ディズニーランド40周年という記事を見て「うひゃー!」と思ってしまった。
自分がそれくらい年を取ったことを知ったからで、ディズニーランドにそれほど思い入れはない。ただ、アメリカ滞在時に行ったフロリダのディズニーワールドはよく覚えている。
フロリダに行ったのは1990年の12月。確かクリスマスの時期だった。
私のいたケンタッキー州は霜柱が立つくらいの季節なのに、フロリダでは海に入れるくらい暑く、歩く人はTシャツに短パン。同じ国と思えないくらいだった。
ディズニーワールドの記憶はたくさんあるのだけど、何より大きかった。それは駐車場に始まり、園内、そして人も大きい。
駐車場は朝一はガラガラなので、適当に停めたら、帰りにはギッチリ埋まっていてどこに停めたかわからなくなっていた。
ただ、当時一番驚いたのは、人の歩くスピードだ。100kgくらいある巨漢がバケツサイズのポップコーンを小脇に抱え、それを食べながらスローモーションで動いている。まるで能でも舞うくらいのスピードで、ゆっくりゆっくりと。
時間の流れが園内と外で違う。これがアメリカ流の贅沢かと妙に納得した。
後年、東京ディズニーランドに行った時には逆に人の忙しなさに驚いた。
この2つのテーマパークの最大の違いはテーマパークの規模ではない。「人」だと思っている。