クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

鳥のさえずりで目覚めたい

最近暑くなってきて、少し窓を開けて寝ている。

私の寝ている頭の上に小窓があって、夜は心地よい風が吹いてくる。寝室にはエアコンが付いていないのだが、真夏を除けばこの窓のおかげでなんとかなっている。

ただ、少し問題なのは外がうるさい時で、どこかの家で夜通し宴会をしていたり、夜泣きがあったりすると寝られないし、暑いので窓を閉めることもできず困り果てることがある。

そうは言っても、エアコンと違った自然の冷気で眠りに就いて、鳥のさえずりで起きるのは心地のよいものだったりする。

夜明け前になるとスズメが騒ぎ始めるので、シッカリ寝た夜は自然と目が覚める。できれば人工的なアラームではなく鳥のさえずりで目覚めたい。

キャンプの朝なんかはそれで、何時に起きてもいい場合は明るくなる前に鳥の声で目が覚め、コーヒーで一息ついてから朝食を作ったりする。登山だとそうはいかないけど、単にキャンプならこれがいい。

うん、どこかでキャンプがしたい。

ニッポンのオジサン基準

いつも帰宅途中の電車で本を読んでいる。昨日読んでいた対談本はニッポンのオジサン批判が立て続けに書かれていて、少々げんなりした。

この手の本に登場する「ニッポンのオジサン」には、一流企業の高給取りで、交流に多様性がなく、保守的で否定的で横柄なくせにリスクと取りたがらないという特徴があって、と列記するとキリがないのであるが、まあだらしがないと酷評されている。

では自分はどうかと言うと、思い当たる節があるところもあるけど、高給取りとか含めて適合しないところが多い。「オジサン」とは何だろう?

山ではどこででも「お兄さん」と呼ばれる

年を食ってくると感じるのが自分の実力だ。

私の場合だとフルマラソンは3時間20分くらいがせいぜいだろうし、突然ネイティブ並みに英語をペラペラ喋れるわけではない。全てをできるようにはならない。

しかし、最近思うのが、実力や収入を全て「自分のおかげ」と勘違いしだすと、オジサン化が進むような気がする。

若いうちは「尖っている」、「ハングリーだ」とポジティブにとらえられるようなことが嫌らしくなる。これまで若さで隠していた人としての卑しさが目立つようになるようだ。

 

私の父親は実力主義の最先鋭みたいな意見の持ち主だったが、60を過ぎたくらいから「自分は運が良かった」と言い始めて意外な感じがした。齢を重ねて謙虚になったのだろう。

自分はどうだろうか。そうなれるだろうかと今は自問している。

上半期、振り返りの登山

日本には上半期という言い方もあり、4月スタートで上期という言い方もある。

今更ながら6月というのは4月スタートなら第1四半期で、まだ3ヶ月しか経っていない気もするし、1月から起算するともう半年も経ったことになっていて、なんだか微妙な気持ちになる。

それはともかく、上半期に行った山の振り返り。

 

2月に谷川岳へ行った。

まだ積雪期と言えば積雪期。しかし、行ったらシャツ1枚で歩けるくらいの気温で、こんな調子で夏を迎えたらどうなるかと心配になった。

天気は上々。

ただ、その後にいろいろあってぶっ倒れるということになったから、結構無理していたかも。

次は4月に日和田山へ。

4月と言いつつもう初夏みたいな天気で、夏は北極圏に逃避したくなるのではないかと心配した。

ソテツなどの山菜採りをして天ぷらにしたのはいい思い出。この上半期はソテツ、桑の実、ヤマモモと、拾い食いの時期だった。

最後に八ヶ岳権現岳

駅からハイクで久しぶりのテント泊でわりと疲れた。残雪期を狙っていたのに、これまた全然寒くなくて怖い。

というわけでたった3回。

年に24回行っていた時と大違いだ。今は仕事が忙し過ぎるので下半期はもっと行くぞと拳を固めている。

物欲との付き合い方

この上半期を振り返るとあまり大きな買い物をしていない。

買い物自体は、つい先日もヤマモモ酒を漬ける瓶を買ったし、『有隣堂しか知らない世界』の本もついつい買ってしまった。ただ、このあたりは本を含めて私にとって生活用品みたいなものなので、物欲を満たすという感じはしない。

どこかに物欲が行ってしまったのだろうか。

この半年は山道具を買わなかった

物欲で思い浮かべるのは自動車で、私は今までマイカーを買ったことがない。

運転免許証もあるし、仕事で毎日乗っていた時期もある。ただ、自分が買うとなると面倒くささが先に立ってしまう。

まず、車種を選んで、新車か中古車を決めて、ディーラーを探す。契約して車庫証明やら諸手続きをしてお金を振り込んで・・・。

おまけに近所のマンションに泊まっている車はみんなピカピカだ。マメに洗車しているに違いない。内装も当然掃除が必要だ。

そう考えると買ってからの方が時間がかかりそう。考えるだに面倒くさい。

昨日、「ミニマリストへの道」という題で書いた。

考えるに本当のミニマリストは金を惜しむのでなく時間を惜しむ人である。それが物欲との適当な距離感を生むのだろう。

ミニマリストへの道

学生時代、最初に憧れたのはすべての荷物を自転車に積んで旅する姿だった。

いわゆる「チャリダー(自転車旅行者)」で、テント・寝袋・マットを持って旅に出る。いや、旅が日常で家はテント。ベッドはマットと寝袋。朝早くに起きて、自転車を漕ぎ、腹が減ったら飯を食い、眠くなったら昼寝する。

その時の理想を引きずって就職したので、最初は本当に物が少なかった。80ℓのバックパックと日帰り用の30ℓのバックパックにほぼ収まるくらいで、あとは化繊の布団が一組。必要な物に絞ればリアカーに載るくらいだっただろう。

それが月日は流れ、随分と物が増えた気がする。

テントは1人用が2つ、3人用が1つ。寝袋は2人で4つ。去年パックラフトを買ったので、パドルも2本。バックパックも2人で8つくらいあるだろう。

それと油断していると増えるのが本で、結婚する直前にずいぶん減らしたはずなのに、1つの収納と外付けの本棚が2人の本で埋まっている。相方は仕事の関係で大型の絵本なんかを実家から送って来たので、これが嵩張る。

独り暮らしの時はなかったテレビも買ってしまったし、無印良品で食卓と椅子、ベッドも買ってしまった。

まだ、中型トラックくらいには収まるくらいだけど、軽トラでは厳しいか。

ミニマリストへの道へは程遠い。

好きな山ランキング

十年以上前の『山と渓谷』に好きな山ランキングがあって、その時の1位は確か穂高岳だった。2位は槍ヶ岳、3位は富士山と続き、当時は1つも登ったことがなかったので妙に憧れた記憶がある。

実際に登ってみると穂高岳はわかる。ところが槍ヶ岳は穂先のところが夏は混雑して嫌だ。富士山も渋滞するし登るのは単調で飽きる。登って見なきゃわからんもんだと感じた。

笠ヶ岳からの下山中、槍ヶ岳穂高岳を望む

実際に憧れたのは北岳から見た甲斐駒ヶ岳で、花崗岩で覆われた頂上は最初雪かと思った。

その翌年に鳳凰三山から続く長大な早川尾根から甲斐駒ヶ岳に登った時はなんとも言えない手ごたえをつかんだ気がする。

その意味で私の好きな山ランキングの1位は甲斐駒ヶ岳となる。その後も夏、秋、冬で6回くらいは登ったけど、なんとなく飽きない山だ。

西側から見る甲斐駒ヶ岳

2位はというと穂高岳かな。

なんだかんだ、まとまった時間があると大きな山に行きたくなって、それならということで、上高地までのバスを取ったりしてしまう。そうなると混む槍ヶ岳より穂高岳かなとなって5回くらいは登ったかな。

キレットもよかったし、奥穂高岳から西穂高岳の縦走もよかった。

3位は、うーむ。

剱岳かな。しかし、2回しか登ってないのと、早月尾根から登るルートしか行ってないんだよな。ただ、一般登山道で岩場を乗り越える感覚は

1回しか登ってないけど悪沢岳ももう1回行きたいし。低山でも開聞岳とかは印象深かった。

とりあえず3位以下は保留。

さて、今年もどこに行こうかな。

 

気になる三百名山ランキング

昨日、三百名山について書いていて気付いたのが、三百名山ってほとんど知らないということと、案外日本の山でも知らない方が多いということだ。

以前、霞沢岳に登った時に登山道のか細さと頂上に標識の小ささに驚いたことがある。霞沢岳は深田久弥がギリギリで百名山に入れなかった山としている山で、百名山と二百名山ではかくも違うのかと思い知った。

ただ、三百名山ともなるとどうなるかと思いきや、「知っているけど登ったことがない」というのもある。そこで気になる三百名山をピックアップしてみたい。

百名山・三俣蓮華岳から

まずは神威岳。日高山脈の中に位置していて、アプローチが悪そう。

ただ、漫画で『ゴールデンカムイ』が人気になったが、なんとなく名前がカッコイイので気になる。

次に越百山。これも名前が気になるから。中央アルプスを縦走すれば行けそう。

北アルプス南アルプスは主稜線をかなり縦走したけど、中央アルプス木曽駒ヶ岳くらいしか登ってないので、いつか行ってみたい。

北陸では野伏ヶ岳。こちらは積雪期に雪洞とか掘ってキャンプ。野伏というのもなんとなく気にかかる。野武士とも書くけど、山賊でもいそうなイメージ。

 

そんなわけで、いつもメジャー級ばかり行くのではなく、あえて三百名山から登るところを決めるのもいいかもしれない。でも、遠出するとどうしても目立つ山にいってしまうんだよな。