クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

ASICSのマラソンシューズ・ターサージールを改めて評論する

登山者、山屋にもいろいろあって、ギア好きなんていう人はかなり多い。

金のかかったものではなく美しいまとまりが重要。この美しいという基準がミソで、過不足なく、身の丈に合った装備にしなくてはならない。

それでいくと、マラソンにギアは少ない。最重要はシューズで、あとはパンツとシャツ。スマートウォッチという人もいるけど、私はいつも登山用のプロトレックを使っている。

 

さて、日曜のジョギングではマラソンの本番で使っているASICS ターサージールで走った。これまで本番のみしか使っていなかったものの、練習用の方がどれも限界に来出したからだ。

そこで、ASICSのターサージールを改めて紹介しようと思う。

写真で見ると買った時に比べてずいぶんとヨレている。

この前に履いていたASICS ライトレーサーというモデルよりさらに軽い。軽さの秘訣はおそらくメッシュ部分で、肉抜きされたミニ四駆みたいだ。

履き心地はまさに裸足感覚。さすがかつてカール・ルイスのモデルを作ったメーカーだけのことはある。

裏は厚底全盛期にかなりの薄底。

トレイルランニング用なんかに比べると相当に薄いので、舗装道路意外を走ると足底を痛めるかもしれない。今回、野川沿いの未舗装路も少し走ったが、場所によって痛かった。

ただ、舗装路を正しいフォームで走るには問題ない。黒い粒々の部分がしっかりと路面を捉えてくれる。逆にナイキのシューズはソールのグリップが私には不安になるところなのだが。

 

今で4年ほど履いている。

総じてASICSのシューズはつぶれない。頑丈過ぎていつまで履いていいのか困るくらいだ。そしてとにかく軽い。クッションは踵のみ少し効いているので、踵から着地してつま先で蹴る走り方にはいい。

そんなところだろうか。

ただ、今回フルマラソンを走ってみて、はやり走力と持久力不足を感じた。靴に耐えるだけの脚がとにかく必要なシューズである。