うじうじと梅雨空のように登山靴に悩んでいるうちに梅雨が明けた。
いい加減山に行きたくなったので、午前中に奥多摩を走った。週末は予定が立て込んでいるので下山したら直接ショップへ急行。
最後に決めたのはど定番のドランゴ タワー GTXである。
数年前に一度試着したことがある。
その時は黄色、赤、青の信号色展開で、石井スポーツオリジナルで紫なんかもあった。今回はグレー一択。
その時より足型は少し広がったとのこと。当時は私にとっては幅が少し狭かった。
しかし、申し訳ないがSIRIOなんかよりカッコいいんだな。
まだ実戦デビューしていないのでナンだけど、つま先にはクライミングゾーンがある。岩場ではつま先が乗るかどうかが重要なポイント。
同じ登山靴でも富士山用と謳われているモデルはつま先から踵まで同じソールパターンが多い。その場合、つま先で岩に乗ると岩角に引っかかったりと少し怖いことがある。
'CLIMGING ZONE'とあれば絶対安心というわけではないが、あると単純に「岩場で使ってもOK」というお墨付きがあって嬉しい。
ちなみにトランゴシリーズはトレッキング用のTRKのソールにもクライミングゾーンがある。
試しばきの感想としてはカタログ重量700gより軽く感じる。まあ他メーカーより軽量なのがSPORTIVAの特徴なんだけど。
一応踵にクランポン用のコバ付きなので、残雪期くらいは使うつもり。前コバはないので、セミワンタッチなら使える。
とにかくお値段は税込で5万円弱。ここ数年でNo.1の高額山道具となった。こうなるとあと5年は使わねばとかケチな考えが出てきてしまう。
店員さんの話では耐久性は軽量モデルのトランゴテックよりは上。最新のエクイリビウムはトランゴテックと同じくらいなのでやや弱いとのこと。
今回は高い買い物になってしまった。こうなるとすぐにおシャカにするわけにいかない。ソールを少なくとも一度は張り替えて使うつもりだ。