クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

自転車

旅と登山と酒と~2021年を振り返る

今年も12月となってしまった。 子どもの頃、大人が「早いなあ、早いなあ」と呟いていて不思議に思ったものだったが、今はそう言ってしまう立場になっている。原因は時間に対する「体感」もあるだろう。しかし、それ以上に記憶が弱っているような気もする。 …

富士山を巡る自転車旅③〜本栖湖から三島へ

本栖湖を出た時には8時になっていた。 朝寝坊できるところが登山と違う。暗闇を走るのは危険だということを言い訳にのんびり支度ができる。 本栖湖から国道を富士宮方面に向かう。天気は曇り。 ここから海に面する富士宮まではほとんど下りだ。気持ちよく快…

富士山を巡る自転車旅②〜本栖湖キャンプ場

自転車旅はキャンプに限る。問題は荷物が増えることと、登山の時に比べて軽量化に対して杜撰になること。自転車旅で行けるキャンプ場は必然的にオートキャンパーと重なるので、ちょっと豪華にしたくなるのだ。 最低限のハズだったキャンプ装備 夕暮れまでに…

富士山を巡る自転車旅①〜大月から本栖湖キャンプ

相方が自転車を買ったので自転車旅行をしようとなった。 行くのは沖縄!としたかったが、時間的に間に合わないので近場にした。B-PALで石田ゆうすけさんが紹介していた記事を参考に富士山の周囲を巡るコースを設定した。大月駅から河口湖に出て静岡側に出る…

Bianchi C-SPOTS1がやって来た

週末に相方が自転車を買った。 服部文祥『サバイバル家族』に沖縄自転車旅行が載っていたのをきっかけに勢いで購入。私の場合、少なくとも1ヶ月は迷う。 GIANT ESCAPE R3と迷っていたが、なんとなく格好いいので、こちらを勧めた。スペックはほぼ変わらない…

北海道自転車放浪記-9

自転車旅に「放浪記」というタイトルは少しそぐわない。自転車族はどこかを目指して走っているので、あまり無目的に「放浪」している人はいない。目指すのは大概が端っこで岬などが目的地になり、自転車を今日も明日も東へ西へ、北へ南へ走らせることになる。…

北海道自転車放浪記-8

多和平からは阿寒湖方面に向かい、途中1泊して帯広に向かった。北からの追い風の中、まっすぐな道を滑るように進む。時折風の中に獣の匂いが混じり、しばらく走ると牧場が姿を現す。巨大な米俵のような藁の塊がぽつぽつとある。牧草ロールと言うらしい。 途…

北海道自転車放浪記-7

北海道らしい景色と言えば広大な牧場や地平線まで伸びる大地、緑の草原を自由に疾駆する馬。知床までを往路とすれば知床以降は復路となる。折り返しを迎えて最後には北海道らしい景色に出会いたかった。 知床からは海岸線を中標津まで進み、道東の内陸部を通…

北海道自転車放浪記-6

いよいよ知床に来た。 知床半島は北海道の角のように北東へ張り出しているが、その付け根から付け根へ知床縦断道路が走っている。西の付け根は斜里で、東の付け根は羅臼である。 私は夕べバーベキューをごちそうしてくれたお兄さん方に礼を言って別れを告げ…

北海道自転車放浪記-5

今振り返ると、過去の出会いを大切にすればよかったなと思うことがある。「旅は一期一会、出会いはその時だけ」と勝手なスローガンを掲げていたせいか北海道2週間の旅でその後につながる交流は何も残っていない。今でもサロマ湖近くのキムアネップで会った…

北海道自転車放浪記-4

同級生のライダーとは北海道に入って4日目に別れた。最初から日中の行動はバラバラだし、バイクと自転車ではあまりにスピードが違い過ぎる。旭川を過ぎて私は一直線に知床を向かったが、彼は最北の宗谷岬の方も行ってみたいという。 旭川からは山道を登って…

北海道自転車放浪記-3

船は真っ暗闇の北海道に着いた。 前日の23:57に舞鶴港を出港して23時間、23:00に小樽港に着いた。船から吐き出された自動車やバイク・自転車はたちまち方々へ散って行った。道沿いに見かけた牛丼屋で同級生と2人で飯を食い、24時間営業のスーパー銭湯で風呂…

北海道自転車放浪記-2

北海道へは舞鶴から小樽へフェリーで渡った。しかし、まずは自宅から京都に住むバイクの同級生の下宿に寄って一泊。翌日舞鶴に向かい深夜発のフェリーに乗る。何事もなければここらの記載は飛ばすつもりだったが、実は舞鶴までの道が一番困難だった。 出発2…

北海道自転車放浪記-1

部屋の片づけをしていると得体のしれないものが見つかったりする。プラスチックの書類を入れるケースの中から箱に入った数珠が出てきた。どこで手に入れたのか全く記憶にない。 その箱の隣にもう一つ箱があり、開けてみると写真がバラバラ出てきた。一番上に…