クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

大雪山は”花”がいい〜2023北海道山旅③

北海道2日目。裏旭岳4時前に起床。

本当は3時に起床のつもりが寝坊してしまった。まあ、最近は目覚ましもかけず、起きる時間を想定して寝るという「逆説的目覚まし」なのだが。

バタバタ準備して4時半に出発した。

 

トムラウシ縦走を諦めたので、層雲峡までは2年前に経験済みだ。ただ、今回は大雪山カルデラを半時計回りに黒岳を目指す。

大雪山は花の山。田中澄江『花の百名山』にも数えられている。

この花の百名山深田久弥日本百名山ほど人口に膾炙していない。それは、山の選定がかなり主観的で、万人に納得を得られないからだろう。

この後行った雌阿寒岳も『花の百名山』に入っているが、なぜ入っているのか少々謎だ。

しかし、大雪山は「花の百名山」に入っていて、まあ文句なしに花が素晴らしい。

雲ノ平と呼ばれる黒岳近くは絨毯のようなチングルマの綿毛だらけ。花の咲く時期はもっとすごいだろう。

もう花の時期は終わりなのか、残りは少ない。コマクサはわずかに見えただけだった。

黒岳から下りていくと、毒草で名高いトリカブト。相方によると本州のとは少し種類が違うらしく、花の蕾が広い。その蕾に蜂が忙しく出入りしていた。本州のは蜂が入れるほど開いていない気がする。

そんなこんな、2日目は途中から霧に覆われてしまったが、花を堪能して層雲峡に下りた。