クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

3シーズン用登山靴に悩む②〜過去の遍歴AKUとSIRIO

果たしてニューブーツはLA SPORTIVAに決着するのか。それについてはのんびり決めるつもりだ。

まあ早いところ新製品のAEQUILIBRIUMを試してみたい。

 

ところで店員さんと話していたら、過去私が履いた登山靴の選択は間違いなかったらしい。

誰の参考になるかわからないけど書いてみよう。

 

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AKU フィッツロイ GTX

①AKU フィッツロイ

これは冬山1年生の時に買った。

前コバは付いていないので、完全な厳冬期登山靴ではない。ただ、若干の保温材が入っているという中途半端な代物である。

幅は私の足に合っている。つまりSPORTIVAの合う人には合うだろう。

ただ、私の足は甲が薄く、扁平足気味なので、クランポンを着けると靴の中で上下に動いた。おまけに踵の肉も薄いので踵だけ靴擦れになることがあった。

逆に言えば、SPORTIVAで上下の圧迫感を感じたらAKUが合うかもしれない。

 

なお、このフィッツロイだが、もう10年近く前に買ったものなので、お店の人からはそろそろ崩壊するかもしれないという注意を受けた。ソールがきれいなだけに捨てるに忍びなくて困っている。

 

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SIRIO 型式不明

②SIRIO 型式不明

数ヶ月前に山幸という店を覗いたことがある。

店長は登山靴に殊の外拘りがあるらしく、というかいい加減な心持ちで行くとお叱りを受けそうな雰囲気すらあった。以前に書いた気もするが、この時勧められたのはSIRIOである。

 

SIRIOの靴と私は初対面ではなく、以前愛用していた。これは買ったのでなくもらったもので、一緒に富士山へ行った先輩から譲り受けたものだ。先輩はゼビオかどこかで適当に買ったと言っていた。

このSIRIOもまあ酷使した。富山・折立から雲ノ平を経て新穂高温泉2泊3日とか、長野・扇沢から鹿島槍ヶ岳五竜岳を経て遠見尾根の1泊2日とかはこの靴で行った。

初心者向け、富士山用の靴なので、同行者からはふざけているのかという顔をされたけど。

 

SIRIOは足の幅に合わせて3E、2Eという具合にサイズ展開がされている。足のサイズは大抵縦の長さのみで測るから、横はメーカーを選択して選ぶことが多いが、SIRIOは横の長さも面倒を見るというわけだ。

過去履いていた靴は型式もサイズも不明だが、先の山幸では3Eという判定を受けた。軽さや包み込むような履き心地はLA SPORTIVAが一枚も二枚も上手だが、価格は下手をすれば半分くらいとなる。

価格を考えればSIRIO。

 

そんなことを考えるとますます混迷を深めそうだ。