ここのところ暑くてどうも身体がおかしい。おかしい原因は単に暑いというのもあるが、涼しいところで過ごし過ぎたということも大きいだろう。お盆休みの北海道旅では最初の旭川こそ30℃を超える日が続いたが、網走、知床と行くと連日最高気温は20℃そこそこ。過ごしやすくて帰りたくなかった。
そんな北海道登山で役に立ったのはモンベルのマウンテンガイドパンツ。
モンベルのパンツは登山を始めた頃から使っているが、あまり使い心地が良くなかった。理由は1つで太ももも裾も広くてフィット感が非常に悪いこと。風が吹くと袴でも穿いているかのようにバサバサと揺れていた。
時を経てモンベルでもスリムフィットが出ているということで買ってみたのがこのマウンテンガイドパンツ。元店員である相方ご推奨の商品である。
私の場合、172cm、56kgでS-LONGサイズ。ウェストはSで裾はMと同等。このサイズバリエーションの多さがモンベルの強みだ。逆にウェストMの裾はショートというモデルもある。
知床縦走でこのパンツの役立った点は
①頑丈
②乾きやすくそこそこの保温性
③ストレッチが効いている
どれも登山用パンツに求められる要素に違いないが、もう1本持って行ったパタゴニアの薄手パンツ(商品名不明)と比べると適していた。
知床のワイルドな縦走では灌木や笹を蹴散らして進む必要があり、露で濡れるは、脛を強打するわで大変なのである。したがって、脛をそこそこ保護してくれて、濡れても早く乾いてくれる必要がある。
あまりダボダボしていると灌木にひっかかるので、スリムフィットの方がよろしい。スリムだと屈伸時のひっかかりが気になるので、ストレッチは効いているとなおよろしい。
それと気温は明け方に0℃近くまで下がったので、薄手では力不足。中厚くらいがちょうどよかった。
バックルなんかのパーツもかなり精度が高くできている。他メーカーのですぐ緩むバックルのパンツに当たったことがあるが、モンベルはそのあたり完璧。
そんなわけで整備が行き届いてない北海道縦走のMVP候補。
パタゴニア フーディーとどちらかと言えば、うーむ、今回はマウンテンガイドかな。
脚が長く見えるしね。