昨日、「山ヤあるあるの世界」を挙げたけど、なんとなく当たり前というか、普通過ぎる内容でつまらないので続編を書いてみた。
④何でもないところで窮地に陥る
よくあるのが吹き溜まりの雪にハマって抜けないとか。最初はヘラヘラ笑っているわけだが、「あれ、抜けない。あれあれ!」と焦るケース。
他にもテントのポールの接続部が抜けなくなるとか。一度、真冬に本当に抜けなくて、素手で触ったら軽く凍傷になるという失態をした。
テントポールでの窮地は結構多くて、雪の上で滑って落としたり(結構滑るので注意)。連結するゴムがビロビロに伸びて設営できなかったり(ゴムを切って短くする必要がある)。
あと日光白根山の何でもない斜面で滑って自力で止まらなくなる(仲間が止めてくれた)とか、武勇伝にもならないところで窮地に陥っている。
⑤普段より飯が美味い
「あるある」と言うには当たり前だとお叱りを受けそう。
ただ、山で食べて美味かったからと言って下界で食べると恐ろしく不味いことがあることはあまり意識されない。
私の場合、ソフトクッキーとか歌舞伎揚げなんかは山でないと美味くない。
カヌーイスト・野田知佑さんは、アラスカで緊急用のビスケットが美味かったからといっぱい買って帰ったら、こんな不味いものがあったのかと感じたらしい。
そんなものなのである。
⑥カロリーがほしい
山での食事は軽くてカロリーが高い方が良い。昨今の低カロリーで高たんぱくと逆である。これがスーパーとかでの売れ筋とは別で、今や隅っこの棚でひっそりしていたりする。
スイスロールなんかはカロリーモンスターで、1本500kcalとかあったりするのだけど、潰れやすいというデメリットもある。ナッツ類は潰れにくいし、持ち運びに便利だけど、ずっと食べるのは飽きる。
件の漫画『でこぼこてっぺん』では行動食にナッツ類、夕食にポップコーンというメニューにしたという食料担当がいたらしいが、わからなくもない。でも実際自分が食べるのは嫌だな。
やっぱり、少しはマシなものを食べたい。