クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

積雪期谷川岳、天神尾根登山①

三連休ということで今年初登山に行ってきた。

まあ、翌週末はマラソンだし、相方はトレーニング不足だし、夜には天気崩れるみたいだし、と言い訳しつつ、谷川岳、ロープウェイから天神尾根。

日帰り楽々プランというわけだ。

天神尾根は8年ぶりくらい。前回は新幹線とバスというリッチプランだったが、今回は鈍行、土合駅往復とした。

 

土合駅は日本一のモグラ駅として知られる。

上越線の下り、つまり新潟方面乗り場は地下深くにあって、そこから430段もの階段を上がって地上に出る。エレベーターも何もないのだから、バリアフリーも何もあったものではない。ただ、昔から登山者が使うだけの駅なので、文句を言う人もいなかったのだろう。

上がるとまた、複雑怪奇な構造の駅で、道路を跨ぐ渡り廊下があって、そこを抜けてようやく駅舎に着く。
その昔、「近くていい山」と呼ばれて人が殺到していた時代はこの辺りも登山者が雑魚寝していたのだろう。キスリングに腰かけた登山者が土合駅いっぱいにいた昔の写真を『山と渓谷』で見たことがある。

土合駅からは道路を上がって、慰霊塔の前を通って谷川岳ロープウェイへ。

登山と銘打ってまだ登り始めにも行かなかった。

次回は好天の谷川岳へ。

(つづく)