クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

秋は紅葉、それとも読書?

会社で社内報に使うかもしれないので、紅葉の写真が欲しいと言われた。

紅葉の写真は意外と少ない。登山で紅葉に出会えるのは年1回くらい。高山と低山を組み合わせて2回くらいか。高山は何しろすぐに雪になってしまう。

10月に谷川岳の馬蹄型縦走をした時は、途中まで紅葉だったのが稜線で雪に変わってしまったこともある。そんな中で登山靴も履かずに短パンのトレイルランニング姿の人を大量に見かけてそれにも驚いた。

ここのところ猛暑のせいか、紅葉が美しくないらしい。

私も昨年は紅葉を期待して白神岳に行ったのだけど、10月初旬では紅葉には早かったらしく、絶景とはならなかった。

紅葉はこのところ難しい。

 

秋は読書という手もある。

ここは文学作品といきたいところ。ずいぶん前、自転車ツーリングに泉鏡花の『高野聖』を持って行ったら、まるで頭に入って来なかった。かと言ってあまりドロドロしたミステリーも嫌だな。

適度にシニカルで適度にユーモアのある読み応えのある本。そんな本を携えて紅葉の山に行きたい。