クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

登山で会いたくない虫たち

先週末、久しぶりに山に行って気持ちよかったのだけど、代償としてブヨに嚙まれてしまった。

考えてみるとブヨに噛まれたのは初めてかもしれない。帰ってからむずがゆい感じが続くなあと思っていたら、左足首が腫れあがり、火曜日くらは歩くのにもやや不自由した。ブヨがこんなに酷いとは思わなかった。

登山などのアクティビティは気候とのタタカイとともに虫とのタタカイでもある。

今回は登山中に会いたくないけど、会ってしまう虫たちについて書いてみたい。

①蜂

まず、最も厄介なのは蜂。実は人を最も死に導く動物でもある。

今回の登山でもあしながバチがぷ~んと飛んでいた。危険なのはもちろんスズメバチで、集団で襲撃されたら命にかかわる。

私はいまのところ登山中に刺されたことはない。小さい頃にあしながバチに刺されたくらいで済んでいる。

 

②アブ

虻蜂取らずとは言うけど、蜂とともに厄介な虫だ。

梅雨頃か梅雨明けに大量発生すると、大変で、サポートタイツくらいなら上から刺してくる。多少分厚いパンツにしないと脚をボコボコやられる。

毒性が強くないのが救いだが、何しろ痛い。7月に八ヶ岳で下山中ボコボコやられて泣きたくなった記憶がある。

 

ヒル

痛くはないけど厄介なのがヒル

関東では丹沢がすごい。沢登りで葛葉川を遡行した時、遡行が終わって登山道に出ると、そこはヒルの楽園だった。

土の上に何かいるなあと目を凝らすとヒルが3cm間隔くらいで蠢いていて、よく見ると靴の上に這い上がろうとしている。もう足元が土だかヒルだかわからないくらい、ピチピチ跳ねていて、ホラーの様相だった。

ヒルには塩が効くというけれど、あれだけいたら役に立つまい。こいつに噛まれると、血を凝固させない成分を注入されてなかなか血が止まらず、気が付いたら血まみれとなることがある。

 

④蚊

刺されて厄介なのは蚊。

テントなんかに入るとどこにいるのかわからないし、寝不足にもなる。夜行性なので夜に張り切ってくれるのが厄介だ。

学生時代にサロマ湖でキャンプをして、夕方凄まじい蚊に襲われたことがある。テントに逃げ込んだが、蚊の対策のなされていない冬季用テントなので、朝までに顔をボコボコにされた。朝テントに張り付いている蚊を潰すと、どれも真っ赤な跡になったのを覚えている。

高山にはいないので今は暑い時期、高山で蚊を避けている。

 

書いているうちに過去を思い出して具合が悪くなりそうだ。

この夏は虫の多すぎない爽やかな涼風の吹く山に行きたい。