クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

紅葉と桜と菜の花

30代に入ってからある種の嗜好の変化を感じるようになった。

秋になると紅葉を見たくなったのがその一つ。子どもの時はなんで大人は季節のものを見に行きたがるのだろうと不思議だったが、そんな大人になってしまったのだ。

子どもの時はあとこの景色を何度見られるかなどと考えもしなかったし、見ることより体験すること、今楽しむことを優先していた。

大学時代のスキーなんて昼食も食べずに滑っていたし。

それが、のんびり花見に行きたくなったりするのはなぜだろうか。

日本には四季の変化がある。

シンガポールに居を移す日本人もいるけど、あちらは万年夏だし、花が咲き乱れるところではないらしい。私も少しだけアメリカのケンタッキー州にいて、冬は雪が降るようなところではあったけど、日本のような爆発的な桜、菜の花の開花や紅葉はなかった。

まさに移ろうということを感じるのは日本特有なのだ。

最近、自分の最後の地をどこにするか想像してみるのだけど、そう考えれば考えるほど日本って最後に過ごすにはいいところだなあと感じたりする。