした。高山に着いたのは10時半頃で、とりあえず昭和まで現役の役所として使われたという陣屋を見学。意外とじっくり見てし…

富山 vs 北海道 海の幸グルメ

一昨年と昨年の夏は北海道へ行った。 一昨年は利尻島と礼文島に行き、憧れのウニとホッケのちゃんちゃん焼きを頂戴。さらに小樽で海鮮丼とジンギスカンというグルメ旅。 昨年は北見で焼肉、ウトロで海鮮丼、羅臼でニシンの一夜干し、釧路で寿司。 そんな話を…

雲ノ平の花・花・花~夏の雲ノ平山行⑧

さて、雲ノ平山行は捻挫もあったが、5日目に雲ノ平を出て太郎平を越え、折立に下山した。その日はバスがないので、芝生のテント場で一泊し、翌朝のバスで富山に向かった。 そのあたりは特に書くこともないので割愛。 今回は出会った雲ノ平の花の写真を掲載…

雲ノ平で捻挫の1日〜夏の雲ノ平山行⑦

今回の山行での第一目標は高天原温泉だった。その目標を達したのだからめでたしめでたし。あとは薬師岳を登ってから下山するかと呑気に考えていた。 しかし、その呑気を打ち崩したのは高天原温泉に行くときの捻挫。高天原に下る際に泥で滑って転んだ。ピリッ…

高天原「秘境」温泉の湯の色〜夏の雲ノ平山行⑥

山中3日目。いよいよである。いよいよ風呂に入りたくなってきた。 なにしろ初日はびちゃびちゃになるほど汗をかき、気持ち悪いので2日目は水で体をふいて着替えた。 過去5日間の稜線歩きをして、着替えなかったという「記録」があるものの、今はそんなガ…

雲ノ平と『黒部の山賊』〜夏の雲ノ平山行⑤

雲ノ平は北アルプスの真ん中にぽっかり空いた台地である。 正確なところは知らないけど、黒部川の源流が台地の周囲を削り、台地が残ったのだろう。黒部川は雲ノ平の南側を奥の廊下と呼ばれる急峻な渓谷を作り、北面を流れる川と西の薬師沢で合流している。 …

いざ!北アルプスの楽園へ〜夏の雲ノ平山行④

山行2日目は4時半に双六小屋を出発。天気予報は曇りだったが、空は晴れていた。 天気がいいので双六岳を目指す。 のんびり登っていると途中で日が昇ってきた。この日は曇りか雨予報だったのが、見事に外れたらしい。 双六岳まではグイっと上がって広い稜線…

テント泊の醍醐味は?〜夏の雲ノ平山行③

双六小屋には3時頃着いた。本当は三俣小屋が目標だったが、この日は無理。荷物が重すぎた。 ちなみに今回の重量の原因となっている食料を書いてみると ・レトルトのカレー・深川めし・牛肉のワイン煮など7食 ・米5合 ・インスタントラーメン6食 ・インス…

小熊とオコジョとの遭遇〜夏の雲ノ平山行②

財布忘れとかテント泊のリサーチ不足とかはさて置いて、ノコノコ歩き出した私たちがまず出会ったのは熊だった。 去年、知床に行った時はヒグマが怖いので、バックパックに鈴を付け、ガランガランと歩いた。ただ、今回はごまんと登山者のいる人気ルート。まあ…

雲上の楽園へのトラブル登山〜夏の雲ノ平紀行①

2022年の夏休みがやってきた。 もう待ちわびた待ちわびたわけで、毎日天気予報を睨み、計画を立てては壊ししていた。 最終的に、できるだけ長く、のんびり山上で過ごすをコンセプトに北アルプス・雲ノ平を目指すことにした。 さて、今回の山行の特徴から書い…

夏山縦走のススメ~出発の勇気

今年は天候不順で、明日の天気も読めない日が続いている。 「降るぞ、降るぞ」と見せかけて降らなかったり、突然豪雨になったり。山の方ではかなり変化が激しい。山での悪天候はすなわち命にかかわるので、十分に中止の理由になる。気合と根性で乗り越えられ…

夏山縦走のススメ~登山体の作り方

今年は特に暑い。 暑いのは苦手である。寒いのも冷え性なので苦手である。じゃあどっちかというと暑くても脱ぐには限界があるので寒い方がいいので山に行きたい。 しかし、高所に行くには身体づくりが必要だ。 私の20歳の時の体形は172cm、62kg。中肉中背。…