週末は背中痛が全快しないので、のんびり過ごした。
土曜は新宿の末広亭で寄席を聞いた後に久しぶりに焼き鳥を食べに行った。日曜はブリの切り身で唐揚げ。日曜はスペアリブの煮付け。少しこってりした食事が多かったかもしれない。
現在、我が家では肉と魚がおおよそ半々。動物性のものがやや多い。
血液検査ではHDLコレステロールが上限くらいで、LDLコレステロールが下限値くらい。青魚が多いせいだろう。HDLは善玉、LDLは悪玉と呼ばれ、医師に言わせるとこれくらいでいいらしい。
相方は私と暮らすようになってから、肉・魚を多く食べるようになり、おかげで風邪を引かなくなったらしい。適度な脂の摂取は必要らしい。
随分前に読んだ本で、世界最強一家と呼ばれるグレイシー一族は豚肉を食べないと書いてあった。鶏と牛はOKらしいが、豚はなぜかダメで、食べると弱くなるらしい。
科学的根拠はなく、格闘家である著者も「豚と牛では脂の融点が違うからかなぁ」としているのみ。根拠はなくともグラッピング(組技格闘技)であれだけ強い一族なのだから、強さが食生活の正しさを証明しているのだろう。
しかし、沖縄の長寿の秘訣はソーキに代表される豚食文化だと聞いたこともある。それに栄養士さんも「豚肉には疲労回復効果」と言っていた。
どっちが本当なのだろう?
週末に読んだ本『日本人とエベレスト』(山と渓谷社)に衝撃的な健康法があった(大袈裟かな)。
山岳ガイドの倉岡裕之さんは炭水化物を全然食べないのだという。血糖値を下げるインスリンが血管にダメージを与えるので、糖分を摂取しない方が血管の健康を保つらしい。今、倉岡さんの血管年齢は10代なんだそうだ。
エベレストのような低酸素では血管の機能が問われる。血管年齢を若くして、酸素の循環を良くしないと凍傷になる可能性が生じるわけだ。
しかし、炭水化物を摂らないで登山のような持久力の必要な運動が可能なのだろうか。これまた謎である。
死ぬまで健康ということはあり得ないのだが、できる限り健康寿命は伸ばしておきたい。これは人情。
ただ、制限が多過ぎるのも困りもので、なんでも美味しく頂戴できた方が人生を楽しむ上では良さそうだ。
結局は心と身体のストレスが少ないくらいの健康法が一番いいのかもしれない。