クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

テント泊の醍醐味は?〜夏の雲ノ平山行③

双六小屋には3時頃着いた。本当は三俣小屋が目標だったが、この日は無理。荷物が重すぎた。

ちなみに今回の重量の原因となっている食料を書いてみると

・レトルトのカレー・深川めし・牛肉のワイン煮など7食

・米5合

・インスタントラーメン6食

・インスタント焼きそば2食

アルファ米8食

・行動食としてナッツ類・歌舞伎揚げ・かりんとう・クッキー・飴

・スポーツドリンクの粉末・味噌汁や豚汁の素

2人で6泊7日くらいの食料を用意した。レトルト食品が多いので重量が増している。私のバックパックは20kg少々。相方は20kg弱くらいか。

双六小屋は着いてみたら予約が必要とのことだった。
ただ、来てしまったものは仕方ないということで受付してくれた。同じくテント泊の人に聞くとみなさんシッカリ調べているようだ。山中を彷徨したいなどといういい加減なプランは私たちだけのようだ。人によっては3ヶ月前から予約しているらしい。

ただ、山の天気も何も決まっていない状況で予約というのはいかがなものだろう。テント泊の最大のメリットはその日の天候や体調に合わせてプランを変える自由だと思っている。すべてが事前予約となれば、予め決めた計画を消化するだけの登山になりはしないか。

ちょっと不安である。



さてさて、そんな不満はともかくテント泊の楽しみは他の登山者とのおしゃべりだったり、食事だったりする。

コロナ、コロナで街中ではしゃべりにくいが、山は通気抜群。気持ちも開放的になる。距離をとりつつも今回はわりと多くの人と話すことができた。

双六小屋の前で最初に話した夫婦は滋賀から来たという。明日は鷲羽岳に登り、私たちと同じく雲ノ平でテント泊。翌日1日で新穂高温泉に戻るらしい。逞しい足をしていて2人ともトレランスタイル。小柄な奥様の方が元々ランナーだという。素晴らしい。

このおしゃべりこそがテント泊の醍醐味だ。

さて、この日のもう一つの楽しみ、食事。

今回は生米を5合も持って行ったので、少し高級なレトルトカレーを食べる。具がゴロゴロで1食350円くらい。日数の長い山行では食傷にならないことが重要なのだ。

腹が膨れると昼間の疲れもあってうつらうつら。結局7時には寝てしまった。