初めて買ったアウトドア用品はIWATNI PRIMUSのガスストーブとオピネルのナイフだった。
ここでバックパックや登山靴としないところが私で、アウトドアから思考は食に直行している。食うことこそ生きることと言えばカッコいいが、要は食いしん坊なのだ。
そんな今欲しいものはフライパン。今まで使っていたテフロン加工のフライパンがボロボロになり、鉄の地肌が剥き出しになってきている。焦げ付き防止のコーティングにはやはり限界があるようだ。
鉄製のフライパンならもう少し長持ちするだろうか。
友人がキャンプの時にはスキレットを使っていた。ロッジのスキレットでデザート・ステーキのご相伴にあずかったこともある。
そんなわけで先日、ようやくニトリでスキレットを買って、焼肉やハンバーグをやってみたが、大物の調理には小さいしちょっと無理がある。
ここはやはり専用のフライパンかなと探すことにした。
鉄製のフライパンにはその道の専門がいるようだ。
Turkというドイツのメーカーが老舗らしく、いろいろなサイトで紹介されていた。100年使えるフライパンというのがキャッチコピーらしく、質実剛健ないでたち。古い洋食屋の厨房にかかっていそうなモデルである。
しかし、高い。鉄の塊のくせに(なんて言ってごめんなさい)15000円以上する。私はプロの料理人になる気は今のところないので、ちょっと過剰装備だ。
件のロッジにはフライパンもあるようだ。
友人は何を使っているかわからないが、こだわる彼のことだからおそらくロッジだろう。調べてみるとこちらで1万円くらい。
もうちょっと何かないかなあと探していると、中華鍋で有名な山田工業所が出てきた。私の愛用する中華鍋は山田工業所で、職人さんが敲いて作るという造詣にも惚れ込んでいた。
しかし、一番使い勝手の良さそうな26cmが品切れ状態。
うーん。
そんなこんなで注文したのは遠藤商事というところのフライパン。
洋食器で知られる新潟県燕三条のメーカーだという。スノーピークも燕三条の金物屋から始まったというから、この遠藤商事も隠れた名工ではないだろうかと注文してみた。
今はどんなものが来るのか楽しみだ。この際だからTボーンステーキでもやってみようかと今は考えている。