旅行
年も明けたので去年の旅はそろそろ最終回にしようと思う。 今回の旅の真打、法華院温泉と九重山登山を終え、別府で温泉に浸かって最終日は杵築へ向かった。杵築は昨年も行ったところで杵築城の城下町だ。熊本城に始まり、杵築城で終わる。城 to 城の旅となっ…
新年を迎えたけど、とりあえず年末山行の続きの話。 入山2日目。星空は見えるような見えないような。 久住山に向けて登り始めると小雪が舞いあたりは霧となった。登山者のトレースは昨晩の風で消え、夜に徘徊した動物の足跡だけが付いている。 法華院温泉か…
2日目は朝から雨。 熊本駅から7時半発のバスに乗り込み、くじゅう山登山口を目指す。利用したのは九州横断バスというもので、熊本駅から大分まで九州を突き抜ける長距離路線だ。熊本駅から登山口まで3時間半以上かかり、スタートは11時半過ぎになっていた…
ついに来た。まあ去年も来た九州旅。 おそらく年明けまで続くことになろうけど。ボチボチ書いてみたい。 北の旅の開放感と違った、のんびりした雰囲気が九州の魅力だ。今回のテーマは温泉である。 羽田空港発8時の便に乗り込み、初日は熊本へ。富士山が綺麗…
旅行の準備で迷うのがお供の本である。 この夏は雲ノ平山行に笹本稜平『春を背負って』を持って行ったら失敗だった。映画版は立山周辺で撮影されたのでいいかなと思っていたのだが、頭に入ってこない。台詞がわざとらしく、浮ついたように見えるのだ。これは…
クリスマスに九州旅行を計画している。 昨年は大分空港から別府観光と由布岳登山をした。寒波到来という時期に当たり、由布岳は雪の中での登頂。道路もカチカチに凍結して、何台もの車が立ち往生かもしくは路肩に激突、脱輪していた。 あれから1年。再び懲…
こんなことを書くと「変な奴」と思われるかもしれないが、私は予約嫌いの人だったりする。 「あ~、明日天気いいし、山でも行くか」 とやりたい。行きたい行きたいと思いつつも、いざ予約すると「あ~、行かなきゃいけないんだよな~」と少し億劫になる。 今…
今年も12月。「早いなあ」ということを言うのは年を取った証拠だろうか。 このままだと恐ろしい勢いで時が流れてしまいそうなので、買ったものを並べて、今年を振り返ってみたい。 1月に自転車用のサドルバッグを買った。 荷物の運搬にはキャリアを付けても…
春日原生林を巡った翌日は休暇を取り、天気が良かったので伏見稲荷大社に連れて行ってもらった。 関西に20年以上いたのに、奈良や京都を観光していないことに今さら驚いてしまう。 伏見稲荷大社は外国人観光客に非常に人気なのだそうだ。 行ってみるとそれも…
蒸し暑い週末、板橋区にある植村冒険館に行ってきた。 植村直己の記念館は兵庫県豊岡市と東京都板橋区にある。私にとって少々恨みなのが、15年前に板橋の冒険館に行ったら、展示物入替中とやらでほとんど何も見れなかったことだ。さらに、その翌年に豊岡の植…
盛岡へ行った帰りは東北新幹線で帰った。 毎度のことながら帰りは少し切ない。行きの高揚感もなく、わずか3時間ほどで日常へとリセットされる。 帰りの時間が短くなってしまうのは新幹線のせい、というかお陰だ。盛岡からトンネルをどんどん潜って東北を突…
岩手山登山の続き。岩手山から下山したわれわれは偶然来た盛岡駅行きのバスに飛び乗ることができた。午前中は10時台に1本。次のバスは14時40分ということだったので、本当に奇跡的タイミングだった。 さて、ちょうど正午に駅に着き、腹が減ったのでトンカツ…
ここのところ週末の天気が安定しない。暑かったり、急に雨が降ったり。仕方がないので少し遠出から遠のいている。 先々週はなんとなく鎌倉散策をした。鎌倉は横浜に住んでいた時代によくジョギングをしたが、観光はあまりしていない。まあ、ぶらぶらしていて…
先日も書いたのだけど、相方は岐阜育ち、私は奈良育ちで海なし県にずっといた。 海なし県出身者の悲しいところは、海に行くとなると過剰に興奮することと、魚が不味いこと。今は随分美味しいのも出回っているが、かつては美味しかった記憶がない。給食ではパ…
旅の楽しみは食の楽しみだったりする。 このところ旅行は登山と食がテーマとなっていて、腹を減らせて美味いものを食べるということが多い。最近は宿代はできるだけ安いところにすることが多く、その分を食に充てている。 今夏は6日にもわたるレトルト食品…
今夏の旅では行きも帰りも岐阜県を縦断することとなった。 帰りは富山から新幹線に乗らず、高山本線に乗って岐阜市へ。高山を観光してみた。高山はしみじみとよかった。明治時代、高山は今の岐阜県ではなく高山県として独立していたらしい。それもあって、北…
以前、発達障害に関する教育動画を見たとき、思わず笑ってしまったことがある。 自閉傾向にある人はこだわりが強く、ルーティーンを崩されるのを嫌がる。さらに鉄道などの好きが多いらしい。まさにそれに合致する人が職場におり、実例を前にして「な~るほど…
今夏の山旅はとりあえず富山で区切りが付いた。 ここから関東にむけてどう帰るかだが、どうせなら寄り道しようと飛騨高山に寄ることにした。高山に着いたのは10時半頃で、とりあえず昭和まで現役の役所として使われたという陣屋を見学。意外とじっくり見てし…
一昨年と昨年の夏は北海道へ行った。 一昨年は利尻島と礼文島に行き、憧れのウニとホッケのちゃんちゃん焼きを頂戴。さらに小樽で海鮮丼とジンギスカンというグルメ旅。 昨年は北見で焼肉、ウトロで海鮮丼、羅臼でニシンの一夜干し、釧路で寿司。 そんな話を…
背中から脇腹が痛い中で夏の予定を考えている。 再びコロナが流行りだして不穏な空気だが、楽しいことを考えて日々を過ごしていきたい。 一昨年は利尻・礼文島へ。昨年は大雪山と知床縦走をメインと北海道づくしの2夏だった。北海道の宿がいいのは長期旅行…
東京には桜の名所が多い。 かつて千鳥ヶ淵、上野公園、隅田川、六義園、湯島天神、目黒川、新宿御苑とあちこち行った。当時東京にいた父親が「桜見に行こう!」と誘うので、東京中の桜を見に行った次第。 東京駅に集合して、千鳥ヶ淵から上野公園、隅田川と…
会社の後輩が出雲へ旅行に行くという。 最初は「サンライズ出雲」に乗るつもりが、予約に失敗して飛行機となったらしい。1ヶ月前の10時に窓口で予約する、いわゆる「十字打ち」までしたのに取れなかったという。 それにしても、マイルを使って飛行機で行く…
今回、思いつきで野田市まで行った。思いつきなので特に目的もなしである。 そんななかで河原が花盛りだったのが何より嬉しい誤算だった。荒川、江戸川、利根川と越えたが、利根川の菜の花畑は圧巻。 2日目は利根川沿いを少し走り、茨城県側に少しだけ入っ…
近場でキャンプはできないものか。これは都会に住まう人間に多い願望である。 都会の生活を享受しつつ自然に触れたいというのは贅沢な話。しかし、キャンプとはすなわち野宿のことだから、誰にでもできる。 それが今のキャンプブームの正体なのだろう。 それ…
ここのところ旅に出て自炊することが多い。 安く上がるというのもあるけれど、コロナ禍で飲み歩くというのに気が引けるのもある。それと地元の人との交流もできないようなら、食べてすぐ寝られる方がいいというのが大きい。 そんなわけで、ここのところ旅先…
旅先の土産は難しい。 実家に帰ると世界のいろいろな土産物がある。多くは父親がよく行ったドイツやアメリカのもので、ビールジョッキ、くるみ割り人形、ピエロの形をした瓶なんかが棚の中で埃をかぶっている。 行った先の空気を持ち帰りたいといろいろ買い…
そろそろ違う話を書こうかと思うけど、宮古島話を最後に一つ。 登山や徒歩・自転車の旅で重要なものがある。 そんなに気張って言うほどのことではない。腹が減ると動けないのだ。 したがって、旅に出るときは万が一の非常食を持って常に歩いている。最近はナ…
宮古島に行く前に相方が面白い話を披露してくれた。 ハンバーグはモンゴル帝国によって生まれたのだという。モンゴル人がヨーロッパ遠征を行った際に馬肉を生食する「タルタルステーキ」が伝わった。それが「生食はちょっと...」ということでドイツでミン…
沖縄は長寿の県として知られる。厳密には男女で差があるものの、概ね長寿として知られる。『英国一家日本を食べる』シリーズのマイケル・ブースも書くくらいだから世界に知られているのだろう。 なぜ沖縄県人が長寿か。その要因は豚食にあるとい聞いたことが…
旅行に行ったら土地のものを食べたい。 日本は土地土地で異なる食物が溢れていて、それだけで旅に彩りが加わる。昨年末に行った大分では関アジや関サバを食べたっけ。 では沖縄と言えば何だろう? 今回食べたものをちょっと自慢(?)してみたい。 ①日本蕎麦…