クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

大雪と忍耐力

首都圏は7日夜から大雪となるらしい。積もりそうな雪ではないけど、まあ大雪だ。

山中を通る奥多摩方面や中央本線は運休ということで、あのあたりから通勤している人は休みか今なら在宅勤務なのだろうけど、昔は這ってでも来いと言われたのだろうか。

父親が山形で勤務していた時、何度か遊びに行ったけど、当然積雪は首都圏とはワケが違った。車も雪道走行で時速10kmくらいでゆっくり走る。東北人は忍耐力が強いと言うが、騒いでも雪は降るし、あれだけ降ると達観した心持になるだろう。

首都圏は騒げば雪が融けるというか、溶かしてくれる人が出てくる。小学校なんぞは生徒が転んで怪我をしないように大雪の前日から塩化カリウムを撒くらしい。東北の子どもからすると過保護と言えるかもしれない。

一方で、雪の少ない地域の子どもからすると大雪は数少ないイベントの一つだったりする。台風や大雨も楽しいイベントだが、こちらは外出禁止になるので微妙。やはり家が潰れない程度の大雪は楽しい。

大人は忍耐だが、子どもにとっては娯楽となる。

大雪が娯楽から忍耐になったらもう大人になってしまった言えるかもしれない。