クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

2023-01-01から1年間の記事一覧

鹿児島グルメ一覧〜クリスマス鹿児島まったり旅(番外)

今回の鹿児島旅行の裏テーマは「鹿児島グルメ」。まあ、いつも変わらないけど。 まずは空港で相方はメンチカツ。 私は豚の角煮丼。 桜島のフェリーターミナルでは桜島カレー。スパイスの効いたカレーで、噴煙はサツマイモチップスで表現。 最後の夜は鹿児島…

鹿児島名物・桜島~クリスマス鹿児島まったり旅④

鹿児島滞在3日目。 旅の真打霧島山も登ったし麓に下りて普通の観光と鹿児島名物を楽しもうということとなった。 霧島からはいったん鹿児島空港に戻り、さらに鹿児島市街へバスを乗り継ぐことになる。天文館という鹿児島随一の繫華街にあるホテルにテントや…

白い霧島山に登る〜クリスマス鹿児島まったり旅③

鹿児島2日目。 午前4時に起きて4時半にキャンプ場をスタートする。冬至過ぎであたりは真っ暗だ。 キャンプ場から温泉地のある丸尾付近までは40分ほど。そこからさらに大浪池登山口までは2時間。バスもあるけど、本数が少ないので徒歩アプローチとした。 …

冬キャンプで霧島山を眺めながら〜クリスマス鹿児島まったり旅②

鹿児島上陸の初日は寒いし、まったり過ごす。 今日のお宿は黄色い外壁が特徴的でなんと戸建。お風呂はなんと天然温泉かけ流しで、なんと内湯と露天風呂もあり。宿からコンビニは徒歩3分、スーパーは徒歩10分。 と、まあキャンプ場でテント泊です。はい。 鹿…

霧島の山をゆくのだ〜クリスマス鹿児島まったり旅①

クリスマス寒波が来たので避暑ならぬ避寒のため鹿児島に飛んだ。 飛んだのは土曜日の早朝。霧島へ行き、キャンプをしつつ霧島山に登る予定だ。 ところが、羽田空港を飛び立ち、鹿児島空港に着く直前、キャビンアテンダントが「現地の最低気温はマイナス1℃」…

『走れメロス』と太宰治

先日、ランニングをしていたら三鷹のあたりで人だかりができていた。 何かと思ったら、鉄道車庫を跨ぐ歩道橋が閉鎖になるとかで、最終のイベントをやっているらしい。イベントと言っても特に何があるでもなく、予約者のみ上がれるというだけだが、屋台まで出…

クリスマス、どこに行く?

今年最後に旅行へ行こうと思っている。 正月に実家に帰ったり、親戚と会ったりするのも旅行みたいなもんだけど、自分の親族でない方は気も遣う。その前にここのところクリスマス休暇と称して九州に行ったりしている。 昨年は熊本からバスに乗って九重山に入…

今年の1枚を選ぶ

今年もあと少し。 ここのところ2年連続でオリジナルカレンダーを作っている。その年の渾身の13枚を選んで、表紙と12ヶ月のカレンダー写真とするのだ。 ほとんどが山で撮った写真で、私は遠景が多く、相方は花の接写が多い。それらを組み合わせて次の1年と…

エンゲル係数と食の幸せ

忘年会シーズンなのか、後輩が就業時間を過ぎるといそいそと会社を出るようになってきた。 私は最近、忘年会とか新年会とか暑気払いみたいなものにとんと縁がない。平日に飲むと疲れるし、むしろ帰宅してランニングがしたいのだ。 そんなことを言っていると…

風邪の引き方、治し方

日曜日、朝起きると喉が痛かった。先々週に後輩がコロナにかかったので、「すわ大変」と思ったが、熱も出ず、喉だけが痛いだけなので、きっと風邪に違いない。 ここが正念場。風邪を引くと仕事が遅れて、遊びに行けなくなるので(ここが重要)、引き始めで食…

富士山のある景色を探す

山の頂上に登ってやること。それは、おむすびを食べることでも、「ヤッホー」と叫ぶことでもなく、富士山を探すことかもしれない。 関西出身の私にとって富士山とは架空の山だった。大阪、奈良、京都、兵庫ではどこに行っても山は見えたが、あんなお茶碗型の…

八ヶ岳で撮った写真群

山ではやたらと写真を撮ってしまう。 見逃すともったいないというか、この景色をまた見たいというか、そのまま忘れてしまうのではないかという懸念が生じるというか。とにかくパチパチやってしまう。 全く腕は上がらないのだけど。 そんな、今回の山行での写…

赤岳の夜明け~冬の八ヶ岳山行②

八ヶ岳2日目。4時に起床し、5時にテントを出る。 1日目に頭が痛いので、どうしたことかと困惑したが、どうやら高山病だったらしい。4時間ほどで3000m近くまで上がったのが影響したようだ。 というわけで2日目は大丈夫だった。 今年12月の積雪はまだか…

阿弥陀岳に登る~冬の八ヶ岳山行①

「近くて良い山」と書いたが、最近八ヶ岳も人が少なくなった気がする。 特にコロナが流行した頃くらいだろうか。あちこちの山小屋が休業したので、特に冬はハードルが高くなった。今回私が乗った茅野から美濃戸口までのバスも10人ほどしかいなかった。 まあ…

近くて良い山~冬の八ヶ岳山行⓪

ここのところランニングばかりで「山」が不足していたので八ヶ岳に行って来た。 かつて、と言ってももう50年以上前は谷川岳が「近くて良い山」と評された。谷川岳は最寄りの土合駅からすぐ登りに行けるし、土合駅は昔から無人なので夜行列車で着いて駅で泊ま…

東京という砂漠で生活する

日々、オフィスの窓から遠くを眺めているとなんだかとんでもないところにいるような気がする。 宮田珠己『東京近郊スペクタクルさんぽ』を読む。 内容はともかく、冒頭の文章に非常に共感した。宮田珠己さんは関西出身で、就職して初めて東京に来た。その際…

人生に詰まないためには

何年か前にYouTubeの人生相談か何かで「人生に詰んでます」という言葉を聞いた。 「ほう、そんな言葉があるとは」と感じつつも違和感なく聞き流したのは、私が将棋を知っているからだろう。相手の駒が迫り、「次は詰まされる!」という息苦しさが伝わってく…

今年の駅弁コレクション

今年もあとわずか。 先日、ラジオを聞いていたら、 「あと4ヶ月で桜が咲きますって、え~!あと4ヶ月ですよ」 と言っていて驚いた。あと4ヶ月って年の3分の1だから当たり前だろと突っ込みつつも、あと1ヶ月であっても「わずか」と捉えるのは年を取った…

吾輩はせっかちである

昨日、三浦しをんのエッセイを読んでいて「なるほど!」と膝を打った。 それは、電車を降りる時には降車の1駅前から切符を握りしめているという話で、私にも心当たりがある。今はSuicaを使う時は慌てないが、新幹線などの乗車券を持っている時は確かに手に…

殿ヶ谷戸庭園で紅葉狩り

週末はまたしてもランキング三昧。ただ、日曜は少し疲れたので殿ヶ谷戸庭園に紅葉を見に行った。 殿ヶ谷戸庭園は中央線国分寺駅から徒歩3分ほど。駅近なのに広々とした敷地の広がる庭園で、もともとは満鉄副総裁の別荘、後に三菱財閥岩崎家の別宅となった。…

冬キャンプの楽しみ

11月に本栖湖でキャンプをして1ヶ月。またしてもキャンプをしたくてウズウズしてきた。 冬のキャンプは面倒だ。寒いので手がかじかむし、トイレも行きにくい。 なにより外でご飯を食べたり、くつろいだりできない。寝袋に入るともう出たくなくなる。 昨年、…

スポーツの身内贔屓と名実況

最近、あまりスポーツ観戦で盛り上がったことがない。 原因として、相方と私の好きなジャンルが大きく違うというのはある。私はわりと全般的に好きなのだが、相方はフィギュアスケートみたいな争わないスポーツが好きだという。 競技なんだから争ってナンボ…

沼津深海水族館に行った話

11月初めに富士山周辺を自転車旅行した。 今回は富士急富士山駅から本栖湖で1泊。2日目は富士宮を経由して三島の民宿に泊まった。そこまでは書いたけど、最終日に沼津へ行ったことについては書かなかったので、記録として追加しておこう。 沼津深海水族館…

ランニングと睡眠と仕事

この週末は久しぶりに20km以上走った。2日で30km以上にはなるだろう。 そう書くとストイックに聞こえそうだが、帰宅して食事をしてからは疲れを取るためと称して、ずっとグダグダと本を読んだり、うとうとしたりで全くの怠惰な生活である。 図書館で借りて…

ランニング三昧の週末と紅葉

今、わが家はランニング三昧となっている。 来月の初めに相方が奈良マラソン、私は来年2月に高知。 20代みたいに闇雲に練習をしたら怪我をしそうだし、それに平日に疲れを持ち越してしまう。慎重かつ大胆に、自分を追い込み過ぎないように練習を続けるのが…

火のある生活をしたい

先日、本栖湖でキャンプをし、焚き火で料理をした。 薪は売店で売っているのだけど、私の持っている焚き火台はチタン製の小型なので入らないし、入っても上に網を載せることができない。 そこで小枝や伐採された枝木を湖の周辺を拾い集め、新聞紙を使って火…

今年の富士山写真

登山をしていて無意識にやること。それは天気がよければ富士山を探すこと。 「あっ、富士山」といつの間にか叫んでいる。 北アルプスなら「あっ、槍が見える」ともなるけど、中には笠ヶ岳とかと勘違いする人もいる。それでいくと富士山は見間違えようがない…

「根拠のない自信」の付け方

来月、相方がフルマラソンに出場するというので、大会運営者から案内が届いた。 それにしてもなぜ大会に出ようと思ったのかと疑問に感じていたら、「何か自信を付けたかったから」らしい。 何のことやらと思ったら、相方からすると私なんぞは「根拠のない自…

これから必要なのは読解力

相方の友人が来て食事会をした。 いわゆるホームパーティーという奴だが、気の置けない仲なので、私が豚バラでソーキを作り、相方がぶり大根を作って出すという、言ってしまえばいつもと変わらない食事である。彼女は独り暮らしで家庭料理を食べていないとい…

架空の地図を持つこと

先日、図書館で借りた本を山積みにしてパラパラ読んでいたら、面白いエピソードがあった。 ヨーロッパ某国の軍隊が山中で道に迷った。吹雪の中、このまま部隊は全滅するというところで1人が地図を持っていることがわかる。湧き上がるチーム。意気揚々と下山…