クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

雑文

今年の目標は何だったかな?

もう12月。 今年の年初を振り返ると結構いろいろな目標を立てていた気がする。恥ずかしいけど振り返ってみよう。 ①めっちゃ勉強する 勉強するというか、会社で年始めから研修がいくつも入っていた。DXやら経営やら、自分で応募したのもあるのだけど、「おい…

遊び心は若いころから鍛えよ

先日、後輩が急病で長期の休みとなるという連絡があった。なんでもウィルス性の感染症らしいのだが、最初の病院での誤診もあって悪化したのだという。 私は彼と仕事を進めていたので、「おーどうする、どうする」と慌てたのだけど、結局は2週間ほどで復帰す…

江戸の着倒れ、大坂の食い倒れ

浅田次郎のエッセイ集が好きでよく読んでいる。 その中で意外だったのが、江戸っ子は服装にこだわるということだ。 浅田次郎の家は士族崩れだったらしく、祖父母は異常に外出時の服装にこだわったらしい。孫の服装にこだわるあまり、学校に遅刻したというか…

世のお偉いさんの食事とは

先日、大前研一さんの古い新書を読んでいたら、当時GEの会長だったジャック・ウェルチとの食事について書いてあった。 書いてあったのは食事の内容ではなくエピソードなのだが、"What's new?"と言って貪欲に情報収集し、聞けばすぐに社内に指令を出して分析…

永遠の棲家はどこがいいか

週末はランニングをして、ストレッチをして、散歩して、図書館で本を借りて終わってしまった。 私はあまり住む所にこだわりはないのだけど、相方は今の所は好きだと言う。もう少し都心に近づき過ぎると人が多くて嫌だし、田舎過ぎると不便で車が必要。適度に…

世界には「好き」が溢れている

わが家にはとりあえずテレビという文明の利器があって週末くらいはちょっと見たりする。録画しているのは「探偵!ナイトスクープ」と「クレイジージャーニー」くらいで、あとはYouTubeを見る程度。実家の両親はテレビ好きなので、世代による違いを感じるとこ…

20代の身体、40代の身体

ここのところ夜のランニングを再開して、最低5kmくらいは走るようにしている。 最初にランニングを始めたのは19歳。浪人生活を終えて何もやることがなくなった時だ。あの時はどれだけ走れるか試しているうちに片道8km先の神社までを往復するようになった。 …

秋は紅葉、それとも読書?

会社で社内報に使うかもしれないので、紅葉の写真が欲しいと言われた。 紅葉の写真は意外と少ない。登山で紅葉に出会えるのは年1回くらい。高山と低山を組み合わせて2回くらいか。高山は何しろすぐに雪になってしまう。 10月に谷川岳の馬蹄型縦走をした時…

野川で彼岸花を見る

週末は天気がイマイチなので図書館で本を借りたり、散歩したりしていた。 お気に入りの散歩先は野川で、国分寺市の日立製作所の敷地あたりに端を発し、三鷹や調布を通って二子玉川あたりで多摩川に合流する。川沿いは東京では珍しく木々が茂り、水も湧水を水…

秋風吹くのはいつ?

秋めくどころか夏に逆戻りみたいな日が続いている。これだけ暑いと紅葉どころかそのまま枯れてしまうんじゃないかと怖くなる。 「昔はこんなに暑くなかった」と言う年配の人が多い。いや、私も年配の範疇になりそうであるのだが。 かつてなら思い過ごしだろ…

魅力のある人になるには

先週は私の友人とキャンプをし、今週末は相方の友人とわが家でランチを共にした。 彼女はもう何度もわが家に訪れている。特に何があったわけでもないけど、ずっとしゃべっていても飽きない人だ。 今回も怪談話から彼女がかつて勤めていたホテルの話まで、話…

ここにいることの幸せを感じること

暑い日が続いていて、もう外に出るのも嫌になっている。 早いところ高い山か北海道に逃避したいところだけど、炎天下でお仕事している方々を考えると文句も言ってられない。 相方も一昨日、炎天下で車誘導をしたらすぐにクラクラしたと言っていた。 唐突だけ…

別荘への憧れ

このところ、天気も悪くて家で筋トレをしていることが多い。筋トレも退屈だから、片手で本を読み、スクワットとか腹筋運動を繰り返している。蒸し暑い。 作家のエッセイ本なんかを読んでいると、夏は別荘で執筆しているなんてあって、蒸し暑いわが家と比べる…

充実した人生の詰め込み方

新紙幣が出たらしい。「らしい」と書いたのは、まだお目にかかっていないためであり、今のところ都市伝説かもしれない。 ともかく、新紙幣として渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎となるわけだが、今回の3人はバイタリティーという意味で非常に共通している。…

大雨の楽しみと自然の脅威

ここのところNHKのWEBニュースとか見ると天気の話が多い。たいていが線状降水帯とか熱中症で、いずれも深刻に伝えている。 ただ、考えようによっては雨も晴天も自然の恵みであり、どっちがなくてもいいというわけではないのだ。 去年の阿寒湖キャンプ初日は…

暑い日に見る写真

なんだか梅雨が明けたかのような暑さが続いている。 連日なぜ「暑い、暑い」と書くのかというと暑いのが苦手で、苦手なくせに冷房が好きではないからだ。このところ、ついにシャワーは水で済ますようになってきたぞ。 『吾輩は猫である』で猫はしばらくの間…

好きなことで生きてゆけるか

先日、相方の両親が上京し、夜食事をした。 ご両親とも大学は東京。私より都会人と言っていいだろう。ただ、お父さんの方は東京の有名大学を出て銀行員になるといういわゆる「エリート」にもかかわらず、なぜか謎の嘆き節を繰り出してくる。 突然「仕事で楽…

一生続けられる遊びを見つける

日曜日は雨だし、相方は風邪ひいてるし、最近働きすぎで怠いしで、呆然とすごしてしまった。 そんな中でGRIBELのYouTubeに山野井泰史さんが出ているのを見つけたので、ついつい見てしまう。山野井泰史さんは言わずと知れたアルパイン・クライマーのレジェン…

ニッポンのオジサン基準

いつも帰宅途中の電車で本を読んでいる。昨日読んでいた対談本はニッポンのオジサン批判が立て続けに書かれていて、少々げんなりした。 この手の本に登場する「ニッポンのオジサン」には、一流企業の高給取りで、交流に多様性がなく、保守的で否定的で横柄な…

物欲との付き合い方

この上半期を振り返るとあまり大きな買い物をしていない。 買い物自体は、つい先日もヤマモモ酒を漬ける瓶を買ったし、『有隣堂しか知らない世界』の本もついつい買ってしまった。ただ、このあたりは本を含めて私にとって生活用品みたいなものなので、物欲を…

ミニマリストへの道

学生時代、最初に憧れたのはすべての荷物を自転車に積んで旅する姿だった。 いわゆる「チャリダー(自転車旅行者)」で、テント・寝袋・マットを持って旅に出る。いや、旅が日常で家はテント。ベッドはマットと寝袋。朝早くに起きて、自転車を漕ぎ、腹が減っ…

ココロとカラダ、そのバランス

最近、身体のどこかが不調というわけではないけど、休日はぐったりしている。 「ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ」はオリンパスのコピーだが、ココロの方が疲れていて、どこも悪くないカラダに不調が及んでいるような気がする。 しかし、困るのが物理的に…

諦めて楽になること

将棋名人戦は藤井名人の連覇となった。 現代の天才という意味で、日本では大谷翔平とともにしょっちゅう取り上げられ、モンテッソーリ教育も一時話題になった。 しかし、世の多くの親が忘れてないかなと思うのは、こういった「天才」たちもいろいろ諦めてい…

努力が肝心か、諦めが肝心か

最近、自分に残された可能性について考えることがある。 不惑となった今から弁護士や医師になれる可能性は低い。オリンピックで金メダルを獲るのは、よほど私のための競技でも新設されないと無理。 しかし、ガイド付でエベレストに登るのならできるかもしれ…

そろそろ梅雨の楽しみ方

そろそろ梅雨時という時期になってきた。 過去の写真を振り返ると6月の写真が極端に少ない。最近は4月から6月が忙しいのもあるけれど、その前から少ないのはやはり雨の中を出かける気がしないからだろう。 梅雨時に何をしているかと言えば、まずは読書と…

山は山が教えてくれる。仕事は?

ここのところ、仕事の指導をどこまでやるかに迷うことが多い。 手取り足取り教える先輩もいるし、自分で学べという先輩もいる。私は自分で学べ派だし、いちいち教わるのも好きではない。 そもそもすべてを指示されるのが嫌いなのだ。 ラインホルト・メスナー…

ラジオの時間

十数年前の『山と渓谷』に白籏史郎さんのコラムがあって非常に面白かった。 「山でラジオを流して歩いている人がいますがどう思いますか?」 との質問に対しては 「山では川のせせらぎや鳥のさえずりを聞くべきであり、ラジオや音楽のような人工音を流すなど…

はたらけど はたらけど

ゴールデンウィークは結局仕事になった。 今年は特別なことはないのにやたらと忙しく、なのになぜ忙しいのかわからない。どうなっとるんだろう。 石川啄木は「はたらけど はたらけど 猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」と詠んだ。 短い言葉ながら人の胸…

もしも反対方向の列車に乗れたら

かつて「通勤電車とは反対方向の電車に乗ったら」というテレビ番組があったらしい。 朝の通勤時間帯に電車を待つサラリーマンを捉まえて、その人の会社に番組が連絡をする。一日、彼または彼女を借りていいかと上司に確認の上、通勤とは反対方向の電車に乗っ…

生成AIが言葉を綴るということ

はてなブログのトップページには「思いは言葉に。」というメッセージが載っている。 うーむ。いい言葉だと思う。 最近、しみじみと感じるのは自分の考えであれ、思いであれ、言葉にするのは難しいということ。もっと言えば論理的に他人にわかるように文章化…