クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

旅と登山と酒と~2021年を振り返る

今年も12月となってしまった。

子どもの頃、大人が「早いなあ、早いなあ」と呟いていて不思議に思ったものだったが、今はそう言ってしまう立場になっている。原因は時間に対する「体感」もあるだろう。しかし、それ以上に記憶が弱っているような気もする。

そんなわけで弱った記憶を蘇らせるべく、2021年の遊びを振り返りたい。

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いつの間にか紅葉も散り気味

①2月 屋久島縦走

発作的に屋久島へ行った。もう発作的なので天候は1日目の夜から雨。2日目は1度も止むことのない雨。

こんなこと初めてである。というかこんな日に普通は縦走しない。避難小屋でずぶ濡れになって思いっきり凍えてしまった。

しかし、3日目は時折日差しが出て、真打ち縄文杉やウィルソン杉、苔を愛でながら下りてきた。民宿に投宿し、4年前にも行った店で首折れ鯖と飛び魚を食べて人心地。屋久島の酒と言えば、焼酎・三岳だ。

ちなみに4日目も雨で、ことごとく雨の旅行だった。

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ガス・ガスの宮之浦岳

②8月 北海道横断旅

2月からいきなり8月に飛ぶ。去年あたりから閑散期がなく、しょっちゅう休日出勤した。その分が憂さ晴らしの旅行となっている。

昨年に続き、北海道の大旅行。

旭川空港から大雪山へ直行し、層雲峡に下山。北見で焼肉を食べ、網走監獄を見物し、知床を目指した。ヒグマにおびえつつ知床は硫黄岳から羅臼岳までを2泊3日で縦走。下山して釧路、阿寒湖を観光して帰路に。

公共交通機関を乗り継いでの旅行は少々面倒なのだが、旅という味があっていい。山の通り抜け、縦走ができるのも大きなメリットだ。

コロナのせいか、旅先で知り合う人がいなかったのが今回少々心残りだった。

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意外と天気に恵まれた大雪山

③大月~三島の自転車旅

登山じゃなく久しぶりに自転車旅をした。

思い付きで適当な旅だったが、本栖湖から朝霧高原は最高で、贅沢を言えばもっと天気がよければ。もう一度行ってもいいなと思えるルートだ。

最後の三島も水の街という感じでよかったし、鰻ももう一度食べたい。

自転車は登山に比べて腹が減りやすい。ゆえに飯が美味い。旅が終わっても2、3日は腹減り病になってしまった。

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乳牛と富士山の影

振り返ると遊んでばかりいる。他にも会津駒ヶ岳白毛門、奥穂高岳権現岳にも行った。

バーナード・ショーだったか「人は年を取るから遊ばないのではない、遊ばないから年を取るのだ」と言っている。遊ばないとますますいつの間にか年を取りそうだ。