これだけ聞くと16:25かかる計算になるが、そこには時差が存在している。日本とバンクーバーでは16時間の違いがあり、極東の日本の方が早い。日本時間にするとフライトスケジュールは次の通りになる。
出発17:00(定刻16:50)
夕食18:00
消灯19:00
朝食01:00
到着02:25
ざっとこんな感じで、夕食から朝食の間に日付変更線を越えるため、無理矢理に時間矯正されてしまう。
“Good morning!”とアナウンスがあるわけだが、もちろん身体は朝なんか迎えてない。それでも強制的にコーヒーで目を覚まして、朝食を食べ、飛行機を降り、“What’s your purpose to come here?”という質問にも堂々と答えねばならない。
相方とは半年ぶりに会ったのだが、草木も眠る丑三つ刻では頭がひたすらぼんやりしているだけだった。
行きに眺めていたAir Canadaの冊子の裏面にはHeineken のこんなキャッチコピーが載っていた。
“Jet lag is just a excuse to party longer.”
「時差ボケは単にパーティーを長くする言い訳だ」
そんなカッコいいこと私には言えない。ひたすら眠いだけなのだ。