先週、野川沿いに散歩に出かけたら桑の実が成っていた。
まだ熟していなかったけど、去年食べて美味しかったことを思い出して、今週末も行ってみたら、見事に熟している実が出ている。相方と時間を忘れて夢中で採って、意気揚々と帰った。
桑の木はかつては地図記号になるくらいポピュラーなものだったらしい。
桑の葉を蚕が食べるので、養蚕の盛んな地域でよく植えられていたようだ。今は桑の実を食べられる子どもも少ないけれど、昭和の子どもにとっては1つのおやつだったという。まあ、私も昭和の子だけど。
ただ、野川にある桑の実は意外と知られているのか、大人も子どもも結構集まって収穫していた。
さて、相方と2人で1kgほど収穫して帰宅。
どうしようかと話した結果、ジャムにすることに。桑の実はつまむとすぐに潰れるくらい繊細で、長期間の保管はできない。1kgも一気食いできないのでジャムにして保存しようという結論となった。
実に付いている茎を取るのが面倒なので、そのままミキサーに放り込み、ペーストにし、グラニュー糖を入れて鍋で煮る。
夕食で肉を焼いてジャムを添えて食べた。
桑の実は英語で"Mulberry"と言うらしい。フランス料理なら白い皿に不思議な絵を描いて「但馬牛のフィレステーキ、Mulberry添えでございます」とでも言うだろうか。
とにかく美味しい週末でした。