山道具のことを連続で書いたのだけど、やっぱり最強の山道具は自分自身。登れる身体ということになる。
ようやく涼しくなってきたので夜のランニングを再開した。ただ、思った以上に動かない。5km走ると「もう、いっか」という気になってしまう。
いかんいかん。そんなんじゃ遭難してしまう。
登山にどのくらいの体力が必要かは登る対象にもよるところだが、ゆっくりでも12時間動ける体力がほしい。
日帰りで、例えば7時間の行程だったとしても家から駅まで歩いて電車に乗って、山に入って帰るとなると、のんびりしている時間を含めて15時間くらいは動いている。これがテント泊だとテントを立ててパッキングして、炊事をしてという作業が入る。
下山遅れなんかを考えると12時間ノンストップで動けると安心だ。
かつて、1番長い時間動いたのは北アルプスの読売新道。
朝2時過ぎにスタートし、三俣小屋に16時頃着いた。途中の水晶小屋でビールを奢ってもらったとはいえ(つまりほろ酔いで最後は歩いていた)、14時間ほぼノンストップだった。
あの時が7年前。体力あったんだなあ、と感慨に耽るだけでなく、少しでも体力を回復させておきたい。