クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

奥多摩・三頭山の虫祭り

ちょっと間が空いたけど、先週は奥多摩・三頭山に行ってきた。選んだ理由は特になく、行ったことがないというだけ。とにかく天気が良くてどこかに行きたかった。

三頭山は奥多摩に位置するのだが、多くの人は武蔵五日市方面からバスに乗ってアクセスするようだ。われわれは奥多摩駅から鴨沢西行きのバスに乗り、深山橋で下りた。そこから橋で奥多摩湖を渡り、三頭山に取り付く。

この日はかなり暑くなりそうだった。

三頭山は1531m。奥多摩湖からムロクボ尾根というルートから登ったのだが、結構長い。奥多摩湖が500mくらいだから頂上までたっぷり1000mくらいある。

しかし、この尾根はブナの森林が美しく、いわゆる森林浴にはちょうどいい。ただ、日が昇るにつれて虫の活動が活発になったらしく、顔の周りを虫がまとわりつく。この日は風もほとんどなく、羽虫が飛びやすいようだ。

奥多摩湖から登る人はほとんどいないらしく、先日の川苔山・真名井北稜と同様に独り占めで歩くことができた。

頂上はたくさんの人で賑わっていた。おそらく「都民の森」方面から来たのだろう。

後でヤマケイオンラインの説明を見ると、都民の森の方はブナを切り倒して人工林にしたため、水害で荒れ果ててしまったらしい。確かに登って来た尾根は美しいブナ林だったのが、頂上から片側は杉で反対側はブナといういびつな植生になっていた。

帰りは御前山から奥多摩駅に下りようとも思ったが、走るとかしないと夕方になってしまう。やむを得ず再び奥多摩湖を目指して「山のふるさと村」に下りる。

ところが奥多摩湖をわたる浮橋は当面通行止めとあり、行きに渡った深山橋まで奥多摩湖周回道路を辿って戻る。バイクが猛スピードでガンガン走るので、山以上に怖かった。

 

三頭山、初めてだったけどブナが綺麗でなかなかよかった。

御前山につなげて縦走してみようと思っている。