五名山と銘打って、深田久弥を向こうに書こうと思ったけど、ちょっと休憩。誰も期待していないと思うけど、ちょっとずつ書こうと思う。
さて、ヘッドライトの話が中途半端になっていたので、今のところの完結編を書いておきたい。
ブラックダイヤモンド・スポットを先日久しぶりに使ったが、まだまだ衰えてないというか十分使えることがわかった。それではもう一つ、モンベル・リチャージャブル パワーヘッドランプを持っているのはなぜか(名称が長い...)。
それには大した理由はない。3年前に雲ノ平に行こうとした前日の夜にヘッドライトがないことに気づいて、慌てて買った(正確には買ってきてもらった)からである。
ちなみに買ってきてくれた相方も、山行の前日にヘッドライトが「ない!ない!」と焦ったことがある。この時はペツルのアクティック コアというカッコいいモデルをなくし、アウトドアプロフェッショナルとかいう謎のブランドのものを買ってきて今使っている。
2人して間が抜けていて時々怖い。
このモデルは乾電池ではなく充電式となっていて、USBケーブルで充電可。この方式の良いところは携帯電話用の補充電池で、充電ができることで、電気製品の多い昨今では重宝する。
ブラックダイヤモンドやペツルでも、もちろん同様の製品は出ているものの、ヘッドライトより安いのがモンベルの強み。比較するとすると2000円くらいは安かったりする。
相方のなくしたアクティック コアも現在7600円となっているので、コスパはやはりモンベルが最強だ。
さて、使ってみての感想。
外ではセンターの白いランプを使う。LOWモードではカタログ数値で35ルーメンで、普通の登山道を使う分には何も問題ない。HIGHモードというのもあって、この場合は200ルーメンにアップするが、電池が勿体ないのと、照らした箇所以外が見えにくいので、あまり使っていない。
メインのランプはブラックダイヤモンドやペツル方が優れているように思える。モンベルのモデルはLEDに反射板というかなりシンプルな構造なのに対し、ブラックダイヤモンドはレンズに工夫があって、少ない光量をうまく使っていた。ルートの見極めのいる雪山などでは正直ブラックダイヤモンドが使いやすい。
一方で、乾電池タイプは寒さに弱いので、ブラックダイヤモンド・スポットはそのへんが泣きだった。
ヘルメットに着けて外気に触れさせておくと、突然パワーが落ちて、場合によってご臨終となる。モンベルのは安くてもちゃんとリチウムイオン電池なので、今のところ途中で切れるということはない。電池がへたったらわからないけど。
これは電池の問題なので、ブラックダイヤモンドでもリチウムイオン電池のモデルを使えばいいだけの話なのだが。
テントの中では両脇の小さいランプを使う。
これは暖色系の光で、狭い所で使うのに目がチカチカしない。この機能は気に入っている。ブラックダイヤモンドの方は、赤色ランプというもの付いていて(これも両脇の小さなランプ)、山小屋ではときどき使ったが、手元が真っ赤に照らされるのは少々不気味であった。
最後に、スイッチはモンベルの場合は少々固いパチパチいうボタンを2度押しすると点灯する。最初に買ったものはなぜか反応がわるかったので、店頭で交換してもらったら今は問題ない。
誤作動で電池がなくなるということがないでこれも地味だが気に入っている。
まとめると、
・コスパ ◎
・明るさ ○
・操作感 ○
という感じ。
いやはや、ヘッドライトだけで3つも記事を書いてしまった。
こういう小物は男心をくすぐるので、困ってしまう。他の山道具と比べて手ごろなのでついつい手が伸びるという面もあり、余計な支出の元凶となってしまう。
今週末もちょっと出かけて...ってやめておこう。