クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

登山

秩父主稜縦走物語-続

鴨沢の雲取山登山口に着いたのは7時過ぎ。気品がないとか言ってごめんなさい、オジサンのおかげで早く着きました。 とにかく「登山」というタグを付けておきながらまだ登山は始まってない。 奥多摩湖から林道を少し歩いて登山道に入る。一旦登山道からまた林…

秩父主稜縦走物語

久しぶりに雲取山から甲武信ヶ岳方面に縦走してきた。 週末の天気予報を見ると晴れが連続していて、おまけにくそ暑いときていた。暑いのは嫌いなので、山へ避難することにしたわけだ。唐突な思い付きなので、高い山は止して低山で、それなりに涼しそうという…

便秘のなり方

せっかくの連休だからということで、上高地から蝶ヶ岳、常念岳、燕岳まで縦走してみた。天候には恵まれて、撤退する理由が見つからないのは良かったが、久しぶりのテント泊装備で体力低下が顕著に現れ、3日ともヨレヨレのヘロヘロになった。縦走の話も書き…

最近、運動不足なので自宅から新宿まで走ってみた。事前にGoogleマップで確認すると23kmあるらしい。 中央線沿いに走ると三鷹とか吉祥寺とか聞いた名前はあるものの、駅前に近づかなかったので、町としての印象は特にない。というか日本の町には本当の意味で…

敗退の山

気が付いたらもう2ヶ月も山に行っていない。 「まだ登山やってるの?」と訊かれると「やってますよぉ」と応えるものの、現在は開店休業中といった具合だ。そろそろ行かないと登れなくなりそうで怖いのでとりあえず通勤時に駅まで駆け足をして運動不足を補っ…

お天気下駄

冬になると週末の天気予報を見る回数が増える。今週末は登山ができるだろうかと、特に計画していなくても見てしまうのだ。 なぜ冬かと言えば、冬は晴れ雨雪といった予報だけでなく風予報が重要で、風が強いとなればスッパリ諦めないと命にかかわる。「さて、…

冬の甲斐駒ヶ岳

今年も成人の日の3連休に冬の甲斐駒ヶ岳に行ってきた。韮崎駅から路線バスで道の駅はくしゅうで下車。そこから1時間歩いて竹宇駒ヶ岳神社から入山。黒戸尾根から頂上を目指す。 黒戸尾根は累計6回目、冬だけで5回目だ。最もシツコク登っているルートであ…

山での死について考える

『岳人』の12月号の特集は「山の事故から身を守る」だった。印象に残ったのは古澤早耶さんの記事で、実父が遭難死したことについて書かれていた。 私は幸いなことに本格的に遭難したことはないし友人・知人を山で失ったことはない。それでも雪山で滑落してク…

山の奇人変人

晴れた休日に山下公園に出かけると気候が良いせいかたくさんので溢れていた。そしてたくさんの「変な人」がいた。 銀杏をバックに写真を撮影している男女、女性は若いが男性はその父親くらいの年齢、がいた。雑誌か広告の撮影かと思ったが、カメラはプロ仕様…

駅弁賛歌

自動車を使わない登山になると自然と鉄道の旅となる。翌日が仕事となると特急で早々と帰宅したいが、余裕があれば鉄道の旅を楽しむのも一興だ。1人でぼんやり外の山々を眺めながら車内の人間観察をするのも悪くはない。 鉄道旅の多少の問題は食事である。登…

葷酒山門に入る

11月の初め黒部川・下の廊下を行くため、久しぶりにテント泊で山に入った。もう山中は寒くなってきて、後立山の峰々には雪が積もっていたが、山馬鹿はたくさんいて阿曽原のテント場は大盛況だった。 私が着いてから1時間くらいしてテント場に男女3人組のグ…

ジムクライマー

今年は天候が不安定でなかなか山に行けない。雨の山行を楽しめるほどの登山者ではないので、週末はクライミングジムでお茶を濁している。 いつも利用するジムはどこの駅からも中途半端な位置にある。いつも最寄り駅から歩くが、丘を越えて40分かかり、通常な…

山道具考

「やれザックはミレーだ、ピッケルはシャルレだと道具だけにこだわるだけでなく、まずは身体と登山の技術を鍛錬することが肝要である」 おおよそこのようなことが実家の本棚に並ぶ40年ほど前の山岳雑誌に書かれていた。当時のヨーロッパ製の山道具は高嶺の花…

山靴讃歌

9月のシルバーウィーク、4年ぶりに雲ノ平へ行った。荒天予報の中、1日目、2日目は奇跡的に晴れたが、3日目はついに雨に捕まり、靴をずぶ濡れにされた。8月、白馬へ行った際も雨にやられて、足元をぐしょぐしょにされ、山靴の防水性を疑ってはいたが、…

運のつき

9月某日、前々から気になっていた大月市の岩殿山に登った。 中央線に乗るたびに大月駅から見える屹立した岩山が気になっていた。ネットによると岩殿山にはかつて岩殿山城という城があり、小山田氏という豪族の居城であったという。新田次郎『武田信玄』を読…

社内報写真家

社内報の表紙に時々写真を提供している。これはひとえに私の写真家としての腕を買われて名誉特派員の栄誉に浴している、というわけではなく、広報担当が適当な写真を持ち合わせていない時に無料の写真提供人として利用されているだけに過ぎない。 昨今は簡単…

幽霊

登山も長く続けると知らぬうちについていく癖がある。私の場合、歩き方が大きく変わった。足の裏を地面に擦ることがなく、足先の向きは真っ直ぐ前を向く。足を擦らないのは石ころを蹴ったりしないためで、足先が前を向くのはその方が効率が良いからだ。何も…

今更のランナー

去年の6月に「いわて銀河チャレンジマラソン」の100kmの部に出た。今更の話ながら、出場するまでについて書きたい。なぜ今更かという理由は読めば出てくるかもしれないし、出てこないかもしれない。 なぜ100kmマラソンにエントリーしたかと言えば、ノリとし…

頭を雲の上に

6月の終わりに富士山に行った。7月末に100kmを走る友人のトレーニングに付き合ってで、初めての新御殿場口コースだ。個人的に、夏の富士登山は「登山」という感じがしない。砂利・砂の道をただ歩くだけで、単調極まりない。今回はまさにトレーニングのためだ…

開聞岳―日本最後の地

少し前の話になる。 長い坂を下ると波の高い海と端正な開聞岳が現れた。空は白く曇っている。 2016年3月、私は鹿児島で一人旅をした。その初日は友人に勧められた知覧の特攻平和会館に訪れた。 特別攻撃隊、通称「特攻」。片道燃料で250kgの爆弾と…