みぞれの降る祝日は池袋演芸場で久しぶりの寄席を見に行った。
先々週に倒れてからというもの、睡眠を多く摂り、できるだけリラックスするよう心掛けている。まあ、これまでと何が違うのかわからないけど。
今回は古典落語が多くて、「金の大黒」、「だくだく」、「時そば」、「親子酒」、「そこつの使者」なんかを聞いた。相方は独りで演芸場に行く筋金入りの落語好き。対して私は父親が買った興津要編『古典落語』を読んで文字から入った口。
妙な夫婦なのである。
落語がいいのは言葉と想像力で世界が広がることだ。場合によっては過去や現世だけでなくあの世まで描くことができる。
考えてみると年明けはどうも忙しすぎた。
そうやって、ふわりふわりと楽しむ時間が時々あってもいいかもしれない。