クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

登山

夏の奥穂高岳登山②~穂高岳山荘から奥穂高岳へ

穂高岳山荘は奥穂高岳と涸沢岳の間の少し落ち込んだ部分にある。標高は3000m弱ということで日本で1番ではないが、最も高いところに位置する山小屋の一つである。 高い分、天候の変化も受けやすく、雨も風も受けやすい。ただ、この日到着した時点では雲は増…

夏の奥穂高岳登山①~ザイテングラートから穂高岳山荘へ

四連休の後半にふと奥穂高岳に行ってきた。初日を出勤したので四連休ではなく実際は三連休だったのだが、それはさておき後半の天気が良さそうだったので、金曜の夜新宿発、上高地行きを予約した。 上高地は5:20着。バスターミナル前でおにぎりをモリモリ食べ…

奥多摩駅から武蔵五日市駅へ〜御岳山トレーニング縦走

梅雨明けしたので運動不足解消に山へ行った。 この夏遊ぶために山道具の準備を続けているわけだが、まずは身体の準備が大切。真剣に遊ぶには事前の段取りが大切なのだ。 去年は梅雨明け一発目に沢へ出かけたら溺れ死にそうになるという目に遭った。慣らし運…

ビールのおいしいシチュエーションについて

緊急事態宣言、蔓延防止措置。去年はひたすらに自粛ムードだったのが、1年を経て耐えられなくなったのだろう。今日も電車は満員だった。 今年のコロナ対策はひたすら飲酒に向かった感がある。コロナに対する人々の恐怖心が薄れ、官の言うことを聞かなくなっ…

いくつから中年になるのだろう?

ここのところ月曜日は身体が重い。 なぜかと考えるに、平日は忙しいので日曜日にトレーニングでもしようとする。走りまくり、懸垂したり、腕立てしたりする。ついでに本も読みたいし、山道具も見に行きたいしと予定を詰め込む。結果疲れる。 おとなしく家で…

結婚と冒険と登山と

図書館がずっと休館になっている。 緊急事態宣言となるたびに休館になるので、さすがにどうかという話になったのか、予約すれば貸出だけしてくれるようになった。開館していてもそれほど混むところではないので、不思議な対応であるが、ありがたい話ではある…

山ヤの死と43歳

先日、長谷川恒夫に関する映像を見た。 言わずと知れた登山家と言いたいところだが、故人なので知らない人も多くなるだろう。私も知らない世代だ。 1947年生まれ。谷川岳などで初登攀をした後、マッターホルン・アイガー・グランドジョラスのアルプス三大北…

山頂ののんびりご飯

この前に遭難の話を山梨の百蔵山・扇山登山ではのんびりした。 その前の白毛門登山では、始発で家を出てマッハで乗り換え、マッハで土合駅を駆け上がり、マッハで登山道に入って、下山もマッハ。登山口から駅までは走った。 今回はゆっくりしたいと相方から…

ゴールデンウイーク遭難について考える

共同通信ニュースで「山岳遭難相次ぐ」と出ていた。 ゴールデンウイークに槍ヶ岳と谷川岳で遭難事故があったらしい。槍ヶ岳の方は3人全員となっていた。かなり不安定な天候だったので、天気が急に変わったのだろう。 毎年、ゴールデンウイーク山行は遭難シ…

富士山を眺める山へ〜百蔵山・扇山登山

百蔵山と扇山へ行ってきた。 いずれも山梨県の1000mほどの山で、百蔵山は大月市、扇山は大月市と上野原市の境に位置している。特長のない低山と言えば大変失礼だが、特に険しいところもないあたりが、人気の山である。 この何とはない山が人気なのは富士山の…

花が咲いたら出かけたい

ツツジの季節になった。 去年は梅が咲いてから、桜、ツツジ、バラ、紫陽花が気がついたら咲いて散っていて、いつの間にかアサガオの季節になっていた。 去年よりか花愛でる余裕があると言える。 好きな花はツツジとヒガンバナ。 漢字で書くと躑躅、彼岸花。…

登山前の天気予報の使い方

もうすぐゴールデンウイーク。そう言いつつ去年は1日しか休めなかった。 特に天気が良くて絶景写真とか送られてきた日には悔し涙が出てしまう。その代わりに雨予報だったりすると心安らかに仕事に励むことができる。 要は小さい人間なのだ。 そんなわけで私…

登山で些細なミスが命取りになりかけた話

先日の白毛門登山は比較的予定調和に終わった。 無風快晴の中で登頂し、予定していた電車に乗ることができた。ついでに久しぶりの外食を堪能して帰った。 しかし、些細なミスから、あるいは大怪我をしていたかもしれないことが起きていた。 白毛門登山の中盤…

谷川岳の雲の中に~白毛門山行

久しぶりに週末の天気がいいということで、発作的に白毛門に行ってきた。 白毛門は谷川岳の東にある群馬県の山で標高は1720m。奥にある朝日岳の前衛峰のように見える。 私も昨年の秋に谷川岳の馬蹄型縦走をやった時は、白毛門はパパっとパスして朝日岳に向か…

将棋と登山の最高峰

将棋の名人戦が始まった。 藤井聡太二冠の活躍で息を吹き返した将棋界だが、その藤井二冠もまだ挑戦できないのが名人戦である。名人戦はトーナメント方式の他の棋戦と違って、A級からC級2組までの5つのクラスに分けたリーグ戦形式で1年間戦い、A級の首位が…

『日本百名山』と旅の要素

山の本の代表格と言えば、深田久弥『日本百名山』である。あまりに有名なので、私も買って本棚に入れてはいるものの、なかなか完読できないでいる。 なぜかと言えば行ったことのない山は読まないからである。 先日、行った会津駒ヶ岳で私は百名山のうち47に…

山の行動食に最適なものは?

先日、会津駒ヶ岳にて断食の効用について説かれた。ただ、それはそれとして断食で登山はできないので、断食を説いた人も行動食を口にしつつ登っていた。 行動食に必要なのはカロリーである。軽くて、とにかくカロリー。低カロリー志向なんて言ってはいられな…

断食ダイエットと登山

会津駒ヶ岳に一緒に行った人が「断食ダイエット」をやっているという。断食とは文字通り食を断つことだが、そんなことできるのだろうか。 聞けば、最初に3日間かけて高カロリーの油分や肉類を断つらしい。そして次の3日間は食を断つのだと。やった後は胃腸…

山の遭難は人災という話~2つの山のトラブル

登山にトラブルはつきものだ。登山は非日常を求めて行っているのだから当然とはいえ、当然トラブルは起きる。ただ、そうそう起きてもらっては困るのがトラブルである。 会津駒ヶ岳に行っていたその日、2つの山でトラブルが起きていた。今回は2つの事件につ…

会津の不思議な駒ちゃんに会って来る〜会津駒ヶ岳山行

駒ヶ岳と名のつく山は日本全国にたくさんある。どのくらいたくさんかと言うとわからない。Wikipediaによると20ほどあるらしい。 北海道から新潟あたりまで十数個あるらしい。深田久弥『日本百名山』でも、由来は馬の形をした残雪や山が馬に似ているというこ…

オリンピック・パラリンピックは無観客でできるのか

オリンピック・パラリンピックの開催が危ぶまれている。 そう書くとやってほしそうな感じがするが、個人的には観客が入らないのならやらなくていいような気がする。そもそも世界中から人が来てお金を落としてくれることに大会の真価があるようなもので、それ…

太り始める年齢

どうも太った気がする。 現在身長172cm、体重は屋久島から下山した直後で56kgくらいだった。まあ痩せ型ではあるのだが、ここのところベルトにあたる腹の感覚が違ってきた気がする。腹回りには少しつまめるくらいの脂肪も乗ってきた。 今年はマラソン大会も軒…

登山はなぜ楽しいのか

今さらながら田中陽希さんの「グレートトラバース」を録画して見ている。現在は4時台というすごい時間帯に放送しているのでオンタイムで見ることはできない。 今は奥秩父、金峰山から甲武信ヶ岳に向かっている。と言っても再放送だから実際はかなり前なんだ…

身体と心の痛みのバランス

山に行くたびに怪我をしている。 今回の屋久島では右手首を捻挫。右の掌に痣。その他尻や足に打ち身とあちこち痛い。指先も軽い凍傷気味で、ピリピリしたままだ。そして日が経って肩も痛くなってきた。 痛い目に遭うともう行きたくなくなるのだが、痛みが引…

緑と雨の彷徨~屋久島放浪記③

屋久島の森は「もののけ姫の森」などと言われることがある。なるほど「もののけ姫」に登場した精密な緑の描写は屋久島と言えば頷ける。 しかし、まあ映画を見るとずいぶん穏やかな気候だ。雨なんか全然降らない。 実際の屋久島は「月に35日雨が降る」の言葉…

雨の森、雪の森〜屋久島放浪記②

屋久島では月に35日雨が降るという。 これがフィクションであることは小学生でもわかるが、実際に行ってみると嘘でもないように思える。雨の回数がとにかく多い。降ったと思えば止み、止んだと思ったら降る。 今回は、というか今回も、雨に翻弄されることに…

屋久島の杉さん〜屋久島放浪記①

屋久島に行った。緊急事態宣言とかいろいろあるけど、まあ休みが取れるのが緊急事態みたいなものだからまあいいかと。 今回は4年前に行った屋久島再訪。4年前は楠川集落から徒歩で入山し、宮之浦岳へ。縦走して淀川登山口に下山した。 今回はその逆を行く…

除菌族と生臭族

ある朝、事務所に行ったらアルコール消毒液を自動で出す機械が置いてあった。 手をかざすとプシューと噴霧してくれる。昨日まではポンプ式で頭を押さえるものだったのだが、ポンプの頭を押す時にウイルスが付くのを防ぐためだろう。変にハイテクなものが登場…

偏差値と登山者の自己矛盾

『岳人』の特集記事が服部文祥となっていたので久しぶりに買ってみた。 『サバイバル家族』を読んで、個人的にはさらなる服部さんブームである。 服部さんと私には接点も共通点も大してない。ただ、受験勉強の末、ギリギリで公立大学に滑りこんだあたりは同…

雪上キャンプのオキテ

今年は本格的な雪をまだ見ていない。 山の友達から「雪フミフミしたい」とのLINEがあったものの、緊急事態宣言があってなかなか山に向かえない。まあ山でなくてもキャンプだけでもというのが目下の望みである。 そうは言っても冬の雪上キャンプは過酷なので…