クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

北海道の山で出会ったキノコ

山に行ってなんとなく写真を撮ってしまうキノコ。 特にかわいい形のがあるとなんとはなしに写真に撮る。撮るけど特に後で調べたりしないので、一向に覚えない。ましてや食べるなんて怖くてできない。 じゃあ意味がないだろうという声が聞こえてきそうだが、…

クモノカタチ~2023北海道編

そう言えばこのブログ「クモノカタチ」という名前だった、ということで今夏の北海道で会った雲の形。 裏旭岳で朝日に照らされる雲 阿寒湖の夕日に浮かぶ雲 雄阿寒岳の上から望む夏雲 根室港からオホーツク海側に浮かぶ雲 本日は文字少な目で写真のみ。 旅先…

魚は「生」か「焼き」か〜2023北海道食旅③

魚は生が好きだ。これは「海なし県」出身ならではだ。生の方が高級という偏見があるからかもしれない。 焼き魚の味がわかり始めたのは最近になってからだ。 内陸の阿寒湖から港町・釧路に降り立ったわれわれは魚を食べに行った。 釧路港の近くに「シャケ番屋…

北見の焼肉の味~2023北海道食旅②

「思い出の味は何ですか?」と訊かれたら何と答えよう。 私にとってはアメリカでのわずか10ヶ月の体験が強烈だった。ただ、その時の思い出の味はサラミのピザかケンタッキーフライドチキンのホットウィングだ。 食通たる日本人ではあるまじき記憶しかない。 …

北海道・富山の回転寿司対決、再び~2023北海道食旅①

私も相方も海なし県出身だ。 今は物流が良くなって海なし県でも美味しい魚が食べられるようになったが、かつては水っぽい刺身しかなかった。そのせいか、今でも海辺の街に行くと「とにかく美味しい刺身が食べたい」と拳を握りしめてしまう。 昨年の夏は北ア…

雄阿寒岳に登る~2023北海道山旅⑤

前回、百名山「阿寒岳」は低い方の雄阿寒岳だったと書いた。しかし、これは自宅に帰ってからわかった話で、現地では雌阿寒岳に登ったし翌日天気が荒れるなら釧路に下りちゃおうかと思っていた。 ところが翌朝目覚めると快晴。天気予報は曇り時々雨で、もう訳…

阿寒湖と雌阿寒岳と雄阿寒岳〜2023北海道山旅④

これまで2020年、2021年と北海道で山旅をしている。 2020年は利尻富士、礼文に羊蹄山。2021年は大雪山・旭岳、知床連山を縦走。今回、トムラウシを諦めてどこに行こうかと迷った末、選んだのは阿寒湖だった。 阿寒湖には百名山・雌阿寒岳とともに雄阿寒岳、…

大雪山は”花”がいい〜2023北海道山旅③

北海道2日目。裏旭岳4時前に起床。 本当は3時に起床のつもりが寝坊してしまった。まあ、最近は目覚ましもかけず、起きる時間を想定して寝るという「逆説的目覚まし」なのだが。 バタバタ準備して4時半に出発した。 トムラウシ縦走を諦めたので、層雲峡ま…

灼熱、大雪山登山〜2023北海道山旅②

暑い東京を抜け出して北海道へ。 東京都民にかかわらず、誰しも暑い夏に北海道へ行くというのは憧れなのだ。最近は酷暑が続くので余計に憧れは渇望へと変わっている。 早朝、羽田空港から旭川空港へ。一便に乗るとほとんど待ち時間なしで旭岳ロープウェイへ…

「山行って来ます!」〜2023北海道山旅①

2023年の夏休み。 ここのところ、わりと大っぴらに休むようになったけど、社会人生活が始まったばかりの頃はなんとなく気を遣って休んでいた。特に夏季休暇がない会社なので、有休を使って各自好きなところで休むわけだが、戦力にならない新入りが休んでいて…

北の大地に行こう!(準備編)

部屋の中が旅行の準備でごった返している。 長期の旅行と登山となると、軽量化が難しい。登山のみなら先日の笠ヶ岳山行のように、45ℓバックパックに小ぶりな鍋、防寒着は一枚で十分。ただ、それに数日の旅行が付くと着替えや洗剤、充電ケーブルなんかも増え…

やりたいことは全部やる生き方

今年の夏は北海道に行こうと思っていたら、職場の何人かも行くという。去年まではコロナということで我慢していたのかもしれない。 ただ、1人予約までしたのに、台風が来ているからと言ってキャンセルしてしまった人がいる。行きはどう考えても大丈夫そうだ…

子どもの頃の夢は考古学者

国立科学博物館が経営危機だという。エネルギー価格の高騰などで運営コストが上がってしまい、クラウドファンディングで資金調達に乗り出した。 国立科学博物館は私も好きなところで、今まで5回は行っている。何回行っても見してしまうのが、動物の剝製、恐…

ワークマンのサンダルの実力は?

先日、甲斐駒ヶ岳に行ったらワークマンのウェアをよく見かけた。特に薄手のパンツを穿いている人が多い。 これまた先日、土屋哲雄『ワークマン式「しない経営」』を読んだけど、思った以上にアウトドア業界を席巻しているらしい。 ワークマン式「しない経営…

実家に帰らせていただきます

だんだん世間は夏休みという雰囲気になってきた。スーツケースを引っ張って歩く若者が増え、時折ディズニーグッズを持った子もいる。こんな天気でディズニーランドは暑かろうに。 相方も職場が夏休みなので実家に帰ってしまった。 「実家に帰らせていただき…

山登りの貯金

7月は北アルプス・笠ヶ岳と南アルプス・甲斐駒ヶ岳に行った。 どちらも共通して急坂急登で、なかなか身体に堪える登山になった。毎週のように行っていた時期は急坂だろうが、岩場だろうが、あまり意識しなくても身体が動いた。自動運転と言おうか。体力も十…

暑い暑い下界へ帰る~甲斐駒ヶ岳山行④

甲斐駒ヶ岳山行の第一目標、日の出を見るというイベントが終了してしまった。 不思議なもので太陽が上がってしまうと景色は一気に普通になっていく。普通の夏山、普通の南アルプス、普通の岩山なのだ。それはそれで美しいのだけど、朝の神々しい感じは一気に…

清涼の日の出と灼熱の太陽~甲斐駒ヶ岳山行③

山での一日は朝がいい。 冬は寒くて寝袋から出るのがやや憂鬱なのだが、それでも風の音しかしない世界は下界でなかなか味わえない。夏はそもそも涼しいので起きるのが苦にならない。 甲斐駒ヶ岳山行2日目は午前2時半に起床。草木も眠る丑三つ時である。 コ…

黒戸尾根のつらい登り~甲斐駒ヶ岳山行②

私はこれまで甲斐駒ヶ岳に6回登っている。うち5回は黒戸尾根から登っている。うち、4回は冬で1回は秋に登っている。 当然、冬に比べると夏山は格段に登りやすいはずだ。冬は岩場で足元が格段に悪くなる。 ところが、今回はこの登りで私は思いっきりバテ…