クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

長い旅がしたい

3月になってスーツケースを引く人が増えた。旅行なのだろうか。非常に羨ましい。 私の場合、3月はなんとなく慌ただしくて旅行に行っていることが少なかった。むしろオフシーズンになりやすい2月の方が多いくらいだ。 とはいえ、勤め人にとって長い旅はせ…

武蔵小金井公園で桜散歩

土曜日は天気がいいので武蔵小金井公園まで散歩に出かけた。 花粉症が酷いのでマスクで防御。もう汗ばむくらいの気温で、シャツ1枚で歩き、珍しくコンビニでアイスを買って食べてしまう。 ソメイヨシノにはまだ早く、早咲き桜が2本だけ咲いていた。 菜の花…

人生で印象に残る景色とは

先月ぶっ倒れてから遠出をしていない。 疲れを感じていると身体の回復を優先させるので、どうも早起きして始発に飛び乗るようなことができないでいるのだ。 このままじゃいかんなア。 ここはやはり「また見たい」と思える景色を見直すことから始めてみよう。…

春に行きたいところ

ここ何年か3月は遠出ができていない。 以前はというと期末決算前の静寂というか、一息というか、ぶらり旅に出かけて山に登って酒を飲んでということが多かった。 屋久島であられに降られたり、熊本川内で球磨焼酎をしこたま飲んだり、神津島で天ぷらをした…

春を探す、春を感じる

ちょっとお題に乗ってみよう。 「どんなところに春を感じる?」ということだが、まずは花粉症だったりする。それじゃつまらんと考え直すと近くの八百屋さんで山菜が出てくることかもしれない。 小さい頃は山菜なんぞ美味いと思わなかった。蕎麦屋のメニュー…

田内学『きみのお金は誰のため』を読んだ

田内学『きみのお金は誰のため』を読んだ。 FM横浜の番組「FUTURE SCAPE」で著者がゲスト出演していたので興味を持っていたら、相方が本屋で見つけるやすぐに買った。 帯には「経済教養小説」とあり、主人公の少年がボスと呼ばれる謎の老人からお金の本質を…

そんな奴は川に放り込め

最近、川づくりに寄附金を出すという稟議書が会社で上がった。 川に親しむという考えは大いに賛成だ。都会の川は汚くて水に入る気が起きないし、いたるところに「危険」という看板が立っていて川に親しむどころではない。水のきれいな川ならどんどん入って遊…

大雪と忍耐力

首都圏は7日夜から大雪となるらしい。積もりそうな雪ではないけど、まあ大雪だ。 山中を通る奥多摩方面や中央本線は運休ということで、あのあたりから通勤している人は休みか今なら在宅勤務なのだろうけど、昔は這ってでも来いと言われたのだろうか。 父親…

下降する身体との向き合い方

服部文祥『北海道犬旅サバイバル』を読んでいる。 デビュー作『サバイバル登山家』で、イワナを咥え、ギラギラした目つきで写っていた姿から20年。身体能力が下降線に入り、身体的表現者としての「引退試合」として臨む旅として北海道の無銭サバイバル旅を選…

百科事典って必要?

相方が学校で百科事典の使い方を授業でやらないといけないという。 不思議なことに「百科事典の使い方」ということが文部科学省のカリキュラムに入っているらしい。大人が日常的に使っているのならともかく、使ってもいないものを子どもに教えるとは妙なもの…

忖度しない力

最近YouTubeの「有隣堂しか知らない世界」にはまっている。 R.B.ブッコローというミミズクのキャラクターに有隣堂のさまざまな商品を紹介するという構成の番組で、主に本関連と文房具を取り上げている。 取り上げているネタは作家であったり、ガラスペンであ…

転職活動とウォーキング

土曜日は久しぶりに会社を辞めた先輩家族と会った。 聞けば辞めてから転職活動をして、会った前日に職が決まったらしい。通常、辞める前に次の職を決めておくケースが多いのだが、職種も絞り込んでいたので焦らず探したのだという。 何にしてもめでたい。 転…

韓国ドラマと結婚

昨日、ちきりんさんのツイートを見て笑ってしまった。 韓国の合計特殊出生率の話で、日本が1.2人に対して0.72人なんだそうだ。ソウルに限るとなんと0.55人。それに対して「韓国ドラマを観ているとみんなめっちゃ情熱的に恋愛してるぽく見えるけど、実際は結…

なぜ歴史は面白い?

岡本隆司『袁世凱』を読んだ。 袁世凱は清王朝末期、軍閥の総帥で、辛亥革命後に中華民国の初代大総統となった人物である。本国中国でも日本でもなぜかあまり評判は良くない。清朝末期のどさくさに漁夫の利を得たように権力に座に着いたように見えるからだろ…

中年太りにならないために

先日、マラソン前にぶっ倒れるという失態を犯して、なんとなく気持ちが宙ぶらりんのままでいる。マラソンで20代の連中を打ち破るという目標があったのが、身体だけ仕上げて本番に臨めなかった。ただ、このまま放置していると身体がふやけてしまうので、次な…

青梅、吉野梅郷までサイクリング

三連休の中日、この日しか天気が良さそうではないので、自転車で青梅まで行ってきた。青梅はその名のとおり梅の名所。まだ肌寒いが、梅見物に繰り出した。 まあ、家から青梅までは交通量の多い道路をひたすら西進するのみで、サイクリングとしてはあまり面白…

みぞれの降る日に池袋演芸場

みぞれの降る祝日は池袋演芸場で久しぶりの寄席を見に行った。 先々週に倒れてからというもの、睡眠を多く摂り、できるだけリラックスするよう心掛けている。まあ、これまでと何が違うのかわからないけど。 今回は古典落語が多くて、「金の大黒」、「だくだ…

今年止めてみること

先週、ぶっ倒れたのを機に今年の方向性を考え直してみた。 今年は前厄。これまで厄年とか気にしたこともなかったが、やはり古人の知恵。こういう年には何かあるのだろう。 しかし、今は何かを始めるというより「止める」ことも考えてみた方がいいのかもしれ…

身体の不調と不思議

先週倒れてしまい、予定していたマラソン大会に出られず、やや落ち込みがちな日々が続いている。 これまでも数年に1度くらいは身体の不調はあったが、「なぜこのタイミングで」と感じることが多い。私の場合、予兆がない場合が大半なので、本人を含めて周囲…

夏の「大移動」について考える

はてなブログのお題は面白いものを出すなあと思う。 今回は「大移動」がテーマらしいが、この言葉なかなか使わない。せいぜい「ゲルマン人の大移動」くらいか。あるいは「グレートジャーニー」と呼ばれる人類史的な移動。いずれにせよ一個人や一家族単位では…

生きているといろいろ

先週は持病が再発して予定がすべて狂ってしまった。マラソンも不参加。 生きているといろいろある。 中学生の頃、勉強もスポーツも気味悪いほど順調だった時にこの病気は突然発症した。 その後はしばらく空いて、二十代後半にイベントの最中発症。この時は極…

梅の咲く日のランニングは

大雪が降ったかと思えばこの陽気。 三連休は谷川岳登山、ランニング、ランニングで終わった。とはいえ、翌週末にマラソンが控える中で20km、5kmではいかにも足りない。 こんなことを書いている今週は会社の研修と称して2日連続で飲んでしまった。 しかし、…

谷川岳登山、慰霊塔を見て

谷川岳登山は滞りなく終わった。 まあ、「滞りなく」とは予定通りということで、相方が先々行く私に怒ったとか、予想外に疲れて双二峰の片側に行けなかったというのはあるにせよ、とりあえず滞りなく終わった。 毎度、谷川岳に来て慰霊塔を見て思うのは、「…

積雪期谷川岳、天神尾根登山②

天神尾根からの谷川岳は2回目。前回は8年くらい前だった。 谷川岳ロープウェイに乗ってスキー場のある上部から登り始める。日本三大急登に数えられる西黒尾根から登るべきなんだろうけど、今回はズルします。 このルート、登山者も多く特に特徴はない。落…

積雪期谷川岳、天神尾根登山①

三連休ということで今年初登山に行ってきた。 まあ、翌週末はマラソンだし、相方はトレーニング不足だし、夜には天気崩れるみたいだし、と言い訳しつつ、谷川岳、ロープウェイから天神尾根。 日帰り楽々プランというわけだ。 天神尾根は8年ぶりくらい。前回…

『神話の力』を読んだ

最近、夜は走っているので読書はもっぱら電車の中。慌ただしい。 ジョーゼフ・キャンベルとビル・モイヤーズ『神話の力』を読んだ。神話学者の権威、ジョーゼフ・キャンベルにビル・モイヤーズがインタビューする形式の対談記事。 最近読んだビジネス書の中…

ランニングにかまけて

今月終盤にマラソン大会があるので、夜は走っている。 そう書くとストイックな感じだが、左膝が痛くなったり右足の裏が痛くなったり咳が止まらなかったりで、なかなか調子が上がらない。 先日、大雪の日はさすがに走れないので、部屋でスクワットをしたら筋…

長所を見つけるということ

いつも隣に座っている後輩が今度新入社員のトレーナーをすることになった。 もうそんな年になったのかという感慨もさることながら、その後輩が入社したのはコロナ真っ只中で、新入社員研修もろくろくやってなかった時期。自分が受けていないものを他人に施す…

雪やこんこん

関東で大雪が降るというので早めに帰宅した。 最寄り駅に着くとうっすらと積もっていて早めに出て正解だった。天気予報では不要不急の外出は控えましょうとなっていたが、こうなるとこの日出勤したのは不要不急だったのだろうか。疑問が残る。 最近は学校も…

ランニングと元気

須藤元気という格闘家がいた。「いた」と言うのはおかしい。まだ生きている。 どうでもいいことだが、元気という名前を付ける親の心境はわかるし、元気であってほしいのは当然だ。ただ、四六時中、一生元気でいるのは難しいなあと思う今日この頃だったりする…