クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

登山

冬の滝子山に行ってみた

週末天気がいいので中央線に飛び乗り滝子山に行ってきた。 滝子山は中央本線の笹子駅と初狩駅の中間に位置する山で標高は1600mほど。これまで私も相方も2回ずつ登っている。駅から徒歩でアプローチできるところがいいところだ。 今回、笹子駅からアクセスす…

そういや忘れていた海鮮丼~大分、温泉と登山の旅⑤

旅と言えば食。 そういえば、大分、温泉と登山の旅②に「海鮮丼」と謳ったのに海鮮丼に触れるのをすっかり忘れていた。ついでなので大分での食について追記しておきたい。 1日目、別府に着いた時は昼飯時で、とりあえずGoogle先生に尋ねてみた。検索の結果、…

杵築城と城下町~大分、温泉と登山の旅④

新年を迎えたのにまだクリスマス頃の話が終わらない。ただ、せっかくなので大分旅行の最後に行った杵築のことを書きたい。 旅の目標だった由布岳を下り、竹瓦温泉に浸かり、「まあ今回はこんなもんか」と私は思っていた。しかし、相方は最終日に国東半島に行…

由布岳の雪~大分、温泉と登山の旅③

なかなか 登山の話にいけない。 そもそも当初の目的は九重山に登り、坊ガツルでテント泊と山の温泉に入るのが目的だった。 ところがタイミングよくというか悪くとんでもない寒波が来るらしい。そこで妥協案として持ち出したのが別府温泉に浸かり、由布岳に登…

別府と海鮮と海地獄と~大分、温泉と登山の旅②

今回はのんびり観光がメインのつもりなので、ぼちぼち、のんびり書いていきたい。 私の別府に対する印象は、幼稚な話になるが、「ゴジラ vs スペースゴジラ」くらい。作中に別府が出てきた。どうも城があった気がしたので調べてみたら、同映画では鹿児島から…

湯の極楽と地獄めぐり〜大分、温泉と登山の旅①

大分へ行って来た。人生初の大分である。 羽田空港8時発、10時に大分空港へ。 大分空港は大分市や別府市の北、国東市にある。空港は鉄道駅と違って少ない。大分県内だから大分空港と命名されているが、地図を見ると国東半島の付け根くらいに所在しており、…

年の瀬に由布岳登山をしようか

年末に差し掛かり仕事が忙しくなってきた。 大分旅行のために1日有休を使おうという魂胆なので余計に忙しい。休むために忙しくなっているようなもので、そんなことをここ何年も繰り返している。 「盆と正月が一緒に来たような」という表現があるように、日…

今を一番楽しむために~山野井泰史インタビューを見る

天気の良い土日だったけど、どうも体調が今ひとつでのんびり過ごした。 日曜は「山と渓谷.ch」にあった山野井泰史インタビューをYouTubeで見た。山野井泰史と言えば、言わずと知れた日本を代表するクライマー。その山野井さんが今年、フランスの登山雑誌社が…

旅と登山と酒と~2021年を振り返る

今年も12月となってしまった。 子どもの頃、大人が「早いなあ、早いなあ」と呟いていて不思議に思ったものだったが、今はそう言ってしまう立場になっている。原因は時間に対する「体感」もあるだろう。しかし、それ以上に記憶が弱っているような気もする。 …

登山でリスクリテラシーは磨かれる?

勝間和代『会社に人生を預けるな~リスク・リテラシーを磨く』を読んだ。 もう10年も経った本だし、特に目から鱗がポロポロということはない。ただ、勝間和代という人が何を書いているのか知りたかったので読んでみた。 読むとサブタイトルにあるとおり「リ…

登山入門講座⑤〜遭難事故の防ぎ方

「なぜ登山なんてするの?」と訊かれることがある。確かに説明しにくい。 「あなたにとって登山とは何ですか?」などという哲学的なことを訊かれたこともある。そんなことを訊かれても困るのである。 意地悪な答えとして「山に行って遭難せずに帰ることです…

山男・山女の元気の源は...

休日出勤をすると空がやけに青く見える。 天気がいいのに出かけられずとにかく悔しい。そんな時は次の休みや長期休暇になにをするかを考えて心を慰めている。 これは以前ブルーインパルスが飛んでいたのを撮ったもの 「なぜ山に登るのか?」 これはジョージ…

登山筋とランニング筋の違いは?

秋晴れの週末はランニングに勤しんだ。来年2月に大会が控えているので、走る身体を作らなくてはならない。 家を飛び出し、20kmくらい走ることにした。ここのところ雲取山から奥多摩駅までの石尾根縦走とか北岳の草すべり駆け上がりとかやっているので体力的…

個人的な登山トラブル三選

先日の北岳では少々準備が足りなかった。こういう時は何かしらトラブルが起きる。 まずテントポールのゴム紐が伸びていた。ガスストーブの調子がおかしかった。下山時に靴擦れした。 天候が良かったので特に大ごとにならなかったが、悪いときはどれも致命的…

初冬の北岳に登る③~夕焼けと朝焼け

テント泊ではトラブルが続出したものの、天気がいいのが幸いした。 1日目「わあ、きれい!」と声がしたのでテントから這い出してみると目の前の鳳凰三山が赤く染まっている。小屋の前まででると夕日が仙丈ヶ岳の脇からさらに向こうの山並みに落ちようとして…

