クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

勝手にフライ選手権-番外〜串カツ

今年は年末年始の休みにみんな帰省するのだろうか。

核家族化が進む現代は正月休みが親戚との繋がりを持つ最低限の機会のような気がするのだが。いつでも会える気になっているとそのうち会えなくなるものだと思う。

 

去年の年始は実家を起点に大阪、京都、奈良を観光できた。

大阪とはコワいところである。

関西に生まれ育った私だが、大阪でもミナミや新世界というあたりはコワいところと教わった。「あそこに行くと人さらいが出る」という具合に、子供心に謎の恐怖心を煽られて育ったので、特に新世界あたりはついぞ足が向かなかった。

今年の正月は関西初心者の相方がいたのでなんとなく天王寺から新世界のある今宮あたりまでぶらぶらしてみた。

 

エントリーNo.番外 串揚げ

大阪は食い倒れの街とされる。ミナミや新世界に行くとそれがよくわかる。

東京の丸の内や銀座に行くと、「食事は雰囲気を楽しむものです」とばかりに上品な店が並ぶが、大阪では「食」が全開で、「人生とは食と恋と阪神タイガースなり」と割り切った雰囲気が出ている。

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大阪の写真が消えてしまったので、奈良の興福寺

新世界と言えば通天閣と串カツである。

通天閣は特に興味がないので登らなかった。直前にあべのハルカスにも行ったし。そういうわけで腹も減ったところで串カツ屋に入る。

大阪には鬼より怖い「大阪のおばちゃん」がいて、とにかく声がデカい。娘と孫たちを引き連れたおばちゃん(おばあちゃんだな)が私たちの後から入ってきて早速ビールを頼む。串カツが来る間にタバコをぷかりとさせて、孫たちに講釈する。

「あんたらな。ソースの二度漬けはあかんで!」

孫たちは「そんなことわかっとるわ」というのか、来る前にもさんざん言われているのか、非常におとなしい。

その後もやかましいのはばあちゃんばかりで、子どもが「トイレ」と言えば「独りで行って来ぃ!」と叱りつけ、3、4人いた孫たちの喧噪をかき消していた。

 

基本的に騒々しいところで食事するのが苦手な私であるが、串カツは喧噪の中で食べるのが正しいのだろう。

 食べたのは、アスパラやミニトマトの豚バラ巻きなど。パン粉がきめ細かくてどんどん腹に入る。周りがうるさいので大声で話す。昼間だろうとビールを飲む(この時私は飲まなかった)。

「人生はビールと串カツと阪神タイガースなり」

 

先週末、友人を招いて揚げ物をした。

「勝手にフライ選手権」として検討した中、メニューは

・トマトの豚バラ巻き

・アジフライ

・ジャガイモ

・ネギ

ということで基本は串カツシリーズ。トンカツとかコロッケは一品物でお腹がいっぱいになってしまう。

というわけで今回の選手権の優勝者は串カツとアジフライにしたい。

 

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