このところ登山に求めるものが変わって来たような気がする。
私は2012年の12月に初めて(ある程度)本格的な雪山として八ヶ岳の天狗岳に登った。その時から数年間はひたすら山登りのレベルを上げることばかりを考えていた。
夏は丹沢あたりの初級沢を登ったり、北アルプスをテント泊で縦走したりし、冬は八ヶ岳や南アルプスなどを中心に雪山山行。
かなり遅咲きというか狂い咲きだったけど、それなりに楽しかった。
それが徐々に変化したのは2018年くらいで、相方と出会ってのんびり歩くようになってからは山で何を食べるかとか、どうのんびり過ごすかが中心になってきた。
今までは具なしのインスタントラーメンを食っていたのに乾燥野菜を加えたり、現地でオリジナルカレーを買ったり。
去年は白神岳に行って、現地ガイドのおじさんからキノコを教わった。ブナハリダケを大量に持って帰って家で食べると独特の臭みがなんとも癖になりそう。これまで単に山に登っていた時に比べて、山を自分の内部に取り込んでいるような気がした。
今年はキノコか山菜を見つけつつ、キャンプ地で天ぷらか鍋をしつつ山を縦走できたら楽しいだろうなと思っている。