クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

清貧・焚き火キャンプ〜河口湖・本栖湖・三島、自転車旅②

本栖湖のキャンプ場は友人に勧められたところで、今回私も3度目になる。

良いところは、まず広い。天気の良い三連休ということで、それなりに混んでいたが、それでも隣とそれなりの距離感が取れる。

それと1人1500円とリーズナブルな価格だ。昨今は山のテント場でも2000円のところが出てきたことを考えると、水とトイレとゴミ袋が提供されてこの価格はお得。コインシャワー以外、風呂などがないのが難点だが、それでも十分だ。

われわれが着いてまずやったのはテントの設営。そして本栖湖の方に行って流木拾い。

薪は売っているが、清貧キャンプなので、できる限り自給する。

相方が以前勤めていた学校の子どもが「やっぱ泊まるなら星野リゾートくらいがちょうどいいよね」などと、ほざいて、いや、のたまっていたそうな。

星野リゾートはおろか、旅の半分くらいはテント泊のわれわれを見たらなんと言うだろう。

天気が数日良かったおかげで、拾った枝はよく燃えた。

焚き火で米を炊き、持ってきた豚バラを食べる。飲むものは途中のセブンイレブンで買った「ヨセミテロード」というワイン。カリフォルニアワインの好きな友人のお薦めで、値段の割にしっかりした味。

今回は火吹き棒、のこぎり、焼き網など、焚き火道具を充実させたので、充実の焚き火料理ができた。夜が更けると寒くなってきて、拾って来た枝を贅沢に使って最後は身体を温めて寝た。

まさに清貧キャンプの夜なのである。