初冬の北岳に登る②~初冬のテント泊トラブル

肩の小屋で受付をした。1人1000円で以前の倍。コロナの影響で北アルプスでは2000円、南アルプスでは1000円が相場となっている。「諸色高直(しょしきこうじき)にて渡し賃は倍とせよ」という桂米朝の「地獄百景亡者の戯れ」に出てくる閻魔のお触れを思い出…

初冬の北岳に登る①~広河原から北岳肩の小屋

週末、天気が良かったので北岳に登りに行った。 昨年の同じ時期、谷川岳の馬蹄型縦走をやったら、晴れ予報の中で雨は降るし、足元は雪だしでとんでもない目に遭った。 今回はそんなことにならないことを祈って甲府駅から広河原行きのバスに乗る。 北岳は日本…

初秋の石尾根縦走〜鴨沢、雲取山、鷹ノ巣山、奥多摩駅

台風一過の週末にどこか走りたくなって、前から気になっていた石尾根縦走に出かけた。 気になる理由は大したことではなくて、角幡唯介さんが千日回峰行の真似事をする前に奥多摩駅から雲取山の日帰り登山をしたということから。これでは何のことやらわからな…

青年小屋でテント泊まったり②

青年小屋で昼寝をしたわれわれは5時くらいに起きだし、再び夕食の支度を始めた。まったりである。 準備をしながら隣のオジサンとおしゃべりをする。オジサンは京都から来たらしい。仕事は営業。梱包材を作っているメーカーにいるという。異業種、他エリアの…

青年小屋でテント泊まったり①

台風一過の休日に八ヶ岳・権現岳に行ってきた。当初からの予定変更だったが、今はどのテント場も予約制を取っており、飛び込みではなかなか行けるところがない。八ヶ岳ではバスが通っていない観音平から3時間ほどの青年小屋は予約なしで行けるテント場だっ…

テントの中で何をする?

夏休みが終わり、北海道から戻ってからぼんやりしている。本来の怠け病なのか北海道の後遺症なのかわからない。 北海道ではテント泊を6泊した。そう人に言うと「過酷な旅で」と言われることもあるが、慣れてしまえばホテルよりよほど楽である。四畳半くらい…

北海道での山中泊事情~北海道を巡る冒険

北海道から帰ってきて吉村昭『羆嵐』を読んだらすっかり熊恐怖症になってしまった。 『羆嵐』は大正時代に起きた日本最大の獣害事件で、2日間で6名の村人が殺害されたという事件である。「遠目にヒグマを見たいなぁ」などと考えていたが、読んでいると熊が…

硫黄山からの知床縦走④ 羅臼岳へと羅臼までの下山〜北海道を巡る冒険

羅臼岳は百名山の1つである。百名山ともなれば全国から山好きが押し寄せるものと相場は決まっていて、やはりたくさんの登山者が行き来していた。一般ルートは宇登呂の先、岩尾別温泉からの日帰り往復だという。 羅臼岳は海から登り詰めるため、1600mの頂上…

硫黄山からの知床縦走③ 第一火口から羅臼平まで〜北海道を巡る冒険

硫黄山登山口から登った初日、予想外の道に手こずり第一火口の幕営地までしか行けなかった。地図を確認すると2日目は羅臼まで12時間以上かかることになる。朝4:30に幕営地を出ることにした。 天気は晴れ。しかし、知床は海に挟まれた半島であり、予断はなら…

硫黄山からの知床縦走② 知円別岳のルート迷い〜北海道を巡る冒険

硫黄山登山道は藪の覆われた道を進み、涸れ沢を詰め、稜線に出るルートとなっている。ようやく稜線に出ると緑と白い斜面の山が見えてきた。硫黄山は硫黄が噴出することから名づけられたとおり火山である。知床と一口に行っても北部の硫黄山付近は火山岩と砂…

硫黄山からの知床縦走①〜北海道を巡る冒険

北海道の登山旅。とりあえず大雪山から下山し、北見、網走に滞在したわれわれは観光しつつ悪天候をやり過ごし知床に向かった。 知床は憧憬の地である。大学時代、自転車で小樽から知床を目指した。ちょうど世界遺産になったばかりの知床はごった返していて、…

灼熱大雪山を縦走してみる①〜北海道を巡る冒険

夏休み2021。東京五輪の女子マラソンが札幌で行われている、その日に旭川空港に降り立った。天気予報は台風が来たり低気圧の影響があったり微妙に揺れ動いた。休み前の数日間は連日計画を変更し続けた結果、当初の大雪山からトムラウシまでの大縦走を諦め、…

北海道を巡る冒険-序 2021年大人の夏休み

今年も北海道へ行こうと思う。 去年はかなり発作的に行ったが、今年はやや予約が取りにくかったので5月くらいには予約した。コロナ、コロナの時期にとは言われそうだが、ゴールデンウイークも遊んでいないのでお許しいただきたい。 今年は北海道の東を攻め…

ブロッケンを見たことありますか?

奥穂高岳登山は絶景とはいかなかった。天気予報はそれなりによかったのだが、2日目の頂上付近はずっと曇っていて、最後まで晴れることはなかったのは残念。 その代わりに見たのがブロッケン現象で、初めての相方は興奮していた。私は何度か見ているので淡々…

夏の奥穂高岳登山②~穂高岳山荘から奥穂高岳へ

穂高岳山荘は奥穂高岳と涸沢岳の間の少し落ち込んだ部分にある。標高は3000m弱ということで日本で1番ではないが、最も高いところに位置する山小屋の一つである。 高い分、天候の変化も受けやすく、雨も風も受けやすい。ただ、この日到着した時点では雲は増…