クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

自転車で青梅の梅を見に行く

関西にある私の実家は、田舎と都会の中間にある。

電車に乗れば30分で都会だけど、市内には棚田もあるし猪も出る。今は少なくなったけど、かつては庭先に果樹があって近所からいろいろもらったりした。

無花果枇杷アケビ、金柑。これらは買うものではなくもらうものだった。

その中で少々残念だったのが青梅がなかったこと。昭和の子どもは青梅を生でガリっと齧るのがおやつだったらしい。しかし、今回書く内容は青梅の梅で「あおうめ」は関係ない。

さて、東京の青梅は「あおうめ」ではなく「おうめ」。週末、天気がよかったので「おうめ」に梅を見に行った。

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青梅の昭和レトロ商品博物館

青梅は東京の西。多摩川の上流に位置している。
今まで奥多摩駅までの乗り換えに使ったことはあるが、駅の周辺に来るのは初めて。駅構内もそうだったが、最近は昭和レトロで売り出しているらしく、木造の建物が多い。

昭和はもはや過去のものなのだ。

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青梅・梅の公園からの展望

東青梅、青梅と意外としっかりと街だった。

目的の「梅の公園」は青梅の少し先。最寄りは日向和田駅となる。駅からは徒歩10分か15分というところだろうか。

丘の中腹に梅の木が並んでいる。

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青梅産の梅もあるらしい

公園内は4か5種類の梅が植えられていて、白い梅は青梅産だそうだ。「梅」と付くだけあって昔から梅で有名らしい。

この梅の公園、どうやら数年前に再植樹されたらしく、公園中を梅が覆いつくすという感じではなかった。

ソメイヨシノなどは同じ遺伝子を持つせいか、一斉にドンと咲く。それに対して梅は種類も遺伝子も異なるせいか、「自分のタイミングで咲くもんね」という感じでそれはそれでいいのかもしれない。

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下から眺める梅の公園

公園には特設の駐輪場も用意されていて、スポーツサイクル用にポールを渡した台もあった(サドルを引っ掛けるやつ)。少し不便なところだが、自転車か電車で来るのがいいだろう。

この日は快晴。春の陽光の中で人々が思い思いにくつろいでいた。