週末はなんとなく多摩川を南下して田園調布あたりまで走った。来年のマラソン大会に向けてのトレーニングである。
GPSなどを利用しなかったので正確にはわからないが、走ったのは30km弱。さらに田園調布からは東京駅まで14kmほど歩いた。ほぼフルマラソンの距離を移動したことになる。
疲れたけど、久しぶりに長い距離を体感できてよかった。
以前は会社から帰宅して15kmくらい走っていた。
15kmとなるとノンストップというわけにいかないので、1時間半くらいかかる。平日は15kmずつ走り、土曜日は20km、日曜日40kmほど走るというのが理想だ。平日のどこかで雨になればレストとなる。
最近はそんなことをすると仕事にならないので、ランニングは週末に集中している。
3年前に瀬古利彦さんにお会いした時、
「練習で50kmくらいをやっているとフルマラソンが短く感じますね」
と私が生意気なことを言ったら
「ぼくらもそんな気持ちで練習していました」
と言ってくれた。瀬古さんに言わせれば、最近のマラソン選手は走り込みが足りないそうだ。「もっと食ってもっと走れ」と各所で言っている。
100kmのウルトラマラソンの練習をしているとき、42kmというのは折り返しより前の通過点だった。それが42kmを目標に練習を始めると20kmが折り返しで、35kmからが異常に辛くなった。
これが不思議なところで、最終目標を変えるだけで辛さが全く違うのだ。ちなみに10kmだと最後の3kmがこれまた地獄の苦しみになる。
瀬古に言わせれば甘ちゃんなんだろうが、私はたかが一市民ランナー。そんなわけなので、今は原点に返って42kmをのんびり走る練習をしている。