クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

キャンプと物欲と資本主義

週末、キャンプに行くことになっているけど、どうも天気が怪しい。これまで雨の日のキャンプはテントに引きこもって本でも読んでいたが、久しぶりに友人と会うのでそうもいくまい。

タープを買って雨除けにするか検討中である。

 

急に話が変わるけど、今マルクスの『資本論』を読んでいる。資本主義や市場主義と言いつつ、言われてみれば本質を理解していないなあと感じたからだ。

その『資本論』を読んでいると「資本主義の中では必要な物も余計な物も買わせるようになる」とあった。図書館で借りて読んでいるので、少々読み方が粗いし、岩波文庫のまだ1巻なんだけど、まあその通りだと思う。われわれは生きるのには余計な物を買い集めるために余計に働いているのだ。

マルクスは労働者の視点に立って書いているようだが、どうやら労働そのものは嫌いらしい。いっぱい働いて、いっぱい遊ぶのもいい人もいるけど、資本主義に踊らされると、余計な物を買わされて苦しむことになると指摘している。

なかなか慧眼。その軛から逃れていないのが現代人である。

 

それにしてもタープは余計な買い物だろうか。

それを考えて余計に悩んでしまう。