クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

火のある生活をしたい

先日、本栖湖でキャンプをし、焚き火で料理をした。

薪は売店で売っているのだけど、私の持っている焚き火台はチタン製の小型なので入らないし、入っても上に網を載せることができない。

そこで小枝や伐採された枝木を湖の周辺を拾い集め、新聞紙を使って火を点けた。その日はそれほど寒くはなかったけど、それでも夜は冷え込んだので、息を吹き込んで火を強くし、身体を温めてから寝た。

ぼんやり焚き火を見つめる時間というのはいい。

ガスの生み出す整然とした青い炎ではなく、ゆらゆら、チロチロした火は何とも言えない世の無常というか、世界が静かに動き続けている様を象徴しているように思える。

自宅でも焚き火を時々見つめたくなるわけだが、集合住宅の悲しさでなかなか実行できない。

近所に焚き火のできる河原とかあったらいいのになあ。