クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

『鬼滅』で話題の雲取山に登る③

単なる日帰り登山で3つも引っ張ってしまった。しかも『鬼滅の刃』の話はほとんどない。

相方に聞くと、『鬼滅』の作中では実在の場所がほとんどないらしい。

汽車が出てくるのだが、おそらく上野じゃないかとのこと。一昨年、作中に登場する「無限列車」のイベントがあり、妙義山に行くときに横川駅で目にしていた。どうやら上野でSLを走らせるのは不可能なので、群馬がコラボ名乗りを上げたようだ。

「実在」している雲取山のみが聖地とされているようなのだが、コスプレした人は見かけなかった。

さて、鬼が出ようと出まいと日曜日なので早めに下山しようということになった。

3時台にバスがないので2:39が目標。3時間で下山しなければならない。私の感覚だと走れば2時間くらい。ただ、相方もいるし結構ギリギリのラインだ。

ここから鬼に追われるでもなく、平将門のように追手から逃げるでもなく、バスを捕まえるための下山が始まった。

登山口のトイレに貼ってあるポスターによると雲取山の往復には11時間くらいかかるらしい。距離が長く、しばしば下山遅れが出るので、注意として張り出しているようだ。

われわれは行き4時間少々、帰り3時間ということでかなり急ぎ足での登山である。紅葉を写真に撮りつつも、急がねばならない。

『鬼滅』の炭治郎君について、相方は「こんなに整備された道だと鍛えられないなあ」とか言っていたが、毎日往復すればかなりのものだろう。

パッパと下るが単調で飽きる。残り2時間、1時間とバスの時間は迫る。残り45分というところで出くわした看板に「鴨沢バス停60分」と書いてあって大いに焦る。

最後は少々小走りで行くと、民家の脇に出て下のダム湖が見えた。

結局、バスの10分前に到着。バスは満席だった。