会社でSDGsのバッジとやらが配られた。
17の色がドーナツ型に並ぶデザインで、17色は国連の持続可能目標をそれぞれ象徴していることになっている。ここではSDGsについて熱く語ろうなどという真似はしないけど、最近バッジをつけているサラリーマンを時々見ることがあり、「自分は付けたくないなぁ」などと考えていたら会社で配布されてしまった。
大変遺憾である。
不届きと言われるのを覚悟で書くと、バッジみたいなものは引っ掛けることがあるので嫌いだ。街中や事務所で藪漕ぎするわけではないけど、ああいう引っかかりのあるものは極力付けたくない。それになくす恐れがある。なくす恐れがあるくらいなら付けたくない。スーツに付けたままクリーニングに出す人がいること請け合いだ。「なくしました~」と言って叱られるくらいなら最初から付けたくない。
それに加えてバッジを付けてSDGsに貢献していますアピールという発想そのものが気に食わない。バッジ作る金があればそれで社会貢献せんかいという意地の悪いツッコミを入れたくなる。
そんなこんなの不満をブチまけてみたけど、とどのつまりはあんなバッジなんか付けたくないのだ。色とりどりのあのデザインが似合う人なんてそうはいない。どことなく軍服に勲章を下げた軍人を思わせる。
勲章も―私には実際不思議である。なぜ軍人は酒にも酔わずに、勲章を下げて歩かれるのであろう?