クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

フルマラソン・シューズを考える

寒い日が続く中、今はマラソンのことで頭がいっぱい。ただ、もう今週末なんでジタバタしようがなくなっている。

3年前に出た時はNIKEの厚底シューズが脚光を浴びている時だった。いろいろ評判を探ると、厚底というのは3時間切りを目指すような高速ランナーのためのシューズらしい。走る勢いを増すために底が厚いんだとか。つまり、ノッタリノッタリ走るランナー向けではなく、エリートランナーの象徴なんだとか。

それが、大会に赴くと半分くらいがNIKEでびっくりした。その前は半分以上はアシックスだったような気がするが、嘘のようだ。

初めてのマラソン・シューズ

かつて北島康介が、SPEEDO社の水着が話題になった際、「泳ぐのは俺だ」というTシャツを着て大会に出てきた。スポーツは道具ではなく人の勝負だということなんだろう。

私は最新技術を知るのは好きだが、買うとなると比較的保守的になる。道具に頼りすぎるのはどうかというサムライ魂(先祖は商人だが)みたいなものまでもたげてしまい、定番を選んでしまうのだ。

厚底は値段が高いのと、すぐに履きつぶれてしまうらしい。技術に保守的というより、お財布に保守的と言えるかもしれない。

 

今回、私は前回と同じくアシックス。ターサージールという定番の「薄底」シューズで参加するつもり。

走るとカッ!カッ!という金属音のような硬い音がするシューズだ。

私の場合、出だしはエリートランナー並みの厚底が生きる走り方ができそうだが、後半はばててノッタリになってしまう。シューズの重さと推進力とお値段を天秤にかけると、結局は前回と同じでいいやとなった。

走るのは所詮私なのだ。