クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

2021-01-01から1年間の記事一覧

別府と海鮮と海地獄と~大分、温泉と登山の旅②

今回はのんびり観光がメインのつもりなので、ぼちぼち、のんびり書いていきたい。 私の別府に対する印象は、幼稚な話になるが、「ゴジラ vs スペースゴジラ」くらい。作中に別府が出てきた。どうも城があった気がしたので調べてみたら、同映画では鹿児島から…

湯の極楽と地獄めぐり〜大分、温泉と登山の旅①

大分へ行って来た。人生初の大分である。 羽田空港8時発、10時に大分空港へ。 大分空港は大分市や別府市の北、国東市にある。空港は鉄道駅と違って少ない。大分県内だから大分空港と命名されているが、地図を見ると国東半島の付け根くらいに所在しており、…

お金があったら何をする?

「このコスパ男!」と時々相方から言われる。 先日、プレミアム付商品券を入手したのだが、生活用品を安く購入するために腐心していて、買うのは食料品や日用品ばかり。商品券があるからと言って大盤振る舞いする気は起きないので、相方としたらツマランわけ…

偉い人がやって来たら

某月某日さる都道府県知事がオフィスにやって来た。 知事だから普段見ない「偉い人」ということになる。それではどのくらい偉いのか。 例えば東証一部上場企業は2000社を超えるわけで、当然偉い社長が2000人超いる。取締役はその3倍はいるだろうし、子会社…

山の名を冠した日本酒の味

忘年会シーズンである。 まあ去年から忘年会がなくてホッとしているのは私だけではないだろう。「〇〇部長にお酌をせねば!」とビール瓶を持ってソソっとすり寄ったり、「△△専務の飲み物が残り少ない!」と注文に走ったり。 日本の宴会というのは「年忘れの…

行ったことない県、行ったはずの県

暇つぶしに、日本全国を白地図でプリントアウトして、行ったことのある都道府県を塗りつぶすということをやったことがある。これが複数人でやると結構面白い。 私が行ったことがないのは、島根県、大分県、沖縄県。 行ったかどうか怪しいのは秋田県、新潟県…

年の瀬に由布岳登山をしようか

年末に差し掛かり仕事が忙しくなってきた。 大分旅行のために1日有休を使おうという魂胆なので余計に忙しい。休むために忙しくなっているようなもので、そんなことをここ何年も繰り返している。 「盆と正月が一緒に来たような」という表現があるように、日…

名人のセカンドライフは?

今年の将棋・A級順位戦は羽生善治九段がピンチのようだ。 A級順位戦は将棋界の上位10名で争うリーグで、1年をかけて総当たり戦をする。上位1名は名人挑戦者となり、下位2名がB級1組に降格となる。 羽生九段は現在2勝4敗。ここから3連勝すれば何も問題…

プレミアム付商品券がやって来た

わが市にも商品券とやらがやって来た。 確か去年ももらったような気がするのだが、今回はタダ券ではなく現金との引き換え。名称もプレミアム付商品券となっていて、仕組みはやや面倒なものになっている。 ①使用期間は3ヶ月 ②指定店のみで使用できる ③1冊5,…

キャンプに興味を持たせるには

「最近山行ってますか?」としばしば訊かれる。年に20回以上行っていた時期に比べると格段に少なくなっており、今は1ヶ月に1回行くかどうか。 「この間は10月に北岳行ったよ~」 と返すと、 「北岳ってどこですか?」 となる。訊いてくるのは大抵登山など…

買った買った~今年購入した山道具伝

今年の振り返り、山道具編。 ①浄水ボトル 今年は北海道に行くのにいろいろ準備した。 去年は利尻・礼文島と羊蹄山。北海道特有のヒグマ、キタキツネのあまりいないエリアだった。今年はTHE 北海道という大雪山と知床がメイン。ヒグマも怖いがエキノコックス…

今を一番楽しむために~山野井泰史インタビューを見る

天気の良い土日だったけど、どうも体調が今ひとつでのんびり過ごした。 日曜は「山と渓谷.ch」にあった山野井泰史インタビューをYouTubeで見た。山野井泰史と言えば、言わずと知れた日本を代表するクライマー。その山野井さんが今年、フランスの登山雑誌社が…

登山ウェアが処分できない

大掃除シーズンに差し掛かっている。 先日、山道具の棚を片付け、台所の整理に入った。それほど物欲が多い方でなくても1年経つと不思議と増えているもので、少し断捨離しなければならないかもしれない。 もっと深刻なのは登山ウェアでもう溢れかえっている…

早く来い来い自動運転社会

九州旅行をしようという中で考えるのが、レンタカーを使うかということ。運転は嫌いではない。就職した当時は毎日、マニュアル4速・パワーウィンドウなしの営業車に乗っていた。 しかし、今は車を運転すると考えるだけで億劫になる。「嫌いでない」と言いつ…

大分の歴史・温泉旅を画策中

今年の振り返りをしつつも、今年はまだ終わっていない。年末年始の休み前に旅行をしようと思っている。 さて、どこに行こうか。 これから東北以北に行くのは難しい。公共交通機関がグンと減るのだ。ほぼペーパードライバーな上に凍結の恐れもある。 そんなわ…

旅と登山と酒と~2021年を振り返る

今年も12月となってしまった。 子どもの頃、大人が「早いなあ、早いなあ」と呟いていて不思議に思ったものだったが、今はそう言ってしまう立場になっている。原因は時間に対する「体感」もあるだろう。しかし、それ以上に記憶が弱っているような気もする。 …

マラソンの面白味と平常心

昨日行われた福岡国際マラソンはこれで最後だったそうだ。 福岡国際と言えば瀬古利彦とイカンガーの一騎打ちや瀬古利彦と宗兄弟の三つ巴など、日本男子が強かった時代を思い出させる。そうは言っても私もオンタイムではなく伝え聞いたり本で読んだ話なのだが…

登山でリスクリテラシーは磨かれる?

勝間和代『会社に人生を預けるな~リスク・リテラシーを磨く』を読んだ。 もう10年も経った本だし、特に目から鱗がポロポロということはない。ただ、勝間和代という人が何を書いているのか知りたかったので読んでみた。 読むとサブタイトルにあるとおり「リ…

宇宙開発と登山業界に見る新技術~鉄からカーボンファイバーへ

唐突にとんでもないテーマを掲げてみた。きっかけは岡田斗司夫チャンネルのYouTubeを見て、アポロ計画に興味を持ったことにある。 宇宙開発競争の当初、ロケットや宇宙服は銀色にデザインされていたらしい。B29がジュラルミン剥き出しだったように、20世紀は…

山道具の棚を整理してみる

年末に向けて片付けをしなくてはならない。独り暮らしの時と比べると物が格段に増えている。 自転車旅から帰って、テントや寝袋を整理したら、棚がめちゃくちゃになっていることに気づいた。2人分の装備でいっぱいなのだ。 とにかく週末を使って整理するこ…

富士山を巡る自転車旅⑤~朝霧高原の鹿肉ソーセージと三島の海鮮

富士山の周囲を巡る2泊3日の自転車旅は山梨県の大月から静岡県の三島で終結した。適当に行ったつもりだが、結構お勧めである。 自転車旅は登山と比べて、飯が美味い、暖かい、移動距離が長いところがいい。買い物が自由なので酒も調達できる。 そんな自由…

富士山を巡る自転車旅④~水の街・鰻の街三島

三島に着いたのは午後4時頃だった。ホテルのチェックインは5時を予定していたのでちょうどいい。これ以上遅ければあたりは暗くなっていただろう。 三島は気になる街だった。ずいぶん前にメレ山メレ子さんのブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」に水の街と…

富士山を巡る自転車旅③〜本栖湖から三島へ

本栖湖を出た時には8時になっていた。 朝寝坊できるところが登山と違う。暗闇を走るのは危険だということを言い訳にのんびり支度ができる。 本栖湖から国道を富士宮方面に向かう。天気は曇り。 ここから海に面する富士宮まではほとんど下りだ。気持ちよく快…

富士山を巡る自転車旅②〜本栖湖キャンプ場

自転車旅はキャンプに限る。問題は荷物が増えることと、登山の時に比べて軽量化に対して杜撰になること。自転車旅で行けるキャンプ場は必然的にオートキャンパーと重なるので、ちょっと豪華にしたくなるのだ。 最低限のハズだったキャンプ装備 夕暮れまでに…

富士山を巡る自転車旅①〜大月から本栖湖キャンプ

相方が自転車を買ったので自転車旅行をしようとなった。 行くのは沖縄!としたかったが、時間的に間に合わないので近場にした。B-PALで石田ゆうすけさんが紹介していた記事を参考に富士山の周囲を巡るコースを設定した。大月駅から河口湖に出て静岡側に出る…

将棋の展開と時代の流れ

立て続けの将棋ネタ。 藤井竜王の快進撃が続く中で、渡辺名人の意地を見たい気もしている。構図は大山康晴 vs 中原誠か、谷川浩司 vs 羽生善治のようだが、後進が打ち破るか、先輩が本領を見せるか。もし王将戦に藤井竜王が登場すれば正念場になりそうだ。 …

天才の肩書とは~将棋の肩書を巡る考察

アウトドアとは関係のない話を少々。 竜王戦で藤井聡太三冠が勝ち、ついに四冠になった。妙なのは肩書は「四冠」ではなく「竜王」となることだ。かつて羽生善治が王位、王将、棋王、王座という時代は「四冠」だった。名人と竜王は別格なので、この2つが加わ…

ちいさい秋を見つけに行こう

井の頭公園の池に童謡「ちいさい秋みつけた」の石碑がある。まだ一部しか染まってないが、確実に秋は近づいている。 山の紅葉は終わってしまったので、麓の紅葉。京都に行こうか、山梨周辺がいいか迷っている。 こちらは多摩湖の紅葉 紅葉狩りの歴史は奈良、…

Bianchi C-SPOTS1がやって来た

週末に相方が自転車を買った。 服部文祥『サバイバル家族』に沖縄自転車旅行が載っていたのをきっかけに勢いで購入。私の場合、少なくとも1ヶ月は迷う。 GIANT ESCAPE R3と迷っていたが、なんとなく格好いいので、こちらを勧めた。スペックはほぼ変わらない…

誰かのためにの生き方、自分のためにの生き方

ずいぶん以前、何かの研修で「もし後輩に『なぜ働くのですか?』と訊かれたらどう答える?」というお題があった。私が「自分への挑戦」などというスポーツでもするかのような答えを発する一方で、大半の人は「誰かのために」と答えていた。この時、なるほど…