クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

薬師寺・唐招提寺の寺巡り~京都・奈良・神戸の三都物語②

「三都物語」というとJR西日本のCMで京都、大阪、神戸を挙げていた記憶がある。 神戸には平清盛が遷都した福原京があったものの、古都とは言い難い。大阪には難波宮と難波長柄豊碕宮があったという意味では都ではあったし、明治期に大阪遷都案というのも…

下鴨神社から京都をぶらり~京都・奈良・神戸の三都物語①

八丈島でのんびりするつもりが、天気が不安定なので西へ転進。実家を拠点に関西でのんびりした。 今回はアウトドアの要素0。まったくの観光旅行となった。 まずは新幹線を京都で降りて地下鉄で北山まで。 大学時代、4年間も京都に通ったのに訪れた場所はか…

42.195kmの旅の終わり~高知マラソン紀行③

前回の続き。 ハーフ地点からコースは太平洋を望む海岸線となる。空が綺麗なら絶景と言えそうだが、この日はあいにくの曇り。 ここからは先の見えないやや単調な道のりとなる。海辺を西進して折り返しが31km付近だから、10kmほどは比較的平坦なコースを黙々…

高知龍馬マラソンの道のりは〜高知マラソン紀行②

さて、高知滞在2日目。高知龍馬マラソン本番である。 気温は15℃ほどで寒くない。私はTシャツ、短パンで行くことにした。Tシャツの下にはファイントラックのドライレイヤーを着るのが雨と若干の防寒対策。 ちなみにこの日はスマートフォンも財布もホテルに置…

龍馬だらけ〜高知マラソン紀行①

高知にマラソン大会のため向かった。 かつては「わざわざ飛行機乗ってマラソンなんかしに行くかねぇ。アホでないか」などと心中感じていたことを深くお詫びいたします。 大混雑の羽田空港を経て高知龍馬空港へ。 それにしても高知は空港から定食、マラソン大…

「若者の〇〇離れ」と少子化の進行

「若者の恋愛離れ」という言葉には気を付けろというネット記事があった。 要旨は「若者の恋愛離れということ自体は30年も前にマスコミが記事にしており、特に実態が変わっていると思えない。問題はそれを理由にして少子化対策を怠っていたことをごまかしてい…

フルマラソン・シューズを考える

寒い日が続く中、今はマラソンのことで頭がいっぱい。ただ、もう今週末なんでジタバタしようがなくなっている。 3年前に出た時はNIKEの厚底シューズが脚光を浴びている時だった。いろいろ評判を探ると、厚底というのは3時間切りを目指すような高速ランナー…

マラソンと年齢とスタミナ

週末はいよいよマラソン大会。 前回出場したのは3年前で、そこから2大会連続で中止となった。したがって、前回の記録は3年前であり、さらに初出場は6年前となる。 比較すべくもないが、オリンピックで言えば2大会連続で出場したようなスパンということ…

ローマ人の寛容主義に学ぶ

最近になって歴史が面白くなってきた。 今は野口悠紀雄『世界史を創ったビジネスモデル』を読んでいて、特にローマ史が面白い。 ローマの建国は紀元前8世紀で、滅亡は東ローマ帝国(ビザンツ帝国)で15世紀だから、空前絶後の長期国家だ。この仕組みを知る…

都会の雪と子ども心

東京は今年初の雪になりそうだ。 子どもの頃は、冬なんだから雪くらい降ってほしいと思っていたが、大人になり、都会に来ると大雪は面倒だ。 まず電車の本数が減ったりする。すると1台あたりに乗る人が増えて大混雑が起き、電車が遅れてさらに大混雑という…

老後の趣味はいくつ必要?

正月に実家へ帰ったら、父親が今年で仕事を辞めるという。 もう立派な高齢者だし、引退と言ってもバチはあたらないだろう。しかし、ここ何十年も仕事人間をやっていただけに次は何をするのだろうか? 相方の父親は一足先に引退して、今は大学生だ。元々は弁…

TJARの参加資格と自己ベスト

来週末にマラソン大会が迫ってきた。それなのに走れないのが悔しいというか焦るところだ。 ところで、最近知った事実。 トランス・ジャパン・アルプス・レース、通称TJARという山岳レースがある。富山湾からスタートして、剱岳を登り、北アルプス・中央アル…

「頭でっかち」になろう

ここのところ、図書館で本を借りては積み上げて読んでいる。 今はニーアル・ファーガソン『マネーの進化史』、野口悠紀雄『だから古典は面白い』、村松友視『帝国ホテルの不思議』など、まるで脈絡もなく併読している。 『マネーの進化史』はその前に読んだ…

狭山湖でフルマラソン対策ラン

日曜日は狭山湖一周ラン。 関東圏というのは、平坦という意味ではランニングに向いている。東京マラソンなんかはアップダウンがほとんどないそうだ。私が以前出た奈良マラソンなんかは奈良市街を出ると、南下して丘を越えて天理市内に入り、再び丘を越えてス…

住宅が高いと少子化は進む?

日経新聞に、「住宅高騰、増やせぬ子ども 面積も狭く心理冷やす」という記事が出ていた。 乱暴にまとめると、住宅が高いので子どもが増えないのだという。 しかし、本当にそうだろうか? 確かに子どもが成長するにしたがって住宅は手狭になる。わが身を振り…

読む力と書く力を付けるには

最近、いやここ数年他人の分の校正ばかりしている。 別に編集者ではないのだけど、「オイオイ!」と言いたくなるのを見つける度に修正する必要が出てしまうのだ。こういう時に文学部出身などとあげつらわれるので困る。 子どもの読解力低下という話が何年も…

人生最後はどこに住みたい?

東京一極集中が進んでいるらしい。 私は関西の大都市から少し離れた地方都市出身。社会科の教科書には東京の過密をさんざん書いていた。それを見ながら「東京なんかに住みたくないもんだ」と思っていたら、25年近く経ってから自分が住むことになって正直驚い…