クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

旅のトレッキングパンツはどうするか

2月のマラソン大会が中止になりかけている。今回はとにかく練習不足なので、仮に中止となってもショックは大きくないものの、1つの目標を失うということには変わりはない。

今は憂さ晴らしとして代わりに出かけられるところを探している。

 

旅行での最重要装備。それは意外とパンツかもしれない。

パンツはアンダーウェアではなく、トレッキングパンツ。ジーンズなんかは重いし乾かない。

ジャージでもいいけど、ちょっとお店に入るには気が引ける。

そういう時にちょっとマシに見えるトレッキングパンツがあると便利なのだ。

f:id:yachanman:20220124174120j:plain

どこに行くにもトレッキングパンツ

今私が使用しているのは3本。

モンベル マウンテンガイドパンツ 中厚

パタゴニア モデル名不明 薄手

パタゴニア GⅡパンツ 中厚

どれもそれなりに気に入っている。

 

モンベルのマウンテンガイドパンツは、今のところパーフェクトと言えるかもしれない。

基本的にモンベルのパンツは裾が短いか、太ももや裾周りが太くて、フィット感に欠けるものが多いが、マウンテンガイドパンツはスリムフィットとなっている。さらにサイズ展開がS、M、L、2Lに加えて裾LONGとSHORTが展開されていて、どんな体型にも対応。

私はSの裾LONGを愛用している。

ただ、中厚なので真夏は少々暑いくらいか。今はもう1本買おうかと考えている。

yachanman.hatenablog.com

2番目に挙げたパタゴニアのパンツも偏愛・酷使し続けている。

薄手で肌触りが気持ちいい。ポケットは左右と右足、お尻に1つ。シンプルで夏場はどこにでも穿いて行ける。

ただし、ベルトは必要なのが玉に瑕か。持って行く時にベルトを忘れると穿けないというのだけ気を付けたい。

なんならもう1本買おうと思っていたのだが、モデル名がわからない。そうこうしているうちにお尻のポケットが破れてきた。そろそろ限界か。

f:id:yachanman:20220124222316j:plain

さて、3番目が問題。

伸縮性はないものの、頑丈でいかにも質実剛健パンツ。そのはずなのに、大いなる欠点がある。

バックルが緩い。屈む、立ち上がるだけでパンツに付属しているバックルが緩む。ベルトを使った方がいいのではないかというくらい。

3年前に南アルプス塩見岳から間ノ岳北岳を縦走した時も終始緩むバックルに悩まされた。岩場の少ないルートだからいいものの、緊張する場面で緩まれるとかなり集中を削がれるだろう。

ここだけ改善されるといいのだが。今はバックルだけ交換しようかと考えている。

f:id:yachanman:20220124222354j:plain

旅にはトレッキングパンツを基本的2本持って行っている。

2本あれば1本を2日使って、1本は洗濯。これで何とかなる。トレッキングパンツは軽視されがちだが、フリースやダウンジャケットよりある意味で重要かもしれない。

いろいろ試して快適なパンツで快適な旅を!

コロナ禍オフィスの防寒対策は...

再びコロナ、コロナとうるさくなっている。

昨年末にオミクロン株の流行が騒がれ、案の定というか年明けに大流行し始めた。そのせいか、寒い季節なのだが毎朝通気口が開けられ、足元が寒くなっている。

f:id:yachanman:20220124065356j:plain

昨年も寒い寒いと思っていたが、今年もやっぱり寒い。

もはや去年と変わらないが、オフィスの防寒対策について書き留めておきたい。

 

昨年もヒートテックについて書いた。

室内でダウンジャケットを着るわけにもいかないので、防寒にはまず下着である。

yachanman.hatenablog.com

今年は相方が無印良品の下着を買ってきてくれた。ヒートテックは化学繊維と綿の混紡だが、これはウールと綿の混紡。比較は難しいが、無印の方が暖かい。

しかし、これは単純にウールの方が暖かいというわけではないと思う。ヒートテックの極厚よりさらに分厚いので暖かい。静電気も帯電しにくい気がする。

ただ、化繊に比べると少々重いのが難かも。まあ登山に使うわけでもないので、大したことはないのだが。

www.muji.comちなみに一個人的に番暖かいのはモンベルのメリノウールアンダーシャツの厚手だと思うのだが、値段8000を普段使いしにくいのが難だ。それと白がないのでワイシャツのしたに着込みにくい。

外作業の人にはいいのだけど。

webshop.montbell.jp

私は「登山に比べたら平気だろう」などとよく言われるが、登山の方が動いている分マシ。正直じっとしているオフィスの方が寒い。

換気のためということで暖房をつけて通気口を開けるという状況はいつまで続くのだろう。こうなるとオフィスも要らないということになっていくだろうなと思う。

ピッケルは危ない道具?

今シーズンはまだピッケルを使っていない。

去年の冬はどうだったかというとこれまた2回ほどだった。3月に会津駒ヶ岳、4月に白毛門。結果的にピッケルを本当に使う必要があったのは白毛門からの下りで、この時は軟雪をクライムダウンをしたので、なければ危ないところだった。

そんなピッケルなのだが、1シーズンに使う回数はめっきり減っている。

しかし、ピッケルは「武士の魂」と父が言っていたように山屋の象徴。少しばかりピッケルの蘊蓄を語りたい。

f:id:yachanman:20220122084738j:plain

阿弥陀岳の北稜にて

ピッケルというのはドイツ語。フランス語ならピオレ、英語ならアックスとなる。

私の父の所持品は木製シャフトのシャルレというフランス製のもので、美術工芸品のサイトによると今人気だという。

長さは172cmの私がヘッドを持つと地面を突くくらい。終始引きずることになるので今の感覚では長い気がする。

父の話では、ヘッドのショベル部分で凍った足場をカットして均すのだという。ただ、1980年前後の当時もアイゼンはあった。父に訊くと足場カットは知識としてあっただけでやったことはないらしい。

ではピッケルで何をしていたかというと、耐風姿勢と滑落停止の練習。

現在のピッケルはピックの部分にノコギリ状の返しが付いているが、昔のものはツルッとしている。この当時は「武士の魂」と言いつつも雪山で身を守るという面が強かったのだろう。

f:id:yachanman:20220122093843j:plain

なんだかんだよく登った八ヶ岳

このように身を守る道具であるピッケルなのだが、見た目は完全に凶器である。では歴史的にピッケルが凶器となった事例はあるかと言うと、1件だけある。

ロシア革命の英雄の1人、トロツキーが被害者となっている。スターリンとの政争に敗れメキシコに亡命したトロツキーだったが、書き物をしている最中に後頭部をピッケルで殴られて殺害されている。

うーむ。なぜピッケルだったのだろう。たまたまあったから?火曜サスペンス劇場に出てくるガラスの灰皿みたいなものか。

まあロシア革命という事件においても、登山界におけるピッケルにおいても重大事件である。

 

しかし、基本的にはピッケルは登山者が身を守る道具。

平和に山に登って平和に下るために今年も使いたい。

戦国最強のお城巡り

旅行のついでにこれまでいろいろな寺社や城に行ったりした。

小学生のころに城のプラモデルに熱中したことがある。城というのはタタカイの場。少年の心がときめかくものである。その中でも人気はどこか。

あるサイトを見ると

1位 姫路城

2位 大阪城

3位 熊本城

となっていた。この手のランキングは他にもあって、松本城名古屋城を入れるものもある。あるいは最近(と言ってもずいぶん経つが)雲海が有名になった竹田城跡や、幻の城として安土城がランクインしたりすることもある。

城マニアは実戦での強さで測るようだ。

そこで何となくこれまで行った城で最強を考えてみた。

f:id:yachanman:20220120190250j:plain

実戦最強(?)小田原城

小田原城

最もたくさんの人数、火器を相手にしたという意味では大坂城が最強だろう。

城攻めの名手・豊臣秀吉の築城で、街を丸ごと城にするという壮大さ。近世というより近代的な城塞である。

それに対して中近世を代表するのが小田原城である。

武田信玄上杉謙信といった戦国大名が落とせず、ついに秀吉による物量作戦に屈したあたりは、戦国最強と言えるだろう。

しかしながら、これが名城としてあまり挙がらないのは、城が復元なのと、今の小田原の街が城なしで成立しているからかもしれない。

 

岩殿山城

岩殿山については以前も書いた。

yachanman.hatenablog.com

 

甲斐武田氏の傘下にいた小山田氏の居城であり、武田勝頼が最後に拠り所としようとした城。大月から突き出た峻険な山で、さしもの織田の大軍も落とすのに困難と見られる山城である。

山城の中には平野部から隔絶されたものもあるが、岩殿山城は平野からの距離は近くてそれでいて急峻。稜線を通って北方への逃亡も可。

山城の要素を集めた形となっている。

私が登った時は、途中の道が崩落していて、攻城の困難がさらに増していて、怖いやら楽しいやらという時間を過ごした。

山歩きに攻城という要素を入れるのも時には面白い。

 

③杵築城

最後に先日行った大分・杵築城を紹介したい。

こちらは戦国ではなく室町時代初期に大友氏の親族にあたる木付氏が築いたものになる。

杵築城は安土桃山時代にで百戦錬磨の薩摩・島津義弘に攻められるものの、木付鎮直が籠城して撃退。城としての優秀性を示すこととなる。

f:id:yachanman:20220121070327j:plain

杵築の城下町

杵築城は構造が面白い。海辺のある奥に本丸、市街の高台に武家屋敷、下の通りに町人屋敷がある。武家屋敷が敵の侵攻を止め、町人屋敷のある下層から攻め入れば上から攻撃できる。

街ごと要塞ということを地形を活かして小さいながらに体現した城になっている。

今は武家屋敷も商家も風情を残していて非常にいい。知られざる観光スポットとしても最強じゃないかと思う。

 

3つ独断と偏見で紹介してみた。

特に大きなこだわりがあるのではないが、大きいばかりが城ではないので、自分なりの名城をこれからも密かに探してみたいと思う。

高知で飲む日本酒は?

現実逃避の旅行話の続き。

ここのところの旅行ではご当地の日本酒を飲むことが多い。先日の大分では「西の関」という萱島酒造の日本酒を頂戴した。

日本酒のいいところは、おちょこで飲むと飲み過ぎない(私の場合)土地土地で味が違う、などがあり、旅の一つの楽しみとなっている。

さて、来月の高知で何を飲むか。これも今から楽しみにしている。

f:id:yachanman:20220120065203j:plain

写真は無関係、最近ハマっている日本酒・七賢

司馬遼太郎竜馬がゆく』を読むと、

「土佐の酒は一升二升と重ねるうちにほのかな甘みを感じるほどの酒豪向けの酒で」

とあった気がする(うろ覚え)。そんな酒を体現したのが「船中八策」。

正月に実家で飲んだのだが、辛口ながらほのかな甘みがあり、我が家好みの酒だった。もっとも一升も飲めないのだが、嫌な甘みはなくスッキリした中に旨味がある。

今回の高知旅でも有力な候補だ。

 

次に「酔鯨」が気になっている。

酔鯨とは最後の土佐の有力者・山内容堂の号。「船中八策」の坂本龍馬とはある種の敵対関係にあるわけだ。

これは何となく機を逸して飲んだことがないので試してみたい。

 

あとは「桂月」。何度も飲んでいるが、いつもと違うモデルを試してみたい。

「桂月」は土佐酒造の酒で、名前は文人大町桂月に由来する。大町桂月夏目漱石吾輩は猫である』の文中にも登場する。当代一の評論家と苦沙弥先生が評しているが、苦沙弥先生の奥様には「桂月だか梅月だか知りません」と切って落とされている。

それはともかく高知で日本酒と言えば私にとって桂月だったりしている。

 

まあマラソンの後はそんなに深酒はできない。それでも夜にチビチビやることを楽しみに今はトレーニングを続けていこうと思っている。

高知に行ったら何食べよ?

来月マラソン大会に出る予定なのに全然練習ができていない。日曜にようやく2時間半ほど走ったら、シャリばてになってしまい、本番への不安が高まるばかり。

そんなわけで、とりあえずマラソンへの不安には蓋をして、大会の舞台となる高知で何を食べるか考えることにする。

f:id:yachanman:20220119064709j:plain

前回、マラソン大会の翌日行った高知城



2年前、大会に出た時は後輩とのんびり昼頃高知に着いた。ホテルに荷物を置き、商店街の中心にある「ひろめ市場」へ。この市場は平屋の広い建物の中に屋台のような店が並ぶ方式で、北海道・釧路の和商市場みたいな感じの雰囲気となっている。

市場の真打はやはり鰹のたたきで、藁焼きの本格的なものが食べられる。

他にもいろいろあった気がするが、鰹がとにかく絶品で覚えていない。

 

鰹を堪能し、昼から一杯飲んだわれわれが商店街をふらふらとはりまや橋を目指して歩いて行った。はりまや橋は「日本三大がっかり名所」に選ばれる場所だけにどうがっかりするのか確認したかったわけだ。

ほろ酔いでゆらゆらと歩いていたら、突然誰かに呼び止められた。ふと見ると会社の役員とその秘書。

酔いが一気に冷めてしまった。

 

さて、その後は高知駅でなぜか花林糖を試食し、夜はこれまた名物とされる鍋焼きラーメンを食して明日に備えた。

鍋焼きラーメンはちくわが入っていた以外何も覚えていないところを見ると、普通の味だった気がする。

今回は違うもの、屋台餃子にしようか。

f:id:yachanman:20220119065134j:plain

帰りに空港で食べた鰹のたたき丼

前回は夜に打ち上げがあったので、再び鰹のたたきを食したが、今回は自粛かもしれない。そうしたら何を食べようか。
高知と言えば皿鉢料理だという。しかし、これは高知流の大皿料理で、特定の何かを指すものではないらしい。

ただ、焼き鯖寿司とかハナクジラ、川エビの天ぷらなんかは旨そうだ。マラソンで身体を消耗した後はいいかもしれない。

 

「名物に美味いものなし」と言われることがある。確かに名物は美味いことをほしょうするものではなく、その土地特有のありふれた料理が多い。その中で現在の生産ラインに乗せやすかったものだけが名物として生き残っている。

いくら名物でも下関のフグのように、産地が他に移るケースもある(フグの産地は北海道だったりする)。

その中で、地理的にやや隔絶された高知は名物が生きているところと言える。

ラソンは不安だが、大会が開催されるのならせめて高知を堪能して帰りたい。

なんとなく全国寿司コレクション

どうも忙しくて困っている。来月はマラソン大会もあるし、痛めた足も治らないし、雪山も行きたいし、それでいて帰宅時刻は遅いしでどうしようという感じだ。

こういう時は旅行の計画を立てるか過去の旅行を振り返るのが最近のストレス解消法になっている。

今回は唐突ながら旅先などで食べた寿司について書いてみたい。

 

①富山の鱒寿司

富山と言えば新鮮な魚介類。市内の普通の居酒屋にも生け簀がある充実ぶりとなる。

その富山にあって寿司の代表は鱒寿司である。鱒寿司は塩を振ったサクラマスと米を丸いわっぱに詰めたものだ。

押し寿司は好きなので、宇奈月温泉から富山駅までの帰りに買ったことがある。多少の難点は1人で食べるには大きくて飽きることか。

今はコロナで難しいが駅弁にちょうどいい寿司である。

f:id:yachanman:20220117195810j:plain

富山と言えば鱒寿司

②琵琶湖の鮒ずし

 今年の正月に祖母の家に行ったら珍しいものがあった。さる親戚が送ってくれたという鮒ずしである。

鮒ずしは言わずと知れた琵琶湖の名産。くさやとともに食通の珍味として知られる。

とはいえおいそれと買えるものではなく小さいのでも1匹6000円くらいするらしい。今回、たまたまご相伴にあずかることができた。

味は表現が難しい。よくブルーチーズとか表現されるが、私の感想はしょっぱいチーズという感じか。日本酒に合うという人もいるだろう。

しょっぱいがゆえにたくさん食べられるものではない。珍味は少しで十分なのだ。

f:id:yachanman:20220118064406j:plain

 

③謎の存在・和歌山寿司

関西で寿司と言えば奈良の柿の葉寿司なんかが有名だ。鮭か鯖の押し寿司で甘めの米酢がいい。

ある時、奈良県の南部に行った時にスーパーで和歌山寿司なるものがあったので、買ってみたことがある。正確には覚えていないが、オークワのような普通のスーパーだった。

写真の右上はいなりで、左下は巻きずしなので、左上と右下が和歌山寿司ということになる。見た目と味は柿の葉寿司と同じ。右下は鯖のようだが、左上は何だっただろう。

和歌山でも柿の葉寿司は作られているらしく、正体はそれかもしれない。

また熊野古道でも行って確認してみたい。

f:id:yachanman:20220117202548j:plain

謎の和歌山寿司

寿司と言えば江戸前寿司を指すようになっている。

江戸前はもともと気の短い江戸っ子が発酵する前にそのまま寿司を食したことから始まったとされる。江戸前が流行るのは現代人の気が短くなったからだろうか。

せめて旅行の時くらいはいろいろな寿司に舌鼓を打ちたい